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2006年6月20日 (火)

午後からMA

 今日は午後から『ケータイ刑事』のMAなんだけど、朝型人間の僕としては午前中休んで、午後から仕事やると言うのは実に苦手です。朝から午後一くらいにかけてが一番頭がクリアなのに、その時間漠然とした時間を過ごすと言うのが勿体無い。特にMA本番とか集中力を維持しないといけない時は他に映画を観にいく気にもならないし、せめて何か他に打ち合わせでも入っていればいいのだが・・・。そういえば、昨夜は「銭形泪」を撮っている夢を見た。黒川芽以が歩いて事件の謎解きをしている場面。歩幅とドリー(移動撮影)のタイミングが合わなくてNGになると、「あ、私の方で歩幅調整します」と黒川芽以が言い出し、カメラの近江さんが「役者さんはそんなことを心配しなくていいから芝居に集中しなさい、こっちで合わせるんだから」といい、その直後にドリー車を押していたカメアシ(撮影助手)を物凄い勢いで怒り始める。と言う現場で何十回も見た場面だった。

 そう言えばこの間の銭形雷の撮影で、近江さんのカメアシへの怒り方に感銘した。一日中怒ってはいるのだが、そのカメアシがカメラマンとして一本立ちする為には何が必要なのか?と言うことを実に考えた厳しい怒り方をしている。ある時などは、割り本(脚本にその日何を撮るのかカット割りを線引きした台本)の意味を理解していなかったカメアシから仕事を取り上げ、「このカットの意味を答えられるまで仕事しなくてよし」という事になった。これはスタッフにとっては結構きつい懲罰だ。自分がいなくても現場が動いていってしまう。勿論一人でも欠ければ現場は大変になるわけで、そのシーンは近江さんにリスクはどうしたってくるんだけど、そうしたリスクを犯してまで「物を運ぶだけじゃなく、カメラマンとしてものを考えろ」を徹底させたところは凄い。頭ごなしに怒るのではなく、何が自分にとって必要とされているのかを理解させながら教育していくことは中々難しいことだと思う。その日怒られた子がいいカメラマンに育つことを祈っています。

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