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2006年7月9日 - 2006年7月15日

2006年7月15日 (土)

初めて見たぞ!内野5人シフト 横浜VS広島

 BS-iの仕事をしていて何が一番嬉しいかって、横浜ベイスターズのシーズンチケットを戴けるのが一番嬉しい。僕は数年前までは年間40試合以上の試合を観に球場へ通っていて、最近はそこまではいかなくなったが、それでも年間10試合以上は横浜スタジアムで観戦するのでこれは何よりだ。今夜は広島戦を観に妻と関内の横浜スタジアムへ。     

 試合のほうは、横浜三浦と広島大竹の投手戦で1-1のまま延長戦へと突入。10回裏、広島リリーフの高橋健が1アウトから小池にツーベースを打たれ、金城に4ボールを出したところで、広島ベンチは抑えの永川を投入してきた。横浜4番村田対永川と言う勝負になったが、村田がサヨナラのチャンスに冷静な選球眼で4球を選び、満塁。5番の古木を迎えることになると、広島ベンチからブラウン監督ガ飛び出して来た。左投手に変えるのかと思いきや、センターの森笠を下げて井王と言う選手を入れ、この井王をなんと内野守備に着かせたのだ。つまり、外野は嶋と前田2人となり、内野を5人の選手で守ることになったのだ!

Sn340010 これがその写真だが塁間に2人づつ広島の選手が守備に就いているのがわかる(写真クリックすると拡大されます)。MLBでは時折ある戦法で、巨人の星の最終回でもこの戦法をとったりしていたが、漫画や記事で見る以外見たことない守備位置だ。1アウト満塁でゴロを打たせた場合絶対に外野に抜けないためにこうしているのだが、結果は予想外の決着を見た。な、なんと、永川の投じたフォークボールがワンバウンドして跳ね、捕手の後ろに逸らすことになってしまったのだ。さすがの内野5人守備体制も捕手の背後に転がるボールは取れない。慌てて拾い上げた捕手の倉がベースタッチに向かったが、三塁走者の小池の好走塁で本塁を陥れ、ベイスターズのサヨナラ勝ち。

 塁間を抜けないようにと言う鉄壁のマーティシフトも、暴投では意味がなかった。こちらとしてはマーティシフトも、横浜の勝利も両方観られたので暑さも吹き飛ぶ爽やかな家路だった。写真が三塁側から撮られているのは、広島側の三塁スタンドががらがらだったので、横浜ベンチの選手を見たくて移動して見たのだが、三塁側から勝利に沸くライトスタンドを見るのもまた格別なものがあった。

Sn340011 試合終了後のライトスタンド。

久々に球場で味合う冷たいビールと枝豆は本当に美味しかったなあ!皆さんこれからナイターには最高の季節です。野球場へ行きましょう!

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2006年7月14日 (金)

サイトリニューアル

 テンプレートデザインが冬のままだったのが気になっていたのだがデザイン変更すると全ての表示項目を変更しないといけないのが面倒だったので放置していたが、今朝あんまり暑いので深海のデザインに変更。

 昨日は午後から脚本打ち合わせ。それにしても渋谷、赤坂、新宿と言う場所の暑さは尋常ではない。ヒートアイランド現象と言って、ビル郡から出る冷房排出の熱気と車の排気ガスの暑さで、気象庁の発表温度より3,4度は都心の温度が上昇し、時には急激な局地的な温度の上昇で渋谷、青山、赤坂近辺にのみ雷雲が発生し大雨になることすらある。数年前赤坂見附でちょっとした洪水になったりしていたが、これはヒートアイランド現象がもたらした雨だった。夜、多摩川を渡って川崎に帰ってくると少しだけほっとする。

