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2007年3月25日 (日)

多村選手PV撮りとパリーグ開幕

 Sn340087 福岡シーホークホテルのカーテンを開くと、眩しい光が。昨日とは打って変わった好天。9時までに球場へ駆けつけると練習が始まろうとしていたが、現場の雰囲気は昨日の重苦しさはもうない。王監督も昨日の試合終了後のベンチ裏とは打って、何か吹っ切れたように早出特打ちの若手打者たちに指導している。ただ、多村選手の表情はまだ固かった。ここでまだ、笑ってはいけない。そう、言い聞かせながらストイックに練習に汗を流してる。
 僕は、多村選手を撮ろうと外野にできるだけ近い内野のファールゾーンまで行ったのだが、その時、下から「ここで負けててたらいかん、それまでや。負けてられないのや」と、自分に言い聞かせるように呟く声が聞こえてきた。昨日の開幕戦に登板し、4失点した斉藤和巳投手だった。「負けてられないのや」その一言は自分に対してのものだろうが、一方でチームのことでもある。選手1人1人が「負ける」ということに対して、大きな屈辱感を持っている。それは勝つことに誇りを持っているから、必ず勝つことが自分たちの使命だと思っているから。ソフトバンクホークスとはそんなチームだったと思う。

 試合開始からも、僕は本当にハラハラドキドキしながら多村選手を撮り続けながらも応援していた。その多村選手の第2打席、均衡を破るタイムリーを叩き出した。チームが待ち望んでいた先取点だった。試合は和田投手の好投で勝利を納め、なんと多村選手はお立ち台へ。僕も試合終了をベンチ裏で待ち、勝利の試合終了と同時に報道陣に混じってグラウンドへなだれ込んだ。360度のホークスファンが歓喜の声をあげる中、和田投手と共に多村選手がお立ち台に上がる。僕は必死になってカメラを回し続けた。カクテルライトをバックに、少しハイキーに気味に絞りを開けて、テレビのニュースでは撮れない、カッコイイ多村選手の姿をカメラに収めることに成功。特に、お立ち台に呼ばれるのを静かに待っている多村は最高だった。

 記者たちの囲み取材終了後、待ちに待った多村選手のWeb用の単独インタビューを撮った。今朝までの緊張から解き放たれたように清々しい顔でインタビューに答えてくれる多村選手。僕のほうが感動と興奮でちゃんと質問できたかなあ。とにかく昨日がつらい1日だったので、今日は涙が出るほど嬉しかった。

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コメント

勝負師の世界はいいですね。
色々ネガティブな話題が多い野球界ですけど、
魅力はまだまだ尽きてないはず。

作品ですが、監督も感動しながら制作していらっしゃるようなので、
良い物ができると思います。
もちろん冷静も必要ですが、熱狂の中にいないと本当に面白いものは生み出せないと思います。

投稿: ファン | 2007年3月26日 (月) 01時42分

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