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2006年12月

2006年12月31日 (日)

今季のベストテン・・・

映画秘宝誌のアンケートに答えたベストテンです


◎ベスト作品

 
●1位「父親たちの星条旗」(クリント・イーストウッド)
●2位「ブラックダリア」(ブライアン・デ・パルマ)
●3位「レディ・イン・ザ・ウオーター」(M・ナイト・シャラマン)
●4位「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド)
●5位「LOFT」(黒沢清)
●6位「次郎長三国志連続上映」(マキノ雅弘)
●7位「思ひ出の曲」(ダグラス・サーク)
●8位「楽日」(蔡明亮)
●9位「輪廻」(清水崇)
●10位「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 銭形姉妹への挑戦状」


1,4位は老人に若者は叶わないと言うことをまざまざと見せ付けられた映画。
2位は、殺人現場発見~銃撃戦までの1カット撮影に酔う
3位は信じる「力」をもたらす素晴らしい映画です。
5位は 昔なら初老になるかもしれない黒沢清の過激に打ちのめされました。
6位7位は旧作ですが、昔の人には叶わないことを見せ付けられました
8位 ある意味今年は蔡明亮漬けだった。1カットの構築力の暴力性を楽しむことが阿片のように利く映画。
9位 Jホラーのみならず、これからの映画に勇気を与えてくれた1本です。
10位 内容如何に関わらずこの映画の技術的水準は高いと思うのだがそう言う評価はされないので自分で1票!



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2006年12月30日 (土)

12月29日 打ち上げ

この間まで撮影していた映画の打ち上げを渋谷の某所で。
 1次会から居酒屋と言う打ち上げも初めてです。お酒を呑めない世代の子がキャストに多い映画だったのでもう少し配慮があってもよかったかなあとは思いました。打ち上げと言うのは意味があって、単なる呑み会ではなく、普段は交流できないプロデューサーと俳優、俳優事務所、スタッフなどの現場組みが交流したり、お互いに挨拶をしあう、営業の場所であったりするわけで、そういった意味で席が固定されてしまう座敷の宴会よりは、何もホテルの宴会場とは言わないが、廉価なパーティスペースの方が打ち上げ向きではないかと思ってしまいました。始まりの仕切りもちょっと悪かったし・・・。

 それでも、現場以来久々に再会したスタッフやキャストの皆さんは本当に楽しそうでよかった。僕も珍しく2次会まで行って、終電で帰ってしまったけど、本当はもっとみんなと呑んでいたかったかもしれないけど、さすがに体調のこともあって遠慮しました。初号試写の後にまたみんなで楽しい酒が呑める日を楽しみに。今回は本当にスタッフ、キャストが皆仲良くなれたことが素晴らしかったと思います。みんなのおかげでいい現場が出来ました。これは監督としてはとても感謝すべきことでした。

 僕の方はこれからは仕上げチームと共に、現場で撮ってきた素材をもとに確りと「映画」を構築しなくてはいけない。年明けからは新しい仕事の準備も含めて年末以上に忙しくなりそうです。

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2006年12月29日 (金)

12月28日 大掃除

 朝から妻と2人で大掃除。窓拭きやら床磨きで夕方まで。子供の頃から掃除は苦手なのに始めると凝って時間がかかる癖がある。でも、部屋が綺麗になっていくのって清々しいね。「部屋を汚くしておくと運気も下がってしまう」と言うのは妻の口癖ですが、部屋も玄関も外の階段も全て磨くとやはり、新しい年もいいことがありそうな、そんな予感がしてしまう。
 夕方からは川崎へ出向いて、新しい蛍光管を買ったり、ハンズでポスター用のパネルを買う。帰ってきて、照明器具も全て新しい電球や蛍光管へ替えてしまうと、本当に年の瀬と言う感じ。いつでも新年を迎えられる準備は整うが、気分は正月休みモードへ突入。明日もまだ公式行事は残っているのにね。

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2006年12月28日 (木)

