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2006年3月5日 - 2006年3月11日

2006年3月11日 (土)

藤田敏八 秋吉久美子 妹

秋吉久美子 DVDセレクション 秋吉久美子 DVDセレクション

販売元:日活
発売日:2004/05/07
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 明日は銭形雷のアフレコなので、こちらも朝から予習をする。ちょっと普通のアフレコではないし、小出さんも初めてだろうから丁寧にやってあげないといけないかなと台本を広げてみるが、しかし、とは言え、やってみないとこればかりはなんとも言えない。初めてめての試みだからなあ。いよいよ、13話の完成が大詰めだ。どうなることやら・・・。

 と言うわけで、午後からはオープン戦を見に横浜スタジアムへ行こうかなと思ったが、雨天のため昼前に中止となってしまったので、渋谷に『忘れえぬ想い』と言う香港映画を観にいこうと思い立つ。この間見た「新世紀 MrBoo』と同じキャストで恋愛映画の傑作があると聞いたのでどうしてもみたかったのだが、出かけるタイミングを逸してしまった。今日で封切終了なので2番館落ちまで待つしかないか・・・。

 と言うわけで結局、2年前に日活ビデオの人から頂いた、『秋吉久美子BOX』を広げて「妹」を20年ぶりくらいに観た。当時はパキさん独特のぽやんとした70年代青春映画のイメージが強かったのだが、再見すると相当にいろいろな手を変え品を変え妙な演出をしているのが際立った傑作だった。少なくても、この映画に出てくるような人たちはリアルには存在しなかったろう。壊れた日常を具体的な映像イメージで次々と畳み掛けて来るのは、他の映画には絶対にない魅力だ。強いて言えばブニュエルの映画に一番近いんじゃないだろうか?当時はもっと同時代性の中の青春映画と言うか風俗映画のように見ていたのだが、全然違う。これって青春映画じゃなんかじゃないですよね。秋吉久美子と言う極めて魅力的な女優を起用しての素敵に破綻した映画だ。

 後年僕は秋吉久美子さんとも、藤田敏八さんとも仕事をする機会があった。秋吉さんは「誘惑者」と言う映画で助監督として知り合ったが、実際もっとコケティッシュで美しく、明るく、いままで出会った女優の中で一番女優さんらしい人だった。僕は撮影中随分仲良くさせてもらったので、業界にはいろいろ言う人もいるがもっとも素敵な女優の一人だと思う。ちなみに、『誘惑者』は草刈正雄さんと出会った映画でもある。藤田監督は「学校が危ない!」と言うオリジナルビデオで、俳優として柏原よしえさんの父親を演じてもらったが、憧れの監督に出演していただいて、こちらの方が緊張した思いがあったが、このビデオの撮影半年後に逝去なされてしまった。「妹」のようなとんがった映画を見るとまだまだ自分なんか駆け出しだなあと、この人たちには全然追いついてないなあと言う思いにさせられる。リアリズム糞食らえだな。

 

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2006年3月 8日 (水)

ケータイ刑事 THE MOVIE 凱旋上映決定

_016 『ケータイ刑事 THE MOVIE』の東京上映が好評につき3月25日から、新宿オスカーに帰ってきます。もともと多聞さんとしては、家族で見て楽しめる映画、特に低年齢層も含めて楽しめる映画にしたい。と言うことを最初の打ち合わせの時から言われていたので、何とか春休みの昼間に上映したいと言う想いが結実したのではないだろうか?

 一方、僕は大阪公開と共に大阪ドームでの横浜ベイスターズ対阪神タイガース戦を観戦したり、4月には広島公開と同時に広島市民球場での広島戦を観戦したりすると言う想いを結実させる為に地方公開へも行かねばと思うのであった。

 新宿オスカーはいまから、22年前の助監督時代にお金がなくてそれでもどうしても映画が見たくて、裏口から密かに忍び込もうとして見つかって逃げたことがあると言う映画館であります。高円寺に住んでいる頃は新宿でばかり映画を観ていたので、この劇場へも何度も足を運んだことがあるなあ。「逆噴射家族」とか「誰かにみられている」とかここで観た記憶がある・・・。最近では「ノロイ」と言う怖い映画をここで観ました。現在は友人のアクション監督谷垣建治君が参加したと言う「SPL 狼よ静かに死ね」と言う香港映画の傑作を上映中ですね。

 まあ、いずれにしろ素敵な企画がある予感です。

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2006年3月 6日 (月)

編集

 結局『幻影シャッフル』の方は大永くんの助けを借りることに・・・。素材をもうかなり編集しちゃっているので、彼の部屋のファイナルカットプロで出来ないのがもどかしい。とりあえず、オフラインの形で検討してもらって、最終的にはアプレのプレミアと言う編集ソフトでやることになる。これは仕事の方法論が途中で揺れたからこうなってしまったのだ。小さな金を気にして、大きな手間と使うことになってしまった。こちらももっと強引に進めるべきだったと反省。まあ、ワークショップから映画へと発展させていくなかでの模索状態だから仕方ないか。それにしても、打ち合わせしただけで対処法をすぐに見出す大永はやはりプロだ。素晴らしい。いろいろスタッフは変わっても彼だけにはいつも頼ることになってしまう。「画を繋ぐ人間が演出意図を理解しないまま繋ぐと大体おかしなことになるもんです」と言うのが最近の口癖だが、今回はプロでもないし、編集を志している人が繋いだわけじゃないのでしょうがないが、まあこちらは勉強にはなる。

 大永君とはここ数年ずっと映画の技術論から映画を語れない人が多すぎて困ると愚痴の言い合いになってしまうが、一緒にやった『ケータイ刑事 THE MOVIE』にもその話は及んで、彼にとってもこの映画がいかに技術的に映画のクオリティが高いか自負していたので、そういった視点で映画を見てくれる人が少ないのが残念のようだった。ストーリーでしか映画を観ないからね。普通は。まあ、職人仕事とというのはいつの時代もそうだから仕方がないと言えば言えるか。しかしまあ、我々としてはそこはどうすることも出来ないので、自分らの仕事を信じるしかないのだ。温故知新。映画の歴史の中で最良の映画から学び続けて実践するしかない。

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