 夜はHDに取り込んでいた川島雄三の「グラマ島の誘惑」を見る。狂っている。こんな映画がそれなりのオールスターで公開されていたことが凄い。駄作呼ばわりされるか、乃至は評価されるにしろ、天皇制批判だの原水爆批判だの社会的なところから評価されているだけだが(70年代までの日本映画批評とは押しなべてそんなものだったが)、そういった矮小な評価だけでこの映画を観てはいけないだろう。故三橋達也さんのターザンとかあり得ない。それにしても出鱈目だ。このドライな出鱈目さは、ハワード・ホークスの「赤ちゃん教育」だとか「モンキー・ビジネス」に通じるものがあるかなと思ったが、ホークスの場合はそれでもボーイ・ミーツものの体裁をとっているので、川島雄三の方が出鱈目さという点では凄いかもしれない。

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2006年7月13日 (木)

甲子園は遠いけど・・・

Sn340007  明日から脚本打ち合わせ、その後月末の撮影まで一気に準備~撮影が始まるのでのんびりできるのは今日くらいかなと思い、近くの等々力球場まで夏の全国高校野球大会の神奈川地区予選を見に行く。すぐ近所にある川崎総合科学高校と言う、まあ、ほぼ予選で消えてしまうだろうチームを応援するためだ。

 等々力球場は、等々力緑地の中にあって、そばに等々力アリーナ、川崎市民ミュージアムなどもある極めて立地条件のいい球場である。うちから自転車でいけない距離ではないが、かなり暑かったのでバスを使う。いつもこんな時間のこの路線バスは混まないのだけど、今日は応援団らしい女子でいっぱい。着いたら3年生からトイレで着替えるようになどと言う声が飛び交い、バスから降りると球場目掛けて駆けていく姿が青春だった。

 球場に着くと、多摩高校対百合ヶ丘高校が9回の攻防で盛り上がっていた。プロ野球とは違う賑やかさと、切実さがスタンドを覆っていた。9回裏4-3で多摩高校がリード。百合ヶ丘が2アウトになると、もう百合ヶ丘を応援している女子生徒は全員が涙を流している。ところが、2アウトからスリーベースが飛び出し、シングルヒットで同点。嗚咽は喜びの歓声へと変わった。結局延長戦百合ヶ丘のサヨナラ勝ち。多摩の投手の方が球威、制球共に上に思えたが一人で延長まで投げてスタミナ切れだったのだろう。悔しさに泣きながらへたり込む姿はプロ野球にはない光景だった。接戦の末の逆転負けで、うな垂れる多摩応援席だったが、やがて『頑張れ百合ヶ丘』のエール交換が始まり清清しい終わりを迎えた。これはいい試合だった。

 続く、本命の川崎総合科学高校対横浜南稜高校の方は、プロ野球ではあり得ない面白プレーの連発で、両チーム共に信じられないくらいに下手糞な守備で2回終わってヒットもまともに出ていないのに6-5になってしまった。それでも4回以降は総合科学の投手が試合を作り始め、結局11-7で勝利した。プロでこれを見せられたら腹が立つが、アマチュア野球はこれはこれで楽しい。何より、両チームの選手が楽しそうにプレーしているのが嬉しい。彼らにとって甲子園は遥かな夢だろう。それでも高校野球の地区予選はそれでいいと思う。強豪チームは強豪中学から選手をスカウトして出来上がるエリート集団だ。それができない公立のチームや、経験の浅い高校はそれでも僅かな望みをかけて野球を戦う。Sn340006_1

それが楽しい。やはりスポーツは生観戦が一番。ゲームだけでけではなく、球場に起こるドラマを隅々まで楽しむことができる。映画もいいが、青空の下のスポーツ観戦もいいね。

帰ったら、ベイスターズが巨人に2連勝。これも嬉しい。

 

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2006年7月12日 (水)

花に嵐の例えもあるぞ サヨナラだけが人生だ

花発多風雨    ハナニアラシノタトヘモアルゾ

人生足別離    サヨナラダケガ人生ダ

 これは川島雄三監督「貸間あり」で桂小金治が小便をしながら言う台詞。今月に入って日本映画専門チャンネルでビデオソフト化されていない川島雄三の映画を放送しているが、これが滅茶苦茶で面白い。日活時代のいわゆる名作は観ていたが、プログラムピクチュアとして量産されていた川島作品は殆ど観る機会がなかったのでこれを機にいろいろと観たくなった。

