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2007年7月

2007年7月30日 (月)

編集3連発!

 朝から広尾のアプレに行って8月9月分の多村仁選手ポッドキャストの編集と、今月頭に撮ったプラス1(アプレワークショップを元に創るショートムービー)の編集。多村選手のポッドキャストは濃厚なと言うか、普段スポーツ番組などでは絶対に聴けないインタビュー話の数々。あまりに面白くて、それでいて長いので2回に分けて配信することにしました。こちらはVOL1が8月6日、VOL2が9月6日配信の予定です。サイト内の6TOOLアドレスから行って是非観て下さい。

 プラス1の方は「虐め」問題をテーマにしたかなり重たい青春映画です。殆ど1シーン1カットで撮られていますが、普段は撮らない重厚な内容の映画なので中々気に入ってます。元々、或る映画の企画からヒントを得て、全く別物のショートフィルムを創ってみようと思ったのが原点。かなり「虐め問題」について調べたので、いろいろ書きたくなってしまったんですよね。でも、我々が共存共生していく為には避けて通れない問題だと思うのです。「虐め」問題は。それでいて、これを面白い映画にもしようと思うとかなり難しくって・・・。役者の卵たちのエチュードから、脚本を作り上げ、ワンシーンワンカットで撮った方法論は今回も成功しているようで、「銭形海」の2話目を撮った時期とほぼ同時期なので、ちょっとテーマは違いすぎますが、演出的にはいろいろ被るところもあります。この映画は、来年緒方明監督の映画なんかと一緒に劇場公開される予定です。

 編集終わって帰宅したら、相変わらず咳が酷くって夏風邪が治らないので明日は1週間ぶりに病院行く予定です。風邪引きでも全く先週から休めなかったですからね。明日、明後日はきちんと休養します。

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iの会

 昼は高校野球の神奈川大会の決勝をテレビで妻と観戦。川崎の桐光学園が甲子園出場を決めて盛り上がる。
 その後、夕暮れ時に都内の某屋上ビヤガーデンで毎年恒例Bsiの夏の陣。その名もiの会に夫婦で出席。今回は「ケータイ刑事 舞台版」の打ち上げに加えて、「恋する日曜日」「先生道」の打ち上げも兼ねていたので、まさにアンドリウチルドレンの若手女優集結と言った壮観な宴となりました。僕自身はまだ夏風邪がかなり残っていて、ちょっと体調が辛くもあったのですが、久々に会った草刈さんや金剛地さんそれに小出早織ちゃんなんかと歓談出来たのは楽しかったですね。でも一番楽しかったのは普段話す機会のないBsiの広報や業務と言った仕事をなさっている方たちと楽しくお話できたことだったかもしれません。
 宴会の途中で大雨と雷で、いつもより早めに終了。
 草刈さんの「アンドリウの仲間は楽しいいいぜええ!来年もまた集まろう!」で締めくくりました。

 その後2次会に行った人もいるけど、僕ら夫婦はそのまま帰宅。中々風邪が治りません・・・。

 尚、8月2日の横浜スタジアムの横浜対巨人戦に小出早織ちゃんが始球式することになりまして、僕も一緒に帯同して応援してこようと思っています。勿論小出早織ちゃんの始球式も、ベイスターズも!

 チケットはまだまだありますから、是非小出さんの始球式の応援に来て上げてくださいね。そしてまかり間違ってもウサギさんチームは応援せずに横浜ベイスターズの応援を宜しくお願いします!!!

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2007年7月27日 (金)

昨日 今日

 昨日はホラー短編のカラコレで1話目を終了させ、今日は夕方から久々に紀尾井町の角川映画で『学校の階段』の取材。ホラー短編の方は、遠藤浩二の音楽効果が付くとどう見てもこれは『新耳』のノリ。出てくる亡霊も金髪の幼女だったりするし、かなり楽しい出来上がりになりそうです。そう言えば現場に映画美学校出身のスタッフの男の子がいて(篠崎ゼミらしい)、うちの奥さんに「佐々木監督は金髪がお好きなんですか?」なんて聞いていたらしいけど、まあ、好きかな。エロイ意味はありません。日本の風景の中に現れる金髪の中に何か禍々しいものを感じ取るんですよね。これは幼少の頃に観た、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』など円谷プロの特撮ドラマに出てくる金髪女が大概は恐怖の存在として登場していたからだと思うんですよね。テレスドンの時の地底人とか、『吸血地獄』とか・・・。あ!『学校の階段』にも金髪外国人一人入れて置けばよかったかなあ。

 それにしても、風邪が未だ完璧ではないので、いろいろ準備しなくてはいけないことがあるのに出来ないのは焦る。夏風邪は苦しいですね。ちょっと治ったかと思って外出すると、いきなり35度近い外気でサウナ責めされて、電車に乗ると一気に急速冷凍されて、体調を整えることが出来ない。中々風邪も治りにくくなるわけでです。今日も体調が悪かったので、夜の呑み会は中止にして帰宅。

 それにしてもベイスターズは完全に自力の無さだとか数年間負け続けたメンタル面の弱さが出ているなあ。ここ踏ん張らないと夏後半から秋は全く野球を楽しめなくなるのに・・・。巨人、阪神、中日のクライマックスシリーズなんか観たくもないからね!

