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2006年10月 5日 (木)

田中登監督逝去

実録 阿部定 実録 阿部定

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2005/12/22
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 夕方から紀尾井町の角川ヘラルド映画で次回作の脚本打ち合わせとキャスティング打ち合わせ。メインはほぼ固まるが、最終的な調整にもう少しかかりそう。でもこの企画は面白い。始まったら大変だろうけど・・・。打ち合わせ終了後四谷の「忍」と言う牛タン屋で食事。狭いけど趣のある店で、ちょっと離れたところにあるのに満員なのは余程人気があるのだろう。茹でた牛タンがメチャクチャ美味い。http://www.yotsuya2.com/sinobu/

ああ、美味しいけど、また身体に悪いもの食べてしまったかなあとか思って帰ると、田中登監督が亡くなったのを知った。

 がーん。69歳だったのかあ。藤田敏八、神代辰巳、そして田中登と日活ロマンポルノを代表する監督がこれで3人も亡くなられたことになる。田中登監督と言えば上に記した「実録阿部定」が有名だが、僕はなんと言っても「(秘)色情めす市場」が最高傑作だと思う。モノクロパートカラーだが、パートカラーになるのはセックスシーンではなくて、知恵遅れの弟が鶏を連れて通天閣の非常階段を登り、その鶏が飛べなかったことに絶望し、そこに首吊り自殺するまでを隠し撮りで撮影し、村田英雄の『王将』がそこに流れると言う衝撃的なものだった。とにかく、大阪のスラム街、あいりん地区などにたくましく生きる人々を田中登監督はモノクロ映像でドキュメンタリーのように描き出す。日本最大の吹き溜まり、ドヤ街である釜ヶ崎にオールロケーションしているのも凄い。映画の煽情的なタイトルとは違って、いわゆるセックスシーンは殆ど出てこない。ただただ、スラムで猥雑に生きる男女を生々しく描き出すのだ。この映画の主役を演じていた芹明香さんは観音様のように美しかった。「(秘)色情めす市場」は、日活ロマンポルノに留まることない、戦後日本映画の代表的傑作だったと言える。ご冥福をお祈りします(最近こればっかだなあ)。

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