 現代においてリメイクするのが最も困難な監督は、増村保造と川島雄三ではないかと思う。黒沢明は優秀なプロデューサーが金をかき集めれば何とかなると思う。小津も非常に独特だができなくはない。成瀬は最近の若い監督のバイブルにもなりつつあり、勿論「浮雲」を作るのは簡単なことではないが優秀な『メロドラマ』は時間があればできるだろう。でも例えば川島雄三の出鱈目さを再現するのは極めて困難ではないだろうか?特に最近「感動」がなくては、涙がなくてはいけないとされるような映画界においては・・・。感情移入を拒否すると言う点で増村も川島も一緒なのだが、それが決して必要以上に芸術映画的な視点でもなく、あくまでコメディだったりセックス映画だったりするところが凄い。

 例えば「青べか物語」と言う山本周五郎原作の映画にあるのはひたすらに猥雑な人間たちの描写だ。それも殆どシネマスコープの引きの画面の中に人物を収めきり、よほどのことがない限り「寄り」はない。かと言って手法としての長回しに拘ると言うわけでもない。『寄り』を撮ると言うことは何らかの感情を映した人物に感じさせるものだが、絶対にそれは拒絶する。ロングショットは勿論あるけど、芝居の見せ所は基本的にはルーズなサイズに人物を埋めるだけだ。新しい登場人物が出てきても、紹介カットのような寄りはない。隅々まで芸達者な役者がキャスティングされているが、全てが『裏粕』と言う街に生きる人々のしょうもない生活描写に貢献する為に存在している。一方、いつも臭い芝居をしがちな主人公の森繁久弥にはまるで浅野忠信のように無芝居の芝居を要求している。同じ猥雑な感じがあっても、愛弟子の今村昌平や森崎東にはなんらかの感情が常に付きまとう。だが川島喜劇はそうした感情は「無粋」とでも言わんばかりに拒絶される。

 先日今村昌平監督が亡くなられたが、助監督時代の今村がプログラムピクチュアを撮り続ける川島雄三に対し「なんでこんなものを撮り続けるのか?」と問いかけたそうだが川島は「セイカツノタメ」と一言答えただけだった。それは本音だったろう。だが、そこに「作家主義」には絶対に陥らない監督の意地を読み取ることも出来る。松竹時代の川島映画を去年下北沢でやっていたようだが、見逃したのが悔やまれる。

 川島雄三享年45歳。僕と同じ歳だ。環境が違うとは言え、45歳で「サヨナラだけが人生だ」と言えるはやはり凄いことだ。まあ僕は60歳くらいまでに「青べか物語」みたいな映画を撮れればいいかな。

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2006年7月11日 (火)

口中切開 その2

 遂に昨日、埋伏して化膿していた歯の根を除去手術。歯茎の中に完全に埋まっていたので、3箇所を切開して骨に近いところまで何やら金具を入れての手術なので通常の抜歯よりは全然大変だった。思った以上に深く埋まっていたので骨を傷つけないように取り出すのが厄介だったようで1時間も手術にかかってしまった。麻酔が効いているから痛みは感じないのだけど、顔の中心部奥深くに冷たい金具が差しこまれているのは感覚で感じるので、その冷たい感触がとても嫌だった。デビット・クローネンバーグ的恐怖とでも言おうか・・・視覚でもなく、聴覚でもなく、顔の中の方に感じる感覚の恐怖と言うのは生理的嫌悪を感じさせる。

 1時間に渡る手術ですっかり体力も使い果たし、ボルタレンと言う痛み止めの中でも一番強い薬を貰って帰る。顔の中が腫れている感覚は終日続いた。あまりに痛いので昼食後は、このボルタレンを呑んだが痛みは引いたが、頭がぼーっとして眠気を誘い意識が朦朧してしまった。携帯に、月末に撮るドラマの脚本が届いたことを知らせるメールが来たのでパソコンを開くが、まともに読める状態ではなかった。

