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2007年9月 9日 (日)

高橋洋監督「狂気の海」鑑賞

 昼はジムで汗を流し、夕方まで広島ー横浜戦を見て、クルーンが打たれたところで外出。19時30分からの高橋洋監督「狂気の海」を観る為だ。
 会場はインディーズ映画に携わる人々が大勢来ていて、清水崇と片隅で映画の始まるのを待つ。清水は煙草を吸うから体中煙草の煙臭くなってしまった。
 映画は高橋ワールドフルスロットル!中原翔子オンステージ!と言う感じで「ソドムの市」をさらに深く濃厚にしたような特撮ポリティカルフィクションだった。高橋さんの映画では「ハーケンクロイツの男」などに一番近いかもしれない。室内での人物の動かし、特に中原翔子を最初にクローズアップで捉えて振り返りと同時に引き画でアクション繋ぎをすると言うカットは「ハーケンクロイツの男」にも全く同じカットが出てきて、『血を吸う宇宙』公開の時にテアトル新宿で「ハーケンクロイツの男」を特別上映した際に高橋さんがそのカットを実に僕は演出が巧い!と自画自賛していたカットだったのだが、その話を映画終了してからロビーで高橋さんに伝えると、全くそのことは忘れてしまってるようだった。でも、本人が数年前に自画自賛したようにこの人物の動かしは巧いといまでも思った。
 ところでこの映画には僕の撮った「ケータイ刑事銭形零1st最終回」で謎の爆弾犯の占星術師を演じ、今年撮った「恋する日曜日 卒業」で水沢エレナの母親役を演じた長宗我部陽子さんがFBIの捜査官で登場するが、彼女の美しさと芝居の巧さに驚いた。この映画は丁度「恋する日曜日」と全く同じ時期に撮影されており、僕の『恋日』で優しい母親役を演じた翌日には「狂気の海」で外国人の役を演じているのだから面白いものだ。どこか劇団で修行をしたようなことはないそうだが、あれだけの声量とメリハリの利いた芝居、虚構を確り演じてくれる女優は中々いないのでこれからも大事にしていかなくてはいけない一人だろう。

 しかし、高橋さんはどんどんこっちに針が振れた世界へ行ってしまうのかなあ。帰り際にそんな話をすると。「大丈夫ちゃんと真面目に仕事もやりますから」と言っていたけど、できれば次は予算の大きな映画で高橋さんと一緒に仕事をしたいものである。と、個人的には思った。

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