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2007年8月17日 (金)

悪趣味パニック映画 スネークフライト

スネーク・フライト DVD スネーク・フライト

販売元:東宝
発売日:2007/04/20
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打ち合わせの中で観ておいた方がいいかなとDVDで「スネークフライト」鑑賞。まあ、こう言う映画を観るときこそ5,1chのスピーカーシステムを無理して導入している意味があるかなと言う無駄な体感度100パーセントのパニック映画。監督は「デッドコースター」や「セルラー」のデビッド・エリス。
 タイトル通りに、ハワイからLAへ向かう旅客機に毒蛇がうじゃうじゃ出たら嫌だなあと言う恐怖を思う存分感じさせてくれる。物語は単純で、コリアンマフィアによる殺人現場を目撃した青年をアメリカ本国の裁判で証言台に立たせるため、FBIのサミュエル・L・ジャクソンが護送任務につくのだが、コリアンマフィアは護送の旅客機ごと落としてしまえと、わざわざ世界中の何十匹と言う毒蛇を荷物に隠して乗り込ませるというもの。この蛇君たちは何故か全員オスで、メスが発するフェロモンを客たちのレイに沁み込ませてあるものだから、もう興奮して興奮して襲いまくると言うものなのだ。
 CGと本物の蛇をうまく使い分けてはいるが、やはり数多の動物パニック映画そうであるように、うじゃうじゃと出てそれだけで充分蛇嫌いな人にはたまらないのだが、何故かこの蛇たちは飛行機のトイレでエッチしているカップルだとか、下品なマッチョ男たちをトイレで襲って、女性の胸や男の股間にかぶりつくのだ。そこが、なんとも笑える。
 しかし、この映画が面白いのはそうした悪趣味満開の中にあって、きっちりと航空パニック映画の定石を全て踏んでいて、爽快感満点の純正ハリウッド娯楽映画になっているところにある。
 例えば、犠牲者の中に定年を間近に控えたおばさんCAが乗っていて、それが最後のフライトで赤ん坊救う為に自らを犠牲にしたり、我侭な黒人歌手がパニックになって主人公の拳銃を奪って余計なサスペンスを招いたり、当然、パイロットは蛇に噛まれて操縦不能になるのでサミュエル・L・ジャクソンが操縦桿を握らねばならず、さらに蛇を殲滅させるにはこれしかないと、無茶にも飛行機の窓に銃弾を打ち込んで、「エアポート75」のように大きな穴を開けて気圧の力で蛇を吹き飛ばしたり、ジャンルとしてのハリウッド娯楽映画の実力を見せ付けるのだ。
 それでいて、主人公がチャールトン・ヘストンではなく、サミュエル・L・ジャクソンだったりするので、キレキレの演技で笑わせてくれたりするのが新しくもある。まあこれも彼の定番演技ではあるのだが、彼をキャスティングに期待する演技を決して裏切らない。

 娯楽の定番を確りと演出しつつ、エロも悪趣味もお笑いも放り込んで、僕には中々お勉強になりました。

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