 今朝、術後の傷口を消毒してもらいに行き、来週以降に抜糸と決まる。いやあ、久々に物理的な恐怖を体験しました。歯は早めに治療ですね。

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2006年7月 9日 (日)

王監督の話

 ソフトバンクホークスの王監督が胃に腫瘍があるとかで帰京し手術を受けると言う。僕らはまさにON世代で育ったわけだが、なぜか僕は小学生の頃からのアンチ巨人で王、長嶋にシンパシーを抱いたことはなかった。ただ、野球人とはまた別な側面での王さんの人柄は札幌にいる頃から知っていた。

 札幌に住む友人の妹はソフトバンクホークスの熱狂的なファンである。とは言え南海ホークス時代からのホークスファンだったと言うわけではなく、王監督のファンだからホークスファンになったと言う人だ。多分、いまでもホークスの応援に福岡まで出向いたり、札幌ドームのホークスの試合は必ず観にいっているのではないかと思う。では、彼女がなぜ王さんのファンになったのか?彼女は幼い頃身体が弱く、札幌市内のある養護学校に行っていた。王さんは、札幌遠征の折、毎年必ずこの養護学校を訪れ、病気の子供たちを励ましに来ていたのだ。地方の養護学校への慰問は、大きな記事に取り上げられることもないので売名行為などでは決してなかった。誠実に子供たち一人一人に接していたようだ。そのことを彼女は決して忘れなかった。王選手が巨人王監督となり、福岡ダイエーホークスの王監督となっても彼女は王監督のファンであり続けた。これからもあり続けるだろう。それは幼い頃に接した王監督の励ましが今でも生きている支えになっているからだと思うからだ。

 僕は横浜ベイスターズのファンなので交流戦で対戦成績の部が悪いホークスはあくまで敵なのだが、いまは早く王さんに監督としてホークスに戻ってきて欲しいと願っている。王監督を必要としているのはチームだけではなく、上に書いたような小学生の頃から心の支えにしているファンもいるのだから・・・。

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負けに不思議の負けなし 勝ちに不思議の勝ちあり

 今週水曜の阪神戦がまさに『不思議の勝ち』だったろうか・・・。天候がベイスターズに味方をして雨天コールド勝ち。天候が不安定な時はとにかく先制というセオリーはあると思いますが・・・。

 果たして今日の岐阜での中日戦はどうだったか・・・。初回の石井の走塁ミスが全てと言えばそれまで。次の回、村田のエラーからあっさり失点。相手のミスに乗じて点を取れる中日と、ミスが失点に即繋がってしまう横浜のメンタル面の弱さがそのまま出た試合だった。若手中心だと勢いがあるときはいいけど、そうじゃないとミスの連鎖が起きて連敗街道まっしぐら。とにかく意識を高めて練習し、野球が巧くなることでしかいまのチームは救えない。金銭的な大型補強が出来ないなら、時間をかけて選手の意識改革を2軍レベルから確りとやってほしいです。

ところで、相手チームの山本昌のピッチング、見事と言うほかはなかった。ベイスターズの若い未熟な打線がいとも簡単に老獪な投球術にはまってゴロの山を築いていった。134,5キロの遅い直球を見せ球にインコースを突き、右打者にはアウトコースのシンカー(スクリュー)、左打者には低めのスライダー、カーブで打ち取る。あの真っ直ぐ、打者にはまだまだ早く見えるんだそうだ。4,5年前は中継ぎから引退まで噂された山本昌だが、当時のエース各でFAで巨人に移籍した後輩の野口の惨状と比べると、40近くになってまだまだ主力の力はあると言える。ベイの若手打線もこう言う老獪な投球術を打ち崩してこそ本物になれると言えるのではないでしょうか?

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