« 撮影前日 | トップページ | LOFT ロフト 黒沢清監督 »

2006年9月22日 (金)

アプレ ショートフィルム クランクアップ

Sn340037 アプレのワークショップの流れで創るショートフィルムの撮影が終了。今回も撮影、照明を自分でやってみるが、実に楽しかった。勿論俳優のワークショップなので、演出もやりますが、普段は出来ない撮影監督をやれるのがこの枠は何より楽しいかも・・・。今回は、見習い的ながらプロの現場も経験している撮影助手がついたので、重い三脚をセッティングしたりとか肉体労働をしなくてもすんだので、純粋に画作りを楽しめた。特に照明が楽しかった。照明一つでこんなに映像の雰囲気が変わるものかと、改めて再認識。映画と言うのは光をどう味方につけるのかと言うか、コントロールできるのかがかなり重要ではないかとさえ思えてくる。前回は1日に50カット近くも撮ったので、そういうところに凝ることもできなかったが、今回は1シーン1カットを通したので、色や明るさに存分に凝ることができた。久々に純粋に映像を楽しめた仕事だった。 とは言え、他人の映画のカメラはきっとできないだろうなあ。他人の撮りたいものをどう撮るかではなく、いまのところ自分の撮りたいものを自分で撮ることにしか興味がないから、やはり監督業の方が向いているんだろう。映画のほうはこれでもかと言うくらいにフィックスの長回しで芝居を撮っています。

 自主映画時代は8ミリカメラによる撮影だったので、露出計の絞りで光を決定していくのが主だったけど、デジタルビデオカメラの撮影になってからは見た目で決定できるのが楽だ。それでも8ミリの方が生生しい映像が撮れてしまう気がするのはなんでだろう?黒沢清監督の「映像のカリスマ」と言う著書の中に「かつて全ての自主映画監督は8ミリフィルムのカメラマンだった」と言う記述が出てくるけど、商業作品に行くと非常に気にする「イマジナリーライン」だとか、動きや人物の位置の繋がりなど、制度的になっている映画やテレビドラマの創り方を徹底的に無視して撮りたいものを原初的な欲望によって撮ることも映画にとっては重要なことであるのかもしれない。

|

« 撮影前日 | トップページ | LOFT ロフト 黒沢清監督 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 撮影前日 | トップページ | LOFT ロフト 黒沢清監督 »