ケータイ刑事 THE MOVIE 公開10ヵ月後の賛辞

 昼頃なんだかゴタゴタした電話で出鼻を挫かれたにも関わらず、大掃除予定は揺るぎもせず、外階段の大掃除。昨日は暖かかったから時間をかけて綺麗にしたけど、丁度同じようなシーンを1週間前にも撮っていたなあと。「困った時は階段に聞け」と。
 掃除が終わって一息ついていると天才高橋洋氏から電話。「ケータイ刑事 THE MOVIE」をDVDで観たのだが凄く面白かったので電話したかったとのこと。テレビシリーズでも感じたが映画に対して自由な風が吹いていて、尚且つ映画の技術的、演出的水準が高いので驚いたと言うお褒めの言葉を戴く。「発狂~」以降高橋さんに映画を誉められるのは久しぶりだが、ちょっと危険な香りもしなくはない。実は撮影中にも1度高橋さんからは電話がかかってきていて妻が応対した時にも伝言は残していてくれたのだけど、直接話したかったとのことで1時間近く「ケータイ刑事 THE MOVIE」の賛辞を聞く。公開から10ヶ月近く経ったが、高橋さんの激誉めは素直に嬉しい。技術水準の話は編集の大永君も脚本の林さんも喜ぶだろう。
 
 高橋さんと長電話していたので、Bsiへの挨拶が遅れてしまう。17時にBsiに行って丹羽さんに映画撮影終了の挨拶と、ベイスターズのカレンダー、銭形雷DVDを貰いにいく。ほんの挨拶のつもりが来年のいろいろスケジュールの話になって、このままいくと休みは全くなくなりそうな予感。渡辺千穂さんにも久しぶりに会う。
 Bsiを出てからは、散髪し、妻と待ち合わせして鈴木浩介忘年会へ。この間の映画のスタッフも何人かいたし、ここ数年Bsiを中心に一緒にやっている若手監督たちとも再会したり、久々に諏訪さんや吉行さんに会えたのも嬉しかったけど、妻も事務所の人たちと久々に話が出来て楽しそうだった。
 本当は大勢集まる宴会は苦手なんだけど、それなりに楽しく過ごしました。

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2006年12月27日 (水)

12月の雷

こんなの初めてじゃないかな?12月に雷雨なんて。今回の撮影も雨で予定が若干乱れたけど、本来12月の日照率は70パーセント以上なんだそうだ・・・。
 昨日は雨の中ジムでハードウオーキング&プールでコアウオーク。現場が終わって弁当肥えになっているかと思ったけど、体重の変動はなし。一方、5キロ減量以降は中々体重が減らない。身体の方もそれなりに抵抗しているんだろうな。この時期に諦めるとリバウンドするそうだ。それでもジーンズやパンツのサイズが2サイズ落ちてきているのは嬉しい。胴回りが78センチと80センチを切ってジーンズのサイズが30までになったのは15年ぶりくらい。半年前に買ったジーンズは33インチで85センチ以上の胴回りだったんだから、やはり相当に肥っていたことがわかる。でも体重落とし始めてから体調がよくなってきたのは確か。ジムで鍛えたりプールでメンテナンスしているせいか、この間のようなハードな撮影現場でも風邪も引かず、体力の低下から思考判断が鈍くなるようなことがなかった。監督業にとっても健康管理はいい映画を創る為に必要なことであるかもしれないことを改めて思い知らされる。

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2006年12月26日 (火)

