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2006年5月23日 (火)

怪談新耳袋 個人的クランクアップ 今日もきつかったが楽しかった!

060522_203102 今日は僕が今回最も力を入れて撮りたかった回だったのだが、例によって井口君が1時間近く押してしまい、僕に与えられた日没までのシーンを撮れる時間は2時間半だった。日没までの予定カット数は30カット近くあったがこれは無理であると判断。現場に早めに着いたので、自分がロケする玄関のポイントを決めカット数を削ってなんとか日没までに撮りあげる算段を考える。井口組の時間の隙を狙って、星野真理さんや亡霊役の女優さんにも協力してもらって動きを固めたが、星野さんが非常に優秀な女優だったので、動きでカットを割らずにできるところを何箇所か見つけられたのがよかった。スタッフは、結局昼食時間なしで僕の現場に突入することになった。朝7時30分から撮影開始して、昼休みなしはきつかっただろう。それでもスタッフは淡々と僕の現場を進めてくれる。早乗りして役者に協力してもらって勉強させてもらったおかげで、何とか日没には間に合った。夕方からは時間をかけてようやく休憩。スタッフもほっとした表情が見える。撮影も先が見え始めたからね。

 夜に入ってからは、黒沢清言うところの、いわゆる「扉の向こうの影の法則」を使ったホラーシーンをじっくり撮る。このシーンでもまた、星野真理さんは絶妙な芝居を見せてくれる。ホラー独特の「嘘の間合い」にも、的確にメリハリの確りした芝居で対応してくれるので、本当に楽だった。世の中の全ての女優が星野さんのように優れて職人的であってくれればいいのになあと思う。夜は中々思い通りのカットが撮れた。ゴシックホラー的な怖さが少しでも出せていたらと思う。

 と言うわけで、僕の撮りは今日で終了。星野真理さんも今日でアップなので、花束を渡して記念写真。本当にお疲れ様でした。 28日からは黒沢清組でも活躍する「キングオブホラー編集」の大永君にカッティング協力してもらう予定なので心配なし。いろいろきついこともあったが、中々楽しい撮影でした。撮影、照明、俳優部の皆さんには特に感謝、感謝、皆さんまたどこかで仕事ご一緒したいです。

 と、ほっとする間もなく「銭形雷」の脚本が豊島から届いていたよ!

 

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