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2006年10月 6日 (金)

女優・林由美香

Yumika

Book 女優・林由美香

販売元:洋泉社
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大雨と嵐の中「女優・林由美香」が届く。林由美香さんを知る人も、またこの本で初めて林由美香さんを知る人にも読んで欲しい力作だと思います。僕自身もこの本に1筆寄せています。僕なんかの一文は正直恥ずかしいものですが、急逝したピンク・AV界のスター女優林由美香さんを知るには値段以上に価値がある女優本です。特に、彼女自身のエッセイを読めるのが嬉しい。田野辺さん、直井さん、柳下さんたちの努力の結晶がまさに追悼本に相応しい出来上がりとなりました。

 僕自身は林由美香さんとの交流は常に吉行由実さんを通じてのもので、『血を吸う宇宙』のDVDの特典映像として撮影された『血を吸う宇宙 外伝』の現場に撮影当日急遽来ることになってきてくれたのが出会いでした。と、言ってもその後しばらく交流はなくて、次にあったのが『憧れの女教師 汚された純白』と言う吉行さんが監督するピンク映画の現場で、この時は自分は役者としてこの映画に出演していて、林由美香さん演じるピンク女優そのままの役を撮る、アチャラカな映画監督の役だった。両方の作品共に楽しい現場だったのだが、林由美香さんと直接会話することはあまりなかった。それでも、彼女の普段からもスター女優としてのオーラは漂っていて、とても華のある素敵な女優さんだった。監督と、女優としてもう一度お仕事がしたかったと本気で思う。

 今年はカメラマンの高瀬さんが亡くなったが、毎年、年若い友人や知人が去っていくような気がする。とても素敵な本なのだが、1ページ1ページめくるごとに寂寥感がわいてくるのは自分もそれなりに年取ってしまったからなのだろうか・・・。

 この本を創る事に尽力した、田野辺さん、柳下さん、直井君、林田さんには敬意を表します。素敵な本をありがとうございました。僕は、末席に名前を連ねられただけで嬉しいです。

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コメント

ご寄稿、ありがとうございました。
過分な言葉をいただいて恐縮です。
これは本当、みなさんが「由美香さんのためなら」と協力してくれたおかげです。
いろんな方にご迷惑をかけましたが、ようやく形になりました。
おかげでしばらく映画も見てなかったんですが、そろそろ現場復帰したいところです。
新作、楽しみにしておりますので。

投稿: 柳下毅一郎 | 2006年10月 7日 (土) 01時23分

 柳下さんお久しぶりです。いや、これは本当に素晴らしい本です。残された僕たちに出来ることは、常に誠実に映画と向き合って生きていくことでしかないと思います。12月~1月に次回作クランクインしますが、助走の為に心が引き締まる思いになる本です。
 近々、時間を作って呑みましょう。

投稿: sasaki | 2006年10月 7日 (土) 02時23分

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