硫黄島からの手紙

 午後から川崎のラゾーナ内にある109シネマズへ「硫黄島からの手紙」を妻と観にいく。予想はされていたが前作「父親たちの星条旗」をさらに陰鬱にした圧倒的な暗黒戦争映画。閉塞感に満ちた内容はやはり50年代のアメリカ製戦争映画を想起させる。比較するのも失礼な話だろうが、先日「硫黄島」を題材にしたテレビドラマをフジテレビで放送していて、これが相当に酷く、何が酷いって昭和20年代の兵隊の顔をした役者がひとりも出てこないところなのだが、この「硫黄島からの手紙」に出てくる兵隊たちはアメリカ映画にも関わらず、実に太平洋戦争のリアルを感じさせる日本人の顔が圧倒的なのだ。その中には、棒読み台詞の人も混じっていたりなんかするんだけど、それほど俳優の演技の優位性を重要なことだと思っていない僕にとっては全然問題なかった。やはりキャスティングは『顔』で選ぶものだと言う持論をこの映画は確り示してくれた。はっきり言って脇役の名前なんかどうでもいいから役に過不足ない柄の人をキャスティングすべきだと僕は常々思っているので最近の日本映画にありがちな小劇場系の役者が一人も出てないのがいい。
 人によっては冒頭の渡辺謙の芝居などどう見てもアメリカ映画の芝居のさせ方そのもので違和感感じなんだろうけど、映画が進むに連れてそれもどうでもよくなってくる。ジャニーズの二宮君は、若い頃の永瀬正敏だとかの数倍いい。何がいいかと言うと、役者としての自己主張がなく、完全に硫黄島の一兵卒にしか見えないところである。さらに女性が殆ど出てこないところもいい。いつの頃からか、日本の戦争映画には女優が出すぎになってしまった。『硫黄島』の映画に女はいらない。正しい選択だ。
 2時間30分、ただひたすら地獄絵図を体感させられる本当の意味の戦争映画。センチメンタルな感情もなければ、血沸き肉おどる戦闘シーンもない。ひたすら陰鬱な戦争を見せ付けられる。その意味でこの演出は間違っていなかったと思う。
 ただ個人的にはやはり「父親たちの星条旗」の方が好きかもしれない。
 

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2006年12月25日 (月)

12月24日 クリスマスイブにクランクアップ

 朝10時に多摩センターに集合して、15日に撮り残していた乳母車の車輪のカットを撮る。本当は最少人数で仕事する予定だったのが、照明の木村さん、記録の植草さん、撮影助手の溝口さん、アクション担当の安里などまで来てくれて賑やかな小物撮りとなる。数カットを1時間以内に撮り終えて近くのファミレスでお疲れの乾杯。クリスマスイブだったので、昼前からスパークリングワイン呑んだりしながら盛り上がる。まだ身体に疲れが残っているのに、ここまでスタッフがみんな楽しそうにしてくれているのは感動的なことだ。中々これはいい現場だったのではないかと思う。この楽しさが画面に反映されていればいいんだけど・・・。

 体力的にはしんどい現場だったけど精神的には楽しくてそれでいて緊張感もあり充実した現場であった。出演者の女の子達が何人かそれぞれのブログで現場の様子を伝えてくれていますが、まだまだここまでで半分。これから仕上げが大変です。

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2006年12月23日 (土)

クランクアップ

 23日早朝、成城の東宝ビルトで一部除いてクランクアップ。結構毎日アクション撮影があったのにも関わらず怪我人が一人も出なかったのがよかった。
 最終日は多摩川の土手で4ページ3シーン1カット、しかも1カットの間に現在と過去の往還があると言うアンゲロプロスみたいな長回しに挑戦。もともと時代の往還を1カットで見せられたらと言う方針はあったが、芝居を見て4ページ1カットで行きましょうと金谷カメラマンが提案してくれたのが大きかった。舞台みたいにフレームの外で夏服から冬服に早変わりで衣装を着替えたりしなくてはいけないし、台詞のミスは許されないし、緊張するシーンだったがうまく行ったと思う。みんなの芝居がいいので1カットで撮っているぞ、と言う手法のみが目立つあざとさはないと思います。
 夕方から入った東宝ビルトでは、美術に駄目だししたおかげで撮影順が変わって余計に時間がかかってしまったが、もともと朝までコースのスケジュールだったので最後くらいはわがままを言わせてもらう。結局4時頃まで撮影はかかってしまったが、こちらもいいシーンが撮れたのではないかと思う。

 帰って午前中はゆっくり寝たが、午後からスポーツジムで汗を流しプールで身体を癒す。まだ明日、墜ちていく乳母車の車輪を撮りに八王子のピラミッドまでいかなくてはならないので、本当のクランクアップは24日のクリスマスイブですね。撮影全体の感想は全てアップしてから書きます。夜は妻の実家の人々と焼肉屋へ食事会。牛肉の高騰で廉価の焼肉屋が今後閉店の傾向であることを店の人の話で聞いたが、これは少し昔のように焼肉が大人の食べ物に戻ると言うことかしら?

