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2007年4月16日 (月)

ミュートウイットネス

企画の参考にこの辺りのホラー映画を観まくっていますが、「ミュートウイットネス」は、公開当時見逃していた映画なので大変面白く観ました。デ・パルマ初期の映画に似ているというか、前半は残酷エロ&ホラー&スラッシャー風で始まり、撮影所という場所を生かした演出に、シネフィル的なオマージュ(主にヒッチコック)を加味して、中盤以降はスパイスリラー映画風に展開していく。この後半部分がちょっと、何も怖くなくなってしまって、ヤクザVシネチックな雰囲気になってしまうのが何とも惜しいのですが、前半30分の勢いは今でも充分勉強になります。
 「ファイナルディスティネーション」は、宣伝協力を頼まれて出来なかったことがあるんですが、これも直球勝負のスラッシャー映画だった。死を予知して回避した若者たちが、『運命』と言う目に見えない悪魔の力によって殺されていく。この殺され方が中々に映画的で、雷が鋭利な建造物の一部に落ちて、それが崩れて人間を串刺しにしてしまうような「オーメン」風の偶然の殺され方のアイディアで勝負してくる。続編もあって、毎回、どう言う殺され方をしていくのか、それを知った主人公がどう回避していくのかが見せ所なんだけど、短くていい映画です。

 いずれも低予算映画ですが、本来こうしたホラーと言うのはB級映画の王道だったわけで、B級映画受難の時代にこれからどう言う地平を切り拓いていくのかが今後の我々の方向にも影響してくると思います。アメリカ映画はこうした市場がきちんとあるけど、日本では映画のマーケットが非常に狭いですからね。狭くしたのは観客の方でもあるのですが

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