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2007年7月25日 (水)

1日だけのワークショップ 女子中高生編

 病み上がりの身体を押して、13時から「月刊デビュー」主催の「サマーキャンプ」の一環で「女子中高校生」の為のワークショップをアプレで。熱は下がったけどやはり身体が思うようではなく、なんとなく自分の身体の形のモビルスーツを自分で操るようなぎこちなさ。ワークショップのほうは、若い子達が興味津々のオーディション攻略法とか。恐らくもっと簡単な攻略法が聞けると思ってきたと思うが、結局はお芝居の基礎を鍛えなさいとか、清潔感ある服装でとか、当たり前だけど当たり前のことが出来ない世の中なので徹底するようにとか極めて硬い話をする。
 後半は実践的にある映画の一場面を演技してもらって寸評することに。最後は、『怪談新耳袋 幽霊屋敷と呼ばれる家』を大きな画面に上映して、中学3年の頃の堀北真希がどう言う芝居をちゃんとしていたかを感じてもらう。が、このショートホラーを観ているうちに半分くらいの子が本気で怖がり始め、ラストに幽霊がチョイ映る箇所では3,4人の子が飛び跳ねて怖がっていた・・・。
 終わった時にはそのインパクトが強すぎて、ワークショップが納涼ホラー体感となり、しーんと言う空気に。最後は楽しそうに質問してくれたけど、自分が作ったホラーを本気で怖がってくれたのが嬉しかった。

 しかし、終わったらまたしても身体に風邪の重たい雰囲気が戻ってきたので、主催者側と雑談をする時間もなく即効で帰宅。ああ、夏風邪はひつこいなあ
 

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24日 発熱

朝起きたら38,3度の熱。近所の病院に行って血液検査をしたら白血球の数値が以上に跳ね上がり、熱は39度近くまで・・・。それでも喉が腫れていないので風邪かどうかはわからない・・が多分風邪だろうと抗生剤を処方される。午後になっても熱は一向に下がらなかったので、親戚がやっている病院へ。そこで初めて「いやいや喉が真っ赤に腫れていますから風邪の症状が重たいのです」と診断されほっとする。近所の病院は基本的に息子の代になっているが今日は珍しく先代の院長だった。もう80近いからいろいろ見落としはあるのかな。

 後ほどネットで調べたらアデノウイルスと言うまたの名を「プール熱」と言う典型的な夏風邪の症状だったことが判明。近くの老医にはすっかりと脅かされちまったぜ。

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2007年7月23日 (月)

インランド・エンパイヤ

Inland_banner2

http://www.kadokawa-gardencinema.jp/yebisu/

  朝一から妻と2人で「インランドエンパイヤ」鑑賞。純度の高いデビッド・リンチ映画。マルホランド・ドライブとかでも感じていたけど、今日の映画が一番ケネス・アンガーを思わせた。「スコルピオ・ライジング」とかね。ローラ・ダーンの血で汚されたハリウッドストリートとかは「ハリウッドバビロン」のオープニングスチールを思い起こさせたけど、それだけじゃない。エドワード・ホッパーの絵画もデビッド・リンチに似ているよなあ。とか思っていたら、これは既に滝本誠さんが言及されていたんですね。60年代のアメリカ実験映画は大学の頃にまとめて観たけど、どれも興奮させられるものばかりだった。当時は札幌の駅裏8号倉庫と言う場所で、灯油ストーブのニオイを感じながら、自分らで16ミリフイルムを映写して観たのだけど、今日の映画も恵比寿ガーデンプレイスのような場所ではなく、もっとアンダーグラウンドな場所で観るべき映画だったのではないかと感じた。
 映画のほうは「ロストハイウエイ」でこれくらいやってみました・・・『お、結構反応いいな。じゃあここまでやってみようかな』と「マルホランドドライブ」を制作。『うんうん、客もここまでは着いて来てくれるか・・・じゃあ、次はもっとどっかんとやってみようかな』と言う事で『インランドエンパイヤ』と言う感じだったのではないかと・・・。 前2作に比べると、脈絡のなさ、物語の不可解さはさらに過剰になっています。
 いずれにしろ、リンチの映画は脈絡を追ってはいけない。そこに繰り広げられる事象をただ追って楽しめばいいと思っているので、その意味で3時間はあっと言う間だった。ただ、時折辻褄が合いそうになる仕掛けをしてあるのが曲者。そんなものを信じて脳味噌を物語に委ねると、また脈絡なくどーんと突き放されていく。これはそこを楽しむ映画なのだ。「ごおおおおおおお」と言う全編を覆う重低音のノイズと共にただ自分を預けてしまえばいい。 しかし、3時間はやはり長いかな。特に恵比寿ガーデンシネマは『いまどき』場内飲食禁止なので、3時間飲まず食わずは辛かった。それと、僕の隣に座ったおっさんが、映画が辛くなってくると「うーん」「ああああ」と唸り声を上げるのも煩かった。まあ、気持ちはわかりますが・・・。
 リンチ初見の人にはきついかもしれない。これを観る前にケネス・アンガーとか近代アメリカ文化を多少なりとも予習して、せめてリンチの「ロストハイウエイ」とか「マルホランドドライブ」は勉強してから観にいったほうがいいかも。

 純度が高すぎて脳出血の怖れはある映画でした。

 映画が終わって妻は恵比寿でエステへ。僕も寄り道して帰ろうかなと思ったが、なんだか風邪気味なのでいそいそと帰宅。湘南新宿ラインを使えば15分ほどで最寄駅まで帰れるというのは有難い。家に帰ったら風邪はさらに酷くなってきたようで安静にする。夏風邪なんか久しぶりだ。これもデビッド・リンチの毒が強すぎたかな?