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12月20日 歌とシャボン玉

と言う佐々木組定番のミュージカル風シーンの撮影。今回は、主人公の心情の表現としての歌なので敢えていつも頼んでいるプランチャイムの振り付けにも頼らず女優さんの感性に任せた形で撮る。大型クレーンをカメラに乗せて撮るスケール感ある撮影にシャボン玉エフェクトと言うのは「発狂する唇」の三輪ひとみの歌謡シーンから始まって「ケータイ刑事」ミュージカル編、「ケータイ刑事 THE MOVIE」の舞ダンスと定番になりつつあります。「発狂」の頃はクレーンはなかったけどね。
 午後は上下の位置関係のなかで立てと横の運動をワンカットに納めることでダイナミズムを出そうと言う映画的な運動シーン。音楽シーンの為に来ていた特機部の人と撮影の金谷さんがここでもクレーンを使った撮影を急遽入れてくれたので非常に素晴らしいシーンになったと思います。
 夕方はラップミュージックのシーンを屋上の夕景狙いで撮って終了。ラップミュージックの方は遠藤さんの曲の方も中々素晴らしくて、映像の方も凝った構成になるので楽しみです。

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2006年12月19日 (火)

毎朝早くから

 今日も早朝から三崎高校でロケ。さすがに朝早い日が続いて来ているので、スタッフにも主役にも少し疲労の影が見え始めて来ている。特にカメラマンの金谷さんは相当に身体に来ていると思う。一脚に載せたカメラを手にして役者と併走するシーンが必ず一日に何回かはあるので、筋肉痛がすごそうだ。主な芝居場が終わったのでこれからは、走ったり歌ったりとやはり大変そうな撮影が細かく細かくあるので怪我に気をつけなくてはと思います。
 主役の子が生き生きと演じてくれているのが救いです。彼女が去年の映画の現場より元気いっぱいノリノリなのはプライベートでも何かいいことあったのか?と思うくらい。同世代の女の子が多いせいだろうか・・・。いずれにしろ、僕が撮った彼女の中では一番輝いていると思います。

 

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2006年12月16日 (土)

12月16日

撮影は折り返し地点。
今日は、アクションより芝居中心。しかも割りに軽めのシーンの撮影。本日クランクイン以来初めてカットバックのシーンとなりました。並樹さんは本人の芝居を読んでのあて書きだったのでカットバックの座り芝居でも中々笑える芝居になったので一安心。いくつか課題もあるが今のところは順調ではないかな。なんと言っても主役始め女の子たちを捉えたいいカットがたくさん撮れています。
 これであと1週間でも撮影期間が長ければなあ。撮影終わって早い時間に帰れるのは嬉しいけど、やはり昼間が短すぎます。
 明日も頑張ろう

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12月15日

 朝から日暮れまで多摩センター近くの秋葉台公園にて、クライマックスシーンの撮影。仕掛けが多くて通常なら2日に分けて撮る分量だったのできつかった。それでも、俳優たちのいい芝居を何とか撮ることが出来た。昼食時間抜きの撮影だもんなあ。
 そして、3年ぶりの佐々木組出演となる三輪ひとみ本日から登場。この人が出るとそこだけ突如として『発狂シリーズ』テイストになってしまうからやはり本人に物凄い何かオーラがあるんだろう。柳下さんも現場へ呼んだらちゃんと来てくれて、現場では話が出来なかったが帰りの電車の中でたっぷり話が出来た。
 

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2006年12月15日 (金)

撮影三日目

去年も青葉台学園に使った学校をこの作品もメイン使うことに。朝から歌うシーンを撮って、以下終日アクション中心の撮影。途中から天気が変わって一気に窓外が暗くなり雨が降ってきて、デイシーンの撮影が困難となり、結局1シーン取りこぼしてしまう。うーん。室内でも天気には悩まされるなあ。
 相変わらず画はいいし、役者もみんないいので面白くなりそうな予感。しかし天気だなあ。ロケハンが晴天続きだったのが勿体無い。
 さて明日はちょっと重たいシーンなので今夜は早めに寝ます。とりあえず明日は天候にだけは左右されないし・・・。

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2006年12月12日 (火)

