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2007年7月23日 (月)

ドン・シーゲルBOX

ドン・シーゲル コレクションDVD-BOX DVD ドン・シーゲル コレクションDVD-BOX

販売元:キングレコード
発売日:2007/07/18
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遂に届いた!今年一番欲しかったDVDBOXだあ!
 本当は木曜に届いていたんだけど、金曜は撮影だったし土曜は舞台鑑賞があったので、ようやく本日「ドラブル」鑑賞。実に、33年ぶりの再見。封切り当時は「チャイナタウン」の併映作として札幌で観て以来の映画。
 オープニングからして痺れますよ。
・少年合唱団風の曲に合わせて寄宿舎の二人の少年が、軍の敷地に入っていってしまうところを、全てスチールで表現し、クレジットをダイスゲームの文字でお洒落に見せて行き、最後のカットで動画になる。と言う展開は「白い肌の異常な夜」に似ていますね。そこから少年たちがジョン・バーノンのスパイに誘拐されるところが物凄い早い。
・で、実はこの少年たちはイギリス情報部員のマイケル・ケインの息子で、ジョン・バーノンとハスッパ女のスパイコンビは情報局の隠し金を身代金に要求するが、上司のドナルド・プレゼンスと上層部は揉み消そうとするのでマイケル・ケインは一人で子供を救出に向かう。

 とまあ、いまこれを大金かけて描くととんでもないアクションシーンの連続になるのですが、ドン・シーゲルの演出は、無駄なカットは1カットもなく、かと言って退屈させることなく、もうどんどん話は先に進んでいくんですね。犯人側と主人公の動きをそれぞれ描き出してサスペンスとバイオレンスを奏でる方法論は「突破口」や「ダーティ・ハリー」と一緒。ジョン・バーノンとコンビの金髪女スパイがなんと言うか、自由な感じでいいんですよね。それでいて非情で。「突破口」でもマフィアの金を追う悪徳刑事をジョン・バーノンが演じていましたが、この人の悪役の雰囲気は本当に深みがあって、それでいて人間的でいい。そう、この頃のドン・シーゲルのアクション映画には人間臭さに満ちているんですよ。主人公も悪役も。この時代でも真新しかった物語ではないと思いますが、とにかくとにかく素晴らしいです。

 一見地味な映画ですが超一級品のエンタティメントですね。先日観た「ボウイ&キーチ」もそうだったけど、70年代のアメリカは世界映画的にも本当に素晴らしい傑作を残した稀有な時代なのかもしれないとさえ思ってしまった。

 さて、明日はいよいよデビッド・リンチの「インランドエンパイヤ」を観にいきますよ!

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