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ドン・シーゲルBOX

ドン・シーゲル コレクションDVD-BOX DVD ドン・シーゲル コレクションDVD-BOX

販売元:キングレコード
発売日:2007/07/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

遂に届いた!今年一番欲しかったDVDBOXだあ!
 本当は木曜に届いていたんだけど、金曜は撮影だったし土曜は舞台鑑賞があったので、ようやく本日「ドラブル」鑑賞。実に、33年ぶりの再見。封切り当時は「チャイナタウン」の併映作として札幌で観て以来の映画。
 オープニングからして痺れますよ。
・少年合唱団風の曲に合わせて寄宿舎の二人の少年が、軍の敷地に入っていってしまうところを、全てスチールで表現し、クレジットをダイスゲームの文字でお洒落に見せて行き、最後のカットで動画になる。と言う展開は「白い肌の異常な夜」に似ていますね。そこから少年たちがジョン・バーノンのスパイに誘拐されるところが物凄い早い。
・で、実はこの少年たちはイギリス情報部員のマイケル・ケインの息子で、ジョン・バーノンとハスッパ女のスパイコンビは情報局の隠し金を身代金に要求するが、上司のドナルド・プレゼンスと上層部は揉み消そうとするのでマイケル・ケインは一人で子供を救出に向かう。

 とまあ、いまこれを大金かけて描くととんでもないアクションシーンの連続になるのですが、ドン・シーゲルの演出は、無駄なカットは1カットもなく、かと言って退屈させることなく、もうどんどん話は先に進んでいくんですね。犯人側と主人公の動きをそれぞれ描き出してサスペンスとバイオレンスを奏でる方法論は「突破口」や「ダーティ・ハリー」と一緒。ジョン・バーノンとコンビの金髪女スパイがなんと言うか、自由な感じでいいんですよね。それでいて非情で。「突破口」でもマフィアの金を追う悪徳刑事をジョン・バーノンが演じていましたが、この人の悪役の雰囲気は本当に深みがあって、それでいて人間的でいい。そう、この頃のドン・シーゲルのアクション映画には人間臭さに満ちているんですよ。主人公も悪役も。この時代でも真新しかった物語ではないと思いますが、とにかくとにかく素晴らしいです。

 一見地味な映画ですが超一級品のエンタティメントですね。先日観た「ボウイ&キーチ」もそうだったけど、70年代のアメリカは世界映画的にも本当に素晴らしい傑作を残した稀有な時代なのかもしれないとさえ思ってしまった。

 さて、明日はいよいよデビッド・リンチの「インランドエンパイヤ」を観にいきますよ!

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2007年7月22日 (日)

ケータイ刑事 銭形海 舞台初日

 昼間は前日の撮影後の疲労が残って、デーゲームのオールスターもぼんやりと見たりしながら、夜は妻と「ケータイ刑事」の舞台を観に赤坂のレッドシアターへ。僕は映画は本当に何でもかんでも観る雑食人間なのですが、演劇に関しての観る目は素人だと思うんです。それでも若い頃は舞台も良く観にいっていて、映画やテレビでは味わえないライブ感を楽しめるものが好きで、学生時代は舞台そのものの空間を縦横無尽に使った「黒テント」や「赤テント」或いは「天井桟敷」と言った仕掛けのあるものが好きでした。やはり、テレビや映画とは違う臨場感を期待してしまうんですね。だから、簡素なセットで映画の1場面を再現するような芝居を観るのは退屈で苦手でした。まあ、映画でも淡々とした恋愛劇は苦手で、人がたくさん死んだりとか、幽霊が出たりとか、アクションが激しいとか、ミュージカルシーンが楽しいとか、そう言う映画しか好きじゃなかったくらいですから・・・。ゴダールの「気狂いピエロ」の中で、ジャン・ポール・ベルモンドがサミュエル・フラーに「映画って何なんだ?」と、聞くと通訳を介してフラーが
「映画は戦場だ。愛、憎悪、アクション、暴力、死、つまり感動だ」
と言う場面がありましたがまさにその通りだと思うんです。