雨で撮休

雨予報で撮休になったが、今朝の予報では昼から午後に変わったようで朝は撮影できたかなあとは思うけど、昨日気象庁に問い合わせしたら朝9時から荒川区は雨予報と言うことだったらしいので、助監督の下した判断は間違えていない。実際撮影出発して雨降り出してその中で無理やり撮影させられるよりはずっとよかったし、河原も青空と土手の稜線のコントラストがないと荒川土手をロケ地に選んだ意味がないので、これでよかったのだ。個人的には明日の廊下でのアクションと、最初の階段部員との出会い、主人公と仇敵の最初の対立など重要なシーンもあるので僕としてはこの休みは勉強できる余裕があるだけありがたい。予算に余裕があればですが、4勤1休くらいが僕の理想ではあります。去年の「ケータイ刑事 THE MOVIE」は役者のスケジュールが物凄すぎて3勤1休と言う感じで休みの間に準備パートは建て直しできるから楽だったと思う。しかしこれは、人件費が嵩んでしまう危険性があるから、無責任にそうしてくれとは言えることではありません。
 と言うわけで、今日は終日お勉強ですね。余り外の天気はみないことにしておこう。

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2006年12月11日 (月)

クランクイン

 昨日無事にクランクイン。初日は順調でしたが今後の天気が不安。心から天候快調を祈るのみ。

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2006年12月 9日 (土)

明日 クランクイン

朝、遠藤から送ってもらった3曲分のコンテを考え、明日のお浚いをして雨の中近くの氏神様に撮影の無事を祈りにいく。今回は3年ぶりに自作脚本の映画化で、長編となると「ゾンビ極道」以来で、原作があるとは言えほぼオリジナルストーリーの映画化なのでいつになくわくわくします。
 ただ、今まで僕の映画の主人公と言うのは超能力少女であったり、呪われていたり、女子中高校生の刑事であったりと、かなりキャラクターの濃い設定の物語が多かったのであるが、今回はごくごく普通の高校生で、最初は色がないキャラクター設定なので中々はっきりと表現させるのが難しいかなあと。中盤以降の対決モードに入っていけばわかり易いんだけど、どこまで普通の少女の魅力を引き出せるのかが勝負かなあと。そういった意味でここまでリアルな設定の女の子の話も僕にとっては初めてですね。
 ただやはり自作脚本の映画化と言う事で、心配事はいつもより少ないです。書いている時からある程度はイメージと言うかビジョンが確定しているので、後は本当に天候ですね。ロケハンであそこまでの青空を見せられていると、当日曇っただけでイメージが変わってしまうから、とにかく外の撮影の日は全部ピーカンでいって欲しいなあ。とくに屋上の日は晴れて欲しいです。

 と言うわけで、明日から2週間弱ですが撮影頑張ります!

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2006年12月 8日 (金)

 御祓い オールスタッフ 歌録り

朝9時から赤坂の日枝神社で御祓い。
 寒いけど神前で気持ちを引き締めるにはよかったかな。でも、「安全祈願」じゃなくて「ヒット祈願」だったのね・・・。その割りに祝詞に幹事会社の名前も入っていないが大丈夫なのかな?
 御祓い後は角川ヘラルド映画本社へ移動してオールスタッフ打ち合わせ。昼食を挟んで、現場がはじめての娘へのリーハーサル。思ったより安定感あったので一安心。その後、安里と大永氏の打ち合わせにちょっと顔を出して、夕方から麻布十番の遠藤のスタジオに移動、いよいよ主役の劇中歌3曲を録る。録り終わった曲をチェックしながら聞いていたが、どれも素晴らしい。いやまじで、このスケジュールで全く手を抜くことなくここまでの曲を創り、それに答えて抜群の表現力で彼女が歌ってくれた劇中歌に感動。今回ダンスはないけど、歌うシーンが4回、主題歌も入れると5曲も曲が出来るのは画期的だろう。この歌を聴いていたら、こちらも非常に刺激を受けた。音楽シーンはもう一度コンテ建て直し。これだけいい曲が揃っているといい画がもっともっと撮りたくなる。

