ケータイ刑事 THE MOVIE 予告編のおはなし
今日は東京も激しい雪降り。自宅の仕事部屋の窓から見た風景もこんな具合。奥さんは、昼前に鈴木浩介監督の「こまねずみ常次郎」に出演するために出かけていったが、僕は自宅作業。
明日から撮影なので今日は朝からカット割り。短編なので、昼までにやり終えて午後からは「銭形雷」のプロット書き。勘が働いて本来土日の撮影を日月に延期したのだが正解であった。助監督時代に染み付いた勘は鈍っていないかも。
ところで巷に流れる「ケータイ刑事 THE MOVIE」の予告編は実は僕が自分で造った予告編である。
http://www.showtime.jp/tbs_bbb/trailer/tr_zenigatamovie_01.html
もともと本編の監督が予告を拵えるなんてことはないのだが、今回に限ってはいろいろあって僕が作ることになってしまった。僕も、長崎俊一監督「誘惑者」の特報作りが予告最後の仕事だから、かれこれ16年ぶりの予告編監督だ。とは言え、僕は使う画と構成を考えただけで、編集の大永君が中心になって作ってくれたものである。「血を吸う宇宙」で予告編をつくってくれた松江哲明君のブログではこの映画の予告を作りたかったと書いてくれていたけど、残念。本人が作ってしまっていたのだよ。コンセプトは70年代~80年代初頭の角川映画や東宝東和の予告のようなコケオドシ予告。予算があれば内海賢二さんに大袈裟なナレーションを入れて欲しかった。コケオドシの字幕~メインテーマで人物紹介して、スローバラードの歌でコピー字幕を嘗め出ししていくと言う構成は、かつての角川映画なんかで多用していた構成だと思う。最後に「もう大人にはまかせておけない」(渡邊睦月作)と言う一言を入れたのは丹羽さんの注文で、これは誰が言っているかわかりますよね。
最近は予告編で楽しめるものが少なくなった。昔は予告見るのが激しく楽しみだったのに、近頃はさっさと本編やって欲しいと思う。そんな僕が選ぶ予告編ベストスリー
1、キャノンボール 2 オルカ(知らないだろうなあ) 3 タワーリングインフェルノ どれもこれも、本編と偽りありのマヤカシの予告で、しかし、それが楽しかった。あ、「ケータイ刑事 THE MOVIE」は本編も面白いですけどね。
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