 という訳で前説が長くなりましたが、「ケータイ刑事 銭形海」の舞台版ですが、これは本当にテレビや映画とは違う、ライブ感に満ち溢れた楽しい舞台でした。全編歌と踊りが楽しい。上演しているのは、ミニシアターなんですが、草刈さんの立ち居振る舞いはもう大劇場のエンタティメントの品位を完全に持ち込んでしまってるんですね。うちの奥さんはかつて、東宝の舞台で草刈さんや大地真央さんの舞台に出演していたりしていたんですが、うちの奥さん曰く「草刈さんの大政さんを見つめる表情は、まるで大地真央さんを見つめていた時の表情、立ち居振る舞いそのものだった」そうです。草刈さんは凄いですねえ。テレビの高村一平だけでは観ることができない、これは舞台ならではのものでしょう。例えば、大政さんが決めの表情を作るときとかって、映像だと必ず海のアップになっていたりするわけで、その時高村がどう言う表情をしていたのかは視聴者はわからないでしょう。こういった時の草刈さんが実に素晴らしい表情をしてたたずんでいるんですよ。これも舞台の醍醐味なんだなあと改めて考えさせられました。勿論、銭形海こと大政絢ちゃんやクイーン女優宝積さんの歌や踊りも素敵でした。皆本当に楽しそうだった。もっともっと歌うシーンが観たかったですね。 それと毎回の大政さん自身による劇場案内もライブでこれも楽しみの一つですね。

  終了してからは初日打ち上げにほんの少しだけお邪魔させていただいて一緒にビールで乾杯に参加させて戴きました。アンドリウさんが早速ダメ出しして次の改善点を打ち合わせしていましたが、もうすっかり舞台演出家が板についていました。それと、草刈さんが僕の顔を見るなり近寄って来てくれて「監督の2話凄く良かったよ!」と手をとってくれたのが嬉しかったですね。こんなスターに誉めて貰えるのは本当に嬉しい限りです。

 というわけで、本当に楽しい赤坂レッドシアターでの「ケータイ刑事 銭形海 舞台版」是非御覧になることをお勧めします。ワンダフル!マサオクサカリ!&アンドリウ!

 

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2007年7月20日 (金)

ホラー短編撮影

 朝からホラー短編撮影。主演福永マリカ、撮影金谷宏二、照明木村明夫、それにウチの奥さんが出ていて、スターダストのワッキーが現場にいてロケが中野のハウススタジオと言うとどう考えてもBsiの作品のようですが実はこれはまた別の仕事なんですね。
 今回も異形の亡霊もの。金髪の幼女の亡霊を使った、いかにも佐々木組なホラーな雰囲気ですが、いつもとメディアが違うのでサイズや照明には苦労しました。でも、まあ1日50カット以上を無事に撮りきって、これはこれでいい仕事なのではないでしょうか?本当はいろいろ毛色の変わったホラーを模索したのですが、結果的には「怪談新耳袋」で僕の異形の亡霊ものを好きな人にはたまらないトウマッチな金髪亡霊が出てくるホラーのセオリーをきちんと守ったジャンルホラーになっていると思います。
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 主演の福永マリカは僕の短編では2本目ですが、将来性があると思うので、是非是非お勧めの子です。写真はクランクアップの記念に妻と3人で撮った写真。頑張って精進してブレイクして欲しいものです。

 さて、いよいよ明日から「ケータイ刑事 銭形海」の舞台が始まりますね。僕らは明日の夜に観にいきます。楽しみですねえ。中々人気でチケットも好評発売中の模様。ワッキー他、稽古を観た人たちからは傑作の声が聞こえてきてますよ。チケット売り切れる前にGOGOGOですね!

 
 

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2007年7月19日 (木)

企画打ち合わせ & 横浜スタジアム

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午前中に明後日撮影の短編の決定稿を送信して、その後カット割りのお勉強。ああ、また1日で撮るにはきっついカット数に・・・と言うわけでもう一度整理しなおすことに。

 午後からは西麻布のOZで企画打ち合わせ。実に高尚な内容の打ち合わせで楽しくも心引き締まる時間を過ごす。俺ももっともっと頑張って一瀬氏のためにと言うか映画の為に頑張らなくちゃなあとモチベーションを上げる。
 事務所を夕方近くに出て久しぶりに横浜スタジアムへ・・・。こちらも緊張感溢れる試合内容で、しかも完封勝利と大満足。前半戦を貯金5で折り返して今年のベイスターズは頑張っています。その後、球場で会った年の離れた友人と関内の高田屋で一杯やって帰宅。

 実に充実した楽しい一日だった。

 明日は撮影準備で終日自宅作業の予定。

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2007年7月17日 (火)

ホラー短編衣裳合わせ アルトマン「ボウイ&キーチ」

 朝から恵比寿の某社でホラー短編の衣裳合わせ。今回の主役は福永真梨佳ちゃんと、うちの奥さんです。福永さんは今年の初め頃に「先生道 大霊界先生」で一緒に仕事して以来、佐々木組はショートフィルム2本目の主演となります。衣裳合わせの方は淡々と粛々と進みましたが、初めてのシステムでの仕事でちょっとした戸惑いも。そう言えば今日は祝日のせいかT口さんが最後まで衣裳合わせに付き合ってくれて、いろいろ銭形家の姉妹のその後の話なんかも聞けて楽しかったです。一見強面ですが僕ら夫婦はこのT口さんが大好きなんです。

