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2007年8月10日 (金)

トランスフォーマー

 川崎のチネチッタでスピルバーグプロデュース、監督マイケル・ベイの「トランスフォーマー」鑑賞。チネチッタは5回観にいくと一回無料になるので今日は無料招待の日。
 僕はこのオリジナルのアニメや玩具も全く知らなかったので、ポスターや予告から「宇宙戦争」のような暴力的な侵略怪獣映画を期待して観に行ってしまったら、思った以上にちゃんとしたジュブナイルロボットヒーローものでちょっと拍子抜けしてしまった。でも、冒頭のカタールでの戦闘はハンス・ジマー組みスティーブン・シャブロンスキーの音楽が大いに盛り上がって、相当に興奮する。特にこれはスピルバーグの意向も入ってのことか「引き画」によるアクションシーンが素晴らしい。だが、舞台がアメリカになると、脚本もなんだか停滞して、持てない君の主人公が動き始めると途端にカット割が無駄に細かくなって、その割にはどんどん映画は失速してしまい、マイケル・ベイは戦闘シーン以外は撮ってはいけないのではないかとさえ思えて苦痛になってくる。特に、中盤で善玉ロボットたちと少年の家でのコメディチックなシーンになるとグダグダで、僕の後ろで見ていたおばちゃん3人組は「もういいから早く行ってよ(物語を進めろと言う事だろう)」と文句をこぼすほどに・・・。カットが細かいとテンポが上がるわけではない、逆に単調でつまらなくなることもあると言う典型。
 後半のアクションシーンもやたらにものは破壊されるのだが、『宇宙戦争』のようなリアル感はなくって、ただただ特撮怪獣映画のように建物と車を破壊しまくるのみ。特に、車を跳ね飛ばしながらのアクションシーンが多かったのは辟易。おかげで、どっちのロボットが善玉か悪玉か判別つきづらくなり、数対のロボットが攻守に分かれて少年を守り、攻撃するのだが、この位置関係がさっぱりわからないので、アクションがエモーショナルな感情を呼び起こすこともなくダラダラ続く。
 このアクションの最中に、「グレムリン」のギズモがデザインされたトレーラーが破壊されるのだけど、「そうかこれは『ジョー・ダンテ』が撮れば傑作になったのではないか!と確信した。同じ機械が人間を襲うテーマの「スモールソルジャー」の方が予算は低いだろうけど、もっともっと興奮させられましたがね。
 しかし、繰り返しになるが軍隊が出てくると映画が締まって良かった。テーマ曲も「ザ・ロック」そっくりだが、中々戦意高揚曲としては秀逸だった

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