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2007年6月13日 (水)

割り本作り

  助監督から割り本の催促が来たので今日は割り本作り。その前に、1話目の編集上がりのビデオが届いたので、捕り物部分を参考に見る。今回はライブで結構やらなくてはいけないので、僕の回でも試行錯誤いろいろ実験しなくては。という訳で午前中は割り本作り。次の撮影はまだだから油断していたら、その前にもう次の回の撮影も始まってしまうようで、本当は今日、明日は映画のプロット書きにあてるはずだったのにと思いながらも、今回は目線の演出で後半部分を撮る事に決める。

 「ケータイ刑事」は謎解き以降の部分がどうしても「銭型の謎解きの台詞」~「回想」~「また謎解きの台詞」と、言った具合に芝居から動きを奪ってしまって、ともすればモーションピクチュアとしての醍醐味に欠けてしまう恐れがあるので、今までは、回想と謎解きをワンカット表現してみたり、背景を合成させてみたり、少しでも「台詞」だけで、役者が止まってしまわないように工夫してきたのだけど、今回はちょっと目線劇のような形を演出できないかと、成瀬の本を読んだり、「乱れる」のワンシーンを見たりいろいろ考える。実は市川昆監督による金田一耕助シリーズのカット割をそのままやってみたりしたこともあったのだけど(銭形零)、本家本元に「犬神家の一族」をリメイクされたいまとなっては、石坂浩二の動きをケータイ刑事にさせるわけにもいかず、今回は地味ながら確りと地に足の着いた推理劇を組み立てていけないかと工夫する。今回は犯人の人間関係もひとつの重要なファクターになっている部分があるので、それなら成瀬はなんらか参考にならないかと思って見たのだけど・・・素晴らしすぎて・・・。ただ、もう一度思うことはあった。映画やドラマのテンポと言うのはカットが細かかったり、台詞と台詞の間を摘んで速いカット繋ぎにしたりすることが「テンポを出す」ことになると勘違いしている人もいるようだが、これは明らかに違うと言うこと。特に編集の間合いは芝居をいかに生かすかによって決定されるわけで、芝居が巧くない人のテンポを出す為に「間」を摘むと余計に台詞の音のリズムが壊れてしまう。そのあたりは、芝居の巧い人たちの映画を観ることによってしかいまや学べないが、こうした仕事を積み重ねていく中で、少しづつではあるが分かってくることもあるし、その為に映画を観ることで学ぶことも多い。

 しかし、改めて一番感じるのは「撮ったものよりよくなる編集」と言うものはやはりなくて、撮ったものが駄目だからカット繋ぎで誤魔化そうと言うことを考えるなら演出でやはりなんとかすべきなので、今日のような作業は極めて映画やドラマにとっては重要であると思う。

 つまりやはり何を撮ろうとするかだ。

 早朝から割り本作りに専念できたので、昼から奥さんの車で緑山スタジオまで割り本を届けに行く。うちから緑山は川崎と横浜なので、実はそんなに遠くなかったと言うことに気がつく。思った以上に速く帰れたので、夕方からプロット書きに入る。

 夜は野球観戦。ナイスゲームでした。

 

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コメント

NHKでプロ野球選手などアスリートのトレーニング方法を紹介する番組がやってました。
その中で工藤選手がクローズアップされてました。
43歳でも140km/hを超える直球を作っているのは股関節だそうで、
球界最年長とは思えない豪快なフォームで驚きました。
ハマファンの佐々木監督も股関節を意識して鍛えたりしていますか?

投稿: ファン | 2007年6月14日 (木) 16時48分

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