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2006年5月21日 - 2006年5月27日

2006年5月26日 (金)

怪談新耳袋 編集チェック

 数年前には信じられなかったが、編集画像をファイル化してメール転送してもらうことで自宅のパソコンで編集ラッシュを見ることができるようになった。まだ自宅サーバーを構築していないので大容量の長編映画は無理かもしれないが、「怪談新耳袋」のような短編だとそれが可能になる。と言うわけで、今日は3本まで編集された画像が送られて来たのでチェックしてみるが、ちょっとまあ、演出をまだ理解していない編集になっているので困惑する。パソコン画面の小さな画面でポンポンテンポで繋ぐのがわかるから大きな画面に移行したときはもっとこの速さが気になるだろう。繋いでくれた人が、ホラーは緩急で緩の方が大事だと言うことがわかっていないのだと思う。日曜に直しをやることが決まっているので、これは結構な直しになるんじゃないかと覚悟する。でもまあ、これは仕方がないことだと思う。今でこそホラーと言うのは邦画の一ジャンルとして定着した感があるが、本来は一般化されることのない特殊なジャンルのものだと思うからだ。ホラー映画を観たりする経験値なんかそんなに備わっているものでもないのが普通だろう。だから、普通のドラマのようにテンポよく繋いでしまうのはいたし方のないことだ。ただ、それでは作品としては成立しないので、ここで大永君の登板となるわけです。僕は編集が苦手で自分でやり始めると際限なくやり直していくことになると思うから、大永君のような映画、それもホラーの本質を理解している人の繋ぎが必要になってくる。

 夜にその大永君と電話で長い時間打ち合わせをする。脚本を読んだ大永君はもう既に編集プランを先に立てているようだった。脚本がシンプルなのでどうやって繋いでも面白くなると思うから心配する必要なしとの言葉を聞いてほっとする。ジャンル映画としての狙いがはっきりしている時は処方がし易いという事でしょう。

 などと言うことをやりながらも、「銭形雷」の美術打ち合わせがもう明日だ。来週はロケハンと編集が重なるのでまた休めなさそう・・・。うちの奥さんが「県庁の星」の打ち上げビンゴでもらってきた東京ディズニーランドのチケットがあるのだが、入梅前に行くことは難しそうだ。

 

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2006年5月23日 (火)

怪談新耳袋 個人的クランクアップ 今日もきつかったが楽しかった!

060522_203102 今日は僕が今回最も力を入れて撮りたかった回だったのだが、例によって井口君が1時間近く押してしまい、僕に与えられた日没までのシーンを撮れる時間は2時間半だった。日没までの予定カット数は30カット近くあったがこれは無理であると判断。現場に早めに着いたので、自分がロケする玄関のポイントを決めカット数を削ってなんとか日没までに撮りあげる算段を考える。井口組の時間の隙を狙って、星野真理さんや亡霊役の女優さんにも協力してもらって動きを固めたが、星野さんが非常に優秀な女優だったので、動きでカットを割らずにできるところを何箇所か見つけられたのがよかった。スタッフは、結局昼食時間なしで僕の現場に突入することになった。朝7時30分から撮影開始して、昼休みなしはきつかっただろう。それでもスタッフは淡々と僕の現場を進めてくれる。早乗りして役者に協力してもらって勉強させてもらったおかげで、何とか日没には間に合った。夕方からは時間をかけてようやく休憩。スタッフもほっとした表情が見える。撮影も先が見え始めたからね。

 夜に入ってからは、黒沢清言うところの、いわゆる「扉の向こうの影の法則」を使ったホラーシーンをじっくり撮る。このシーンでもまた、星野真理さんは絶妙な芝居を見せてくれる。ホラー独特の「嘘の間合い」にも、的確にメリハリの確りした芝居で対応してくれるので、本当に楽だった。世の中の全ての女優が星野さんのように優れて職人的であってくれればいいのになあと思う。夜は中々思い通りのカットが撮れた。ゴシックホラー的な怖さが少しでも出せていたらと思う。

 と言うわけで、僕の撮りは今日で終了。星野真理さんも今日でアップなので、花束を渡して記念写真。本当にお疲れ様でした。 28日からは黒沢清組でも活躍する「キングオブホラー編集」の大永君にカッティング協力してもらう予定なので心配なし。いろいろきついこともあったが、中々楽しい撮影でした。撮影、照明、俳優部の皆さんには特に感謝、感謝、皆さんまたどこかで仕事ご一緒したいです。

 と、ほっとする間もなく「銭形雷」の脚本が豊島から届いていたよ!

 

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