 午後には劇用写真も撮り終わって解散。僕と奥さんは恵比寿で時間を潰したり千疋屋でフルーツケーキを食べたりして、夕方、ぴあフィルムフェスティバルのロバート・アルトマン特集「ボウイ&キーチ」を観に渋谷東急へ。劇場近辺で中原昌也君に会ったり劇場で柳下さんに会ったり、中原君は今日3本観るけど「ボウイ&キーチ」は外したそうだが、僕と柳下さんは「ボウイ&キーチ」を選んでしまったのは何故なんだろう?と言う話に。僕なんかはリアルタイムに「ナッシュビル」も「ボウイ&キーチ」も知っていて、アルトマンと言えばここいらあたりの映画がやはり核になってくるのではないかと言う意見は一致したのだけど、柳下さんもカルトで言えば「BIRD★SHT」なんだろうけど、やはり70年代にメジャーで撮ろうとしていた「ロンググッドバイ」「ギャンブラー」「ボウイ&キーチ」の頃が一番良かったのではないかと言っていた。80年代以降の、アルトマン映画は実は僕も苦手だったりするのだけど、これは食わず嫌いと言う部分もあったりはします。

 で33年ぶりにスクリーンで観た「ボウイ&キーチ」はやはり最高でした。しかし、当時中学生だった僕にとってきつかったこの映画は、33年経って観てもやはり妙な映画ではあった。いや、基本的には「俺たちに明日はない」なんかより一億倍も切なくていい映画なんだけど、前半と後半の演出法が見事に違っていて、前半のあの異常なズーミングやワンシーンワカット攻勢とあくまで物語りに感情移入を拒絶するとさえ思える客観手法とボウイとキーチが一緒になってからカットバック主体の主観手法を使い分けている。ひょっとしてユナイトへの配慮?なんて不謹慎なことさえ思ってしまった。まあ、アルトマンがユナイトに必死で気を使ってもマイケル・チミノがその数年後に叩き潰してしまうわけですが・・・。それにしても、重苦しくて切ない犯罪青春恋愛映画だった。劇伴音楽を一切使わない、BGMは全て当時のラジオ放送(主にラジオドラマ)から聞こえてくる音のみと言う生々しい演出も迫力があった。

 しかし、まあこれも良い子の若い監督たちはくれぐれも真似しないことを祈りますね。

 と、思って見ていたら、今回のホラー短編で助監督をやる若林が観に来ていて、現場での仕事ぶりはいざ知らず、中々勉強家で頑張っているなと思った。映画を観ることは、特に70年代のアメリカ映画を観ることは非常にいいことなのでこれからも映画は観続けて欲しいね。なんて声はかけずにロビーで追加の衣裳の指示を出して帰宅。

 アルトマンに清水宏と他にも今月は観たい映画が山ほどあるのに忙しいなあ。

 

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2007年7月16日 (月)

御礼

 一昨日、「ケータイ刑事 銭形海」の放送があってから昨日まで、ファンの方々からの激励のメールやこのブログへの書き込みを戴きありがとうございました。その殆どが「銭形愛」への原点回帰で良かったというものやこの路線を是非突き進んで欲しいと言うものでした。今回は一見地味な演出ですがちょっとした目線を活劇に変えていくようなそんなことに挑戦して、そこがうまく伝わるかどうか不安だったのですが、これほど皆さんからの反響があったのはとても嬉しかったです。これも加藤くんの脚本が良かったり、大政さんや草刈さんが頑張ったり、ゲストの俳優さんたちが物語の中での役割を的確に果たしてくれた結果だと思っています。イベント性の高い回が面白がられるのも嬉しいですが、こうした地味でも地に足をつけた内容のものがファンの方々に評価されたことはこのうえもなく嬉しいです。僕自身はまだまだ反省すべき点も多く、もっともっといい作品を仕上げられるはずだと思っていますので、皆さんの励ましの声を糧にもっともっといい作品をこのシリーズでまた撮れるように精進していこうと思います。

 こちらに直接書き込みに来て戴いた方も、直接メールを戴いた方にも感謝します。8月放送される予定の夫婦共演の回も宜しくお願いします。こちらは若手監督のこの枠デビュー作となっていますので、生暖かく見守ってあげてください。

 さて、今日はこれからホラー短編の衣裳合わせです。

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2007年7月15日 (日)

ケータイ刑事 銭形海 ON AIR

今夜は「ケータイ刑事 銭形海」のON AIRを自宅で鑑賞。テレビドラマの場合は初号試写と言うのがないので、HD画質で音と画が初めて一致したものを観るのはON AIRが初めてとなる。
 で、観終わって反省点多々多し・・・。一番は、ちょっとオーケー尺が長すぎたので編集で尺調しているんだけど、例の視線劇を貫徹させるにはほんの3,4フレづつがやはり短かった。特にカットバックの流れはもう少し落ち着いた流れを作りたかった。余韻を残す意味で「ケータイ刑事」にしては珍しく入れた「波間の自転車の実景カット」など、短すぎて余韻を創るまでには至っていない。
 ゲストの合田君も岡あゆみちゃんもこちらの演出通りに素晴らしい芝居をしてくれたのに勿体無かった。例えばこれがコメディ路線の時であれば、この間合いの編集でもよいのだけど、今回のように推理劇を視線劇で落ち着いて演出する場合は「尺を食う」ことを計算に入れなければいけなかったのだと思う。限られた予算の中で、総じて満足いく仕上がりになったとは思うけど、数フレの編集勝負が今回は難しかった。
 と言うわけで、芝居はあれで問題はなかったので編集にちょっと工夫が必要だったかなと、もっと大きな削り方をして編集の間合いを伸ばすべきだった。