  気合が入ってきたなあ。遠藤から早く曲の完成版が届かないかな。

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イン目前

朝からロケハン。三ノ輪の商店街~日大芸術学部~味の素スタジアム。結局、コントロールルームは東宝ビルトに簡易的なセットを組む方法が最も安いと言うことになり、普通なら最初から制作が美術部と裏でネゴして提案するのが常套で、現場からこうした方が安いのではないか?と提案するのはおかしいではないか?とイラっとするが、怒る間もなく、キャストの女の子の1人がノロウイルスにかかったと言う連絡が入り、歌録りが一人欠場。周りから10日間は治らないんじゃないかとかネガティブな情報が乱れ飛ぶが帰ってインターネットで検索すると、通常1~2日で治るらしいので一安心。安静にして10日のクランクインに備えて欲しい。
 午後に回った味の素スタジアムは、3年前結構予算をかけて米市場向けにアクション短編を撮った記憶があるが、あの時と今回は制作形態が非常によく似たシチュエーションです。大本はメジャーな会社なのに、受け手が慣れていない制作会社でそれが原因で迷走気味。
 夜は松尾君らの歌録り。松尾君もそう言えば3年前のアクションものに出ていたなあ。
 ところがここでもちょっと怒り気味。音楽の歌録りの遠藤さんのスタジオで衣装合わせもやらせてもらったのだが、てっきり男の子二人の制服あわせだけと思いきや、総勢15人近い人数が入っての大衣装合わせとなって、遠藤氏は近くのスタジオに避難することになってしまった。衣装合わせも重要な準備だが、やはり良識を持って臨まなくてはいけない。遠藤氏は長い付き合いでいい人なのでまあ問題はなかったけど、プロデューサーが3人も来て場所と言うものをもっと考えて欲しかった。

 映画作りに無理はつきものだが、僕はこう言う良識を外してしまうところは、意識から是正しなくてはいけないと本気で思うのです。東京都内でまともなロケーションが出来なくなってしまったのはつまりはこう言う意識の低さが原因だと思う。
 

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2006年12月 6日 (水)

お勉強

朝からコンテと言うか芝居について考える。
 まずは映画の神様に降臨して貰う儀式としてリチャード・フライシャーの「マジェスティック」を観る。「マジェスティック」はチャールズ・ブロンソン主演の70年代田舎アクションもので、男臭さ120パーセントの映画。今回の企画とは全く関係ないジャンルだが、いわゆる娯楽映画のカット割り、芝居の方法とカメラの3次元的な演出方法としては、誠に見事な役者の動かしとカメラワークをやっている職人映画で、こう言う躍動感溢れる基本のカット割を勉強するには持って来いの映画。勿論何度も観ている映画なので、気になる場面のみ再生して観る。
 と言うわけで、夕方までカット構成について考える。プランニングをして思ったのは高校生の少女主演でも、去年とはコンセプトがかなり変わるなあと。『ケータイ刑事』はやはり、事件ものであると言うことからとにかく、カットが細かくなっていて、僕が今まで撮ってきた映画では一番カットが多かったと思う。説明が多いのと、アイドル映画としてとにかく主演3人の表情を追いかけるので自然と細かいカット割りになってしまうのだ。
 今回はもっと主役の感情の流れを大事にしていきたいので、芝居の流れを切らずにいけたらなあと。的確に「フライシャー」のようにコンティニュティを構成していけたらと言うのはジャンルによって使い分ければいいと思うけど、映画の種類が変われば演出も大きく変わると言うことを実感を持って認識した。後は、とにかく同じ世代の女の子がたくさん出るので青春群像劇としてそれぞれのキャラが立つことを考えていかなくては・・・。

 夕方、とりあえず主役が歌う3曲のうち2曲がmp3で届く。遠藤さんのメロディは毎回思うが、一度聞いたらメロディが頭に残るのがいいな。しかし、ちょっと前の僕の映画には絶対に出てこなかった曲調ではあります。
 明日は、朝からロケハンの残をやって、夕方より部員たちの仮歌録りです。

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2006年12月 5日 (火)

自宅で勉強 ショッキングなニュース

ロケハンもほぼ終わり、今日明日は終日家で演出の予習、コンティニュティについて考える。テレビの場合は「割り本」と言うカット割を脚本に線引きし、コピーしたものをスタッフに配らなくてはいけないので清書したりするんだけど、映画の場合は、コンテの方針だけ決めておいて、芝居を観てからカメラマンと相談しながらカット割を最終的に決める場合が多いので綺麗に脚本に線を引く必要はない。『割り本』はスタジオマルチの時の方法がそのまま1カメのロケーション撮影になっても習慣として残っているものなのだろうが、スタッフが割り本だけを重視して現場の仕事に臨むのはいかがなものかと思うこともある。ただ、時間がない時には現場を円滑に進めていく場合には必要な時もあるのだろう。僕の場合は、芝居を実際に観るとコンテは変わってしまうこともあるので、やはりできるだけ「割り本」に頼らないようにしていて、割り本を作る場合でも「現場でお芝居を観たら変更していく場合があります」と、但し書きをいれるようにしている。

