« ケータイ刑事 銭形雷 | トップページ | ワークショップ&短編準備 »

2006年1月10日 (火)

輪廻

http://www.j-horror.com/

 日にちは前後するが、今年最初に見た映画は清水崇監督の『輪廻』だった。1月7日初日に川崎のチネチッタで見たが、なかなかの傑作だったのではないか?清水の映画は自主映画以外は全て見てきているが、今回の出来が一番いいと思った。描写で怖がらせる作風も健在だが、物語そのもので怖がらせ、面白がらせようと言う演出技術に磨きがかかっている。封切ったばかりなので、いろいろ書くとネタバレするのでやめておきますが、幽霊表現ももうそろそろ飽食状態なので、オーソドックスではあるがこの方法論を貫き通して欲しいと思う。

お正月に酷いドラマばかりを見ていたので少し頭をクリーニングできたかな。物語をそのもので怖がらせたりと言う演出技術は脚本だけではなくて、一つの話をどういったカットと間合いで楽しませるかと言う演出技術なのだが、『里見八犬伝』だとか、『女王蜂』だとか、本来絶対に面白くなる題材をどうやったらこんなにつまらなくなるのかと言う演出しかしていない。『里見八犬伝』なんか、『銭形零』の撮影の頃から準備していて、泣く泣く優秀な助監督をとられてしまったと言うのに、約1年の準備をかけて、撮影日数も予算も映画に負けない製作費をかけているのに、『輪廻』の1億光年分の1も面白くなかった。『輪廻』がこの後どういう批評を受けていくのかわからないが、作品の出来と言うものの判断基準を「好み」や「わかりやすさ」だけではなく、批評できる思想が欲しいところだ。

|

« ケータイ刑事 銭形雷 | トップページ | ワークショップ&短編準備 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/15626/300873

この記事へのトラックバック一覧です: 輪廻:

« ケータイ刑事 銭形雷 | トップページ | ワークショップ&短編準備 »