 でも、加藤くんの脚本のいいところは生かせたと思うので、まあ自分なりに納得は出来た仕事だったかな。自分が撮った「銭形シリーズ」の中ではかなり気に入ったものになってはいました。

今回一番やりたかったことは会話だけでも「活劇」を成立させられるか?と言うことだったと言う事は改めて確認。

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2007年7月14日 (土)

銭型海 2話放送

 今日23時~Bsiにて「ケータイ刑事 銭型海第2話」の放送があります。今回は役者のアクティブな動きよりも視線劇に拘った演出を楽しんでいただければと思っています。僕が撮ってきたシリーズでは20本目の「ケータイ刑事」です。加藤淳也君の脚本もミステリ好きらしい、謎解きが2重にあると言う面白い内容だったので僕も今まででギャグ風味を最も抑え気味に演出した内容となっています。演出と言うのはそれ独自が独立してと言う物ではなく、やはり脚本をどう生かしていくかと言うことだと思うので、加藤くんの脚本の構成が良く出来ていれば僕は、静かに的確に演出していくだけなんですよね。演出だけがハッチャケテもこれは駄目だと思うんです。

 先日観て来たシャブロルの映画には1億光年遠く叶いませんが、ジュブナイルとしての小品ミステリを楽しんでいただければと思っています。

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ロケハン

 昨日は10時40分中野駅集合でショートホラーのロケハン。
 中野は20代の頃に住んでいた町なので懐かしくって30分前に着いていろいろ見て回る。店のマイナーチェンジはあっても、20年前と何にも変わらない町並みだった。ただ、ブロードウエイのまんだらけがあんなに大きくなっていたのには驚いた。20年前も店は大小2件ほどあったが、いまはブロードウエイ3階の殆どを「まんだらけ」が占拠しているようなそんな雰囲気だった。20年前は長崎俊一監督や山本正志監督なんかと毎日のように歩いていた記憶がある。
 ブロードウエイもそうだけど、ブロードウエイと中野駅を繋ぐアーケード商店街が僕には懐かしい。このアーケードから小路をちょっとはいったところにあった「クラシック」と言う木造ボロ建築の喫茶店はさすがになくなっていたが、それでも10数年前はまだあったな。コーヒーが150円で、ミルクがマヨネーズの蓋のようなものに入って出てきた。

 ロケハンは新井薬師~永福町のロケセットを見て歩き、カメラマンの金谷さんや助監督、ラインPの高松さんと打ち合わせ。初めてのメディアなのでまだちょっと方法論に戸惑ってます。

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2007年7月 9日 (月)

ワークショップ最終日

 昼から広尾のアプレでワークショップ最終日。今日は2週間前に撮った映像を見ながら芝居の講評。いろいろなレベルの人がいるので、それぞれに言ってあげなくてはいけない。しかし、ワークショップの定義ってなんだろう?俳優同士だけでやっているものもあるし、僕の場合はもう少し講義的な感じになる。心掛けていることは、役者たちとの距離感だ。なあなあになってもいけないし、突き放し過ぎてもいけない。映像を見ながらそれぞれの俳優に何を課題とすべきか、その言葉を捜す。しかし、撮影の現場ではないし、彼らはお金を払って参加しているので失礼なことは発言できないので、言葉には気を使う。

 定点カメラで役者を静かに撮っている映像は、退屈でもあるが、芝居についていろいろと考えさせてもくれる。

 終わってから近くの広島焼き屋で打ち上げ。この1週間は広島お好み焼きばかり食べていますね。ちょっとカロリー過多の割りに運動する時間がないので体重が心配。なんとなく、脇腹がうっすらと肉がついてきた気がします。

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2007年7月 7日 (土)

クロード・シャブロル 「石の微笑」

 About01_02 これはいい!と薦められていたので、「Q-AXシネマ」にてモーニングショー鑑賞。
 これは本当にいい出来だ。ジャンルとしては、「フィルム・ノアール」であり、運命の女と出会ったが為にどんどん酷いことになっていく「ファムファタール」映画の傑作だ。久々にルノアールの「浜辺の女」を観た時のような読後感。主人公と運命の女が出会った瞬間の「視線劇」の感情の高まりは、やはり自分の力をマダマダと思わせるに充分なシャブロルの演出力。あのカット、「見知らぬ乗客」をちょっと思い出したけど、あそこまでギミックではない。もっと、こう、ヤバイ感じがヒシヒシと伝わって来る。照明で雨を表現している中、濡れたまま部屋に入ってきて、はらりとドレスを脱いで裸で主人公に抱きつく2度目の出会いはまさに官能的な画面作り。運命の女との息が詰まりそうな地下室での密会シーンも素晴らしい。そんなに美人ではないんだけど、ヤバサ加減が丁度いい。

 フリッツ・ラングの「飾り窓の女」とかジャン・ルノアールの「浜辺の女」、ビリー・ワイルダーの「警視の告白」それに、最近ではデ・パルマが挑戦しているフィルムノアールの傑作群の中でもかなりいいんじゃなかろうか?