 さて、そんなコンテの勉強をしていると夕方、ショッキングなニュースが飛び込んできた。

 ベイスターズの多村選手とソフトバンクホークスの寺原投手の交換トレードである。
 多村選手は、ある俳優事務所の社長を通じて知り合いになれた唯一のベイスターズの選手であった。毎年キャンプに行った時もいつも気さくに話をしてくれるのでありがたいし、黒川芽以の始球式の時も、黒川が投げる練習の為にブルペンへ行くと言うので付いていったら、ベンチ裏に多村選手がいて「あーー監督どうしてこんなところまで来るんですか?すごいっすねえ」と、話しかけてくれた思い出がある。
 まあ決まったなら寺原投手も頑張ってローテ入りして欲しいと思いますが、それにしても寂しい、寂しすぎる!

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メインロケハン

 朝8時出発で三崎口の学校までロケハン。
 脚本に則して、安里のプランも含めてどう撮って行くかを、ワンシーンワンシーン丁寧に検証していく。懸案だったロケ場所も全てこの学校内の敷地でやれる場所を見つけていくことで解消。判断が遅くなると、10日のクランクインに影響してしまうので頭を柔軟にして、設定のマイナーチェンジなども含めて考えていく。なので、通常のロケハンの何倍もの時間はかかったが、大いに実りあるロケハンだった。14時過ぎまで食事時間も遅らせながらじっくりと。遅い昼ごはんは、今回も三崎の超絶鮪丼。移動して横浜でコントロールルームのロケハン。今回も神奈川県中心のロケになってしまうのは、僕が横浜ファンで横浜~横須賀に詳しいと言うのもあるかもしれない。神奈川県民ですしね・・・。
 18時からは小阪さんのアクションレッスン。主に走りを中心とした練習をチェックに千駄ヶ谷の東京都体育館前の陸上トラックへ。小坂さん頑張って、かなり様になってきていたので一安心。動きも決まってこれはかなり楽しみです。こちらも頑張らなくては・・・。
 
 最後は、スタッフとなんとなく討ち入り風呑み会。

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2006年12月 3日 (日)

美術打ち合わせ

 朝10時~18時まで美術打ち合わせ。
 と言っても、美術だけじゃなくて、CG、合成、アクションなどいままでの全ての纏めの打ち合わせ。僕としては、まだ未ロケハン部分もあるので中々決めきれないところもあるが何とか方向性は示せたかなと思う。今日から編集大永氏登場で、困ったことは何かと相談に乗ってもらえるので嬉しい。撮影の金谷氏も含めて頼りがいのあるスタッフが集まった。
 明日は三浦半島の学校へ最終ロケハン。ここでいろいろ決めきらなくてはいけない。プロット~脚本~撮影準備と夏からずっとこの映画に関わってきたけど、うーん。あと、1週間準備が欲しいなあ。

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衣装合わせ二回目

 13時から、緑山スタジオの東宝コスチュームで衣装合わせの2回目。既に衣装合わせを終わらせた主役2人を除くほぼ全員が今日集まった。この映画はBsi作品ではないけど、TBS内の東宝コスチュームを使ったのは勿論『ケータイ刑事』以来のお付き合いの中で、若い女の子の衣装が出てくるのは撮影所内の衣装部よりテレビ局に入っている衣装部だと言うことがわかっているから。この日も、ちょっと早めに着いたら「銭形雷」の衣装だった板敷さんがいて、連ドラで毎週新しい衣装を買ったり、タイアップとったりするのは大変だが、そのぶんやはり若い子達の服に関しては揃っているとのこと。後は、担当衣装部のセンスだろうと。今回の制服は襟元が特徴ある○葉大学園の色違いバージョン。この制服は誰が着ても似合いますね。6人の女の子がこれ着て並ぶと中々壮観でしょう。一人はまるで・・・そのものです。さて明日は美打ちだ。

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