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2007年10月29日 (月)

娯楽と理想の鬩ぎあいの中で

 昼から2時間ほどジムで汗を流して、その後プロット打ち合わせ。ジムの方は風邪→撮影現場とおよそ1ヶ月ぶりだったのだけど、それほど体重に大きな変化がなかったので一安心。500グラムほど増えてはいたが、数回ジムに通えば落とせる許容範囲。

 打ち合わせの方は昨年からずっと練っては叩いているホラー企画。今は、安里麻里の紹介で知り合ったライターに練ってもらっているが、中々才ありそうなので楽しみ。僕の方が落ち着けば、もっと本格的に進むだろう。ところで彼は或る映画学校の出身なのだが、学校で教わったことと正反対のことをテレビ局や映画のプロデューサーから指摘されることが多くて苦労することがあったと言う。「プロットに心情を書くな」「出来事だけで物語を進めろ」が、実際に仕事に行くと「確り登場人物の心情を言葉で説明して欲しい」となるらしい。映画学校で教わることは理想だ。ただ、残念ながら選択肢はプロデューサー側にあるのだから、「説明して欲しい」と言われたらライターは説明しなくてはいけないと思う。しかし、自分が理想としている監督たちに教えられたことは間違ってはいないし、映画にとっても必要なことだ。しかし、仕事をすると言うことはまた別なことだと認識しなくてはいけない。映画もテレビドラマも商品だからだ。

 映画の二元化が激しく進んでいる状況は、企画者側だけではなく、こうした理想にとり付かれて、商業作品を拒否してしまう作家側にも責任はあるかもしれない。と、思う。もっとぎりぎりの鬩ぎあいの中で、娯楽と理想を両立させていく映画を創る努力をしなくてはいけないのではないかと思う。傷つくことを怖れずに、自分のプライドも時にはかなぐり捨てて裸一貫で頑張らなくてはいけないと思う。それが映画への本当の愛ではないだろうか?

 と、言うわけで僕自身は大量生産しながら、娯楽と理想の鬩ぎあいの中で、新しい映画を創ることに希望を抱いている。

 

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