 実は僕が一番好きなジャンルがこの、ワルーーーイ「運命の女」に弄ばれてしまう駄目な男の犯罪ミステリと言うジャンルなんですよね。

 なんとも憂鬱な撮影照明が本当に素晴らしいフランス映画の傑作。原作は、ルース・レンデルの「石の微笑」と言うミステリなので、ミステリ好きにもお勧めですね。今書いている映画のプロットのラストと非常によく呼応しているものを感じたので映画的モチベーションはガーーン!と上がる。

 ところで今日から始まる『ケータイ刑事 銭形海』の大政絢さんは将来的にはこういった「運命の女」を演じると素晴らしいのではないかと思いました。「白いドレスの女」とかね。

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2007年7月 6日 (金)

怪談新耳袋 10万枚突破!

怪談新耳袋 百物語 DVD BOX DVD 怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

販売元:キングレコード、ビーエス・アイ
発売日:2007/07/11
Amazon.co.jpで詳細を確認する

                                                    「怪談新耳袋」が売り上げ10万枚を突破しました。それを記念して、全作品が入ったDVDボックスが発売されることになりました。うちにもサンプルが届いたのですが全99本の詳細な解説、裏話を載せたライナーノーツがすっごく楽しいです。

未見の方はどうかこの機会にどうぞ!

                                            

     

BS-iとキングレコードが共同で制作し、2003年より放送してきた「怪談新耳袋」のDVD発売が6月末までに累計で10万枚を突破しました。

怪談新耳袋とは、怪奇話蒐集家の木原浩勝と中山市朗が全国を回って集めた実話物を原作としたホラードラマで、2003年より4年間で5分のショートフィルムとして99作、映画も3本制作されました。また、630日、77日には1時間のスペシャルドラマ2作がBS-iで放送されます。

監督陣にも「呪怨」の清水崇や「予言」の鶴田法男など「リング」の高橋洋など日本ホラーを代表する監督ばかりでなく、映画監督では佐々木浩久や山口雄大、井口昇、TBSの土井裕泰、平野俊一、吉田秋生、俳優の佐野史郎も参加。この作品は若手監督の登竜門にもなっており、若手映画監督の豊島圭介など、このシリーズから生まれた監督も多数輩出。ベテランと新人が多数参加したプロジェクトです。

これまで、TV・映画は海外20カ国以上で引き合いかあり、公開、DVD発売されています。

BS-i・キングレコード両社では10万本突破を記念して、これまで制作してきた599作をまとめたBOX「怪談新耳袋 百物語DVD BOX」(税込み23100DVD6枚組495分)を7月11日に発売します。

                               

 

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ショートフィルム撮影

 昨日と今日は、アプレワークショップでの「プラス1」と言う短編映画の撮影。自分で撮影照明をやれるところがこの仕事の楽しいところ。今回はDVX100Bと言うカメラを使ってCINE-LIKEガンマ、プログレッシブ30Pと言う設定で撮影しました。自分で撮影をやっていて面白いのは、カメラと俳優の距離感を直接掴めるので、四角いフレームの中でどう言う動きをすると何が出来るのか?と言う事が掴めると言うことです。今回は「学校の階段」で金谷氏がやっていたみたいに、一脚にペットボトルを括りつけて簡易スタディカムを作って、6分以上の長回しの芝居を撮ったりしました。
 ただ、実際に商業映画やドラマの現場で自分で撮影をやってみようとは思わないですね。やはり、カメラマンはカメラマンの確りとしたコンセプトがあって映画は成立しているので、何が出来て何が出来ないのか?と言う事は事前に頭に入れておく勉強にはなりますが、やはりサイズを切ったり、画作りは僕にはできません。それっぽいことは出来ても、やはり違うんですね。映画が好きだから、今回のように絞りで明かりをコントロールすることで、映画は光と影であると言う言葉の真意を掴んだりすることは出来ても、実際にはまだまだ・・・・。

 昨日は池袋の学校のロケセット、今日は葉山の森戸海岸での撮影でした。

 撮影は楽しかったけど、夜は親戚と電話でちょっと嫌な会話があって、結構暗い気持ちに・・・。やはり現場にいる時が一番楽しいのかなあ・・・。

 帰ったら「銭形海」のカンパケDVDが届いていたので、自宅のテレビで鑑賞。実は昼に撮った海岸と同じ海岸でロケしたんだけど、全然違う場所に見えるのが面白い。6月の日差しの方が実は紫外線が強いので、砂浜への反射が強くてより「夏」に見える。いや、やはり自分の撮影したものより断然いいです。

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2007年7月 3日 (火)

