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2007年1月18日 (木)

曲谷守平な日

 午前中に「海女の化け物屋敷」を観て、昼を挟んで、午後は14時からシネマヴェーラ渋谷で「白蝋城の妖鬼」を観ると言う曲谷守平な日を過ごしてしまう。「海女の化け物屋敷」は昔、大井武蔵野で観て以来なので殆ど物語を忘れていたが、かつて黒沢清が「怪奇映画調のサスペンススリラー映画と言うジャンルが新東宝にはあって、これがかなり怖いんだ」と言っていたが、これもそういったジャンルに属するものだろう。今見ると突っ込みどころ満載で笑えるところもあるが、「映画の闇」を充分に感じさせる場面はたくさんあって、この監督の才を感じさせる。余談になるが水中銃で悪役が心臓を撃ちぬかれると言うアクションは1度はやってみたいアクションだが、これは東宝の「東京湾炎上」の水谷豊の水中銃串刺し磔が白眉だろう。
「白蝋城の妖鬼」は、丹波哲郎追悼上映の中の怪奇ロマン時代活劇で、こちらも冒頭から映画的な活劇シーンが満載の楽しい映画。主人公がパーなので、途中の推理劇は退屈するが(これは主に脚本的な問題と主役の魅力のなさだろう)、ロングショットを多用した騎馬アクションとクライマックスのタンバの変身シーンは充分にみごたえあるが、悪役襲撃のシーンは殆ど省略しているのに、一族が押し込んだ後の無惨な殺され方を映すだけで相当に残虐な一味であることをわからせる演出はなかなかだ。いや、本当に惨い感じなんだよね。襖の破れ方とか、土壁に飛んだ血飛沫とか、死体の配置が。明朗快活な東映時代劇や格調ある大映時代劇とはやはり一線を画す映画だった。
 
 夜帰ったら、遠藤氏が音楽効果をあててくれた「法則」のDVDコピーが届いていて家のテレビで見直すが、現場の同録がうまくいっていないところがいくつかあり、これも3月10日の公開までにアフレコすることに。

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