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2006年1月16日 (月)

ワークショップ&短編準備

 昨日まで三日間、ある俳優事務所が開いている新人役者のワークショップだった。今回は参加者が多いので2クラスに分けたが朝から晩まで一人一人の演技に集中してなんらかのコメントを与えるのは撮影より非常に労力を要する。しかも、相手は現役のグラビアアイドルから舞台俳優、地方から来るまったくの素人と様々なので、まとめて一言ポンと言うわけにも行かない。特に今回は来週選抜メンバーで短編映画を撮らなくてはいけないので、こっちも真剣だ。

 こうしたワークショップをやっていて最近思うんだけど、確りとした芝居をできる俳優が少ないと思う。昔は、新劇でしっかりと芝居の基礎を叩き込まれないと役者になれなかったと思うんだけど、そう言った価値観より「好きなこと」をやるためだけに役者と言う稼業を選んでいるいる人が多すぎるのではないだろうか?例えば「小劇場」がブームになって以降、その傾向が強く、映画もデジタルビデオカメラ(DV)とパソコン編集で簡単に映画が作られるようになってから映画の「小劇場芝居化」が進んでしまったように思う。プロとアマチュアの垣根がどんどんなくなってボーダーレスになっていくのと同時に、トータルな芝居、映画のクオリティがどんどん下がっている。

 僕個人は、DVで映画を撮る時と、仕事で作品作りをする時ははっきりとスタンスを変えるようにしている。自主映画には自主映画の方法論があって、そこではプロの仕事ではできないアンダーグラウンドな「地下映画」を目指すべきだし、仕事で映画やテレビを撮る時はより職人仕事に特化して映画表現をとことん追及するようにしている。世の中にはいろいろな映画があっていいと思うが、それを冷静に客観的に使い分けて楽しめる能力も必要だろう。

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