銭形海 MA

 11時に赤坂のスタジオで銭形海のMA。今回は音楽的にも、今までとは結構違ったアプローチ。前半の劇伴は殆どがラジオや店内BGMとしてスピーカーを通した音で構成したのが臨場感を生んで巧く行ったのではないかと思う。昨日自分で演じてきたシーンは結構ギャグってますが、自分が撮ったこの2話は加藤君の書いた脚本がそうだからなのだけど、ジュブナイルな推理劇の要素と切ないメロドラマの要素が入った大人も楽しめる内容になっていると思います。ただ、こうした推理劇をシリアスに撮っただけでは2時間ドラマの短縮版のようになってしまうので、そこをもう少し格調を持ってどう仕上げていくかに音楽面では苦労しました。その結果が前半は音楽はスピーカーを通した音だけで表現し、後半はブラームスを使いたいと言う僕のオーダーからクラシックの中の抽象的な、それでいてロマンチシズムを失わない音楽的な要素を摘出して、安易な犯人へのセンチメンタリズムを形成しないように、苦い悲恋の面を強調してみましたがこれが中々成功しました。これはこれで新鮮な「ケータイ刑事」に仕上がったと思います。個人的には自分が撮ったシリーズの中でも結構気に入っています。

  今回は1話目の口上部分の仕上げ終わる前に2話目を撮らざるを得なかったので、小中さんが撮ったものにあてた音楽の尺と僕が撮ってきたものがうまく融合するかどうか心配だったのですが、うまくはまってとりあえず胸を撫で下ろしました。

 とりあえず滞りなく仕事はひとつ終わって、気がついたら今回で僕が撮った『ケータイ刑事シリーズ』は映画を入れて20本目でした。区切りのいい作品で、満足の行く仕上がりの出来になったので嬉しいです。

 さて、明日は朝からワークショップの繋がりで撮るショートフィルムの撮影です。今週は他にも打ち合わせがあって、ちょっとしたヤマですね。倒れないように頑張ろう!

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2007年7月 2日 (月)

遂に「はひー」をやったぜ 銭形海出演

 Cimg0594_edited Cimg0595_edited今日は、 銭形海○話目にカメオ出演。うちの奥さんとの初の夫婦共演となったわけです。と言っても零の時のような大きな役での恥曝しはなく、ほんの1シーンのみ。まあ、気がつかない人は気がつかないかもしれない。
 しかし、確りやってきましたよ山城新伍直伝の「ハヒーーーーハヒーーーー」。山城さんの「ハヒー」は黒沢清監督の「スイートホーム」の助監督をやっていた折に、山城さんが何か恐ろしいことが起ころうとすると必ずこの「はひいいいはひいいいい」を披露してくれた。この山城さんの「はひいいいい」は持ち芸で、東映時代のコメディ作品では名物だったものだ。が、恐怖映画に強引にこの「はひいい」を持ち込んでは黒沢清に否定されていた山城さんは段々機嫌が悪くなっていったので、「僕は山城さんの「はひいい」が死ぬほど好きなんです」と助監督的フォローを言ったら「よくぞ!聞いてくれた!これはね、『アボット・コステロの凸凹幽霊屋敷』と言う映画で、幽霊を見たコステロがあまりの恐ろしさに声が出なくなって「はひいいいはひいいい」と声にならない声を出してアボットに伝えようとするものなのだよチミイ」と、その含蓄を披露してくれた。
 しかし、山城さん自身も「はひいい」の使い方は曖昧だったようで、ラストシーン、何故か箪笥の中で生き残っていた山城さんが自分を守ってくれたお守りを見つめると言うシーンで、意味深に見つめるはずの芝居に突如「はひいい」を入れたのだ。懸命な黒沢さんは「あの、それは山城さんを守ってくれたお守りですからそのリアクションは・・・」と否定されていた。
 あれから19年。いまや山城さんですら「はひいいい」をやることもなく、僕はことあるごとにこの「はひいいい」をいろいろな役者にお願いしてきたが、中々そのままやってくれる人はいなかった。あまりにくだらない話だが今回はこの「はひいいい」がかなりうまくいったのではないかと思う。監督も、草刈さんも大爆笑だったから・・・・。これからも僕は山城新伍の自称「はひいいい」伝道師を続けていくつもりである。

 ところで、草刈さんも大政さんも、僕が芝居するのを本当に動物園の動物でも見るように好奇の目で見ていたなあ。草刈さんのような憧れのスターに見つめられると、もうとてもじゃないがアガッテしまうので、必死に自分の目線を探すのが大変だった。

 でも、監督以外で出演だけで現場へ行くのってある意味無責任で気が楽ですね。プレッシャーゼロで本当に楽しかったです。それにしても今回の「銭形海」のスタッフは本当に優秀で素敵ですね。主軸のスタッフ2人がこの回で抜けてしまうのは勿体無いけど、なんとか今の底抜けに明るくて楽しい現場を維持して欲しいものです。現場には自由な風が吹きまくっています。このテンションをそのまま舞台にも持ち込めるといいのではないでしょうか?

 現場でいろいろ気分転換を図れて いい一日でした。

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