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2006年5月17日 (水)

5月14日 御殿場ロケ 星野真理はうまい!でも撮影はきつい!

20065_020 この日は早朝出発で御殿場へ。思った以上に早く到着するが、霧が出ていて表の実景が撮れず。そのまま中の撮影へ突入するも、助監督の段取りが非常に悪くて実際撮影が始まったのは9時40分。この日は、奥さんも旅館のおかみ役で出演してくれたのだが、トイレ休憩の間に撮ったこのスナップの僕の顔が現場の様子を表している。

 それでも撮影、照明が頑張ってくれたおかげでかなりいい画が撮れたと思う。今回は画面の色調をカメラ内で調整したり、後処理で色づけしたりするのではなく、物語の進行に従って、心情表現を、窓の外の光にフィルターを使って色調を整えて表現してみると言う方法に挑んでみた。中川信夫をやってみたかったのだ。そのぶん、現場は大変なことになったのだが、この日は泊まりもでもあったので、凝った画作りができた。現場に来てくれていたキングレコードの山口さんもモニターの画像を見て満足そうだったので一安心。古い日本家屋に行くとどうしてもこういった画を作りたくなってしまうなあ。障子って、灯りを凝りたくなってしまうんですよね。金谷さんのカメラワークもダイナミックでなかなかいい。

 俳優部では、星野真理さんの職人的芝居技に感心する。こういう短い撮影の場合、芝居に時間がかけられないので、的確に過不足ない表現を淡々とやってくれる役者には随分と助けられる。本来、役者は皆こうあるべし!と、僕は常々思っていて、現場で僕(私)の芝居はどうだったかと言う演技論を仕掛けてくる役者は映画向きではないと思う。と言うか、芝居は出来て当然なので、いまさら自分の映画で演技論なんか考えたくないので、星野さんは僕の現場にとっては理想的な役者であると言える。うちの奥さんとの星野さんとのやりとりは中々お芝居を楽しめるシーンになったのではないかと思う。 うちの奥さんも芝居上手だからね。滝本ゆには、奈良岡朋子になれると思うんだけどなあ・・・。幽霊役の阿久根裕子はワークショップで知り合って、仕事の現場で一緒になるのは初めてだったが、彼女も役の儚さを確り表現できていてビジュアル中心の幽霊の中で、美しい亡霊を演じてくれて素晴らしかった。あと、『東京ゾンビ』の監督で「殺し屋1」などの脚本家、佐藤佐吉さんとは初対面だったが、今回は俳優として「汗臭い座頭市」の亡霊を楽しそうに演じてくれてこれもまた中々面白かった。

 と言うわけで、撮影スタッフと俳優部のおかげで作品の方は楽しい仕上がりになりそうだ。若い助監督には大きな問題はあるけどね。次の撮影は19日。今度は現場で怒らないで最後まで乗り切りたいです。と言うか、こんなに怒りながら現場を進めたのは初めてだったよ。

 

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