« 2007年3月4日 - 2007年3月10日 | トップページ | 2007年3月18日 - 2007年3月24日 »

2007年3月11日 - 2007年3月17日

2007年3月14日 (水)

企画書きの日々と恋日カンパケ

 4本同時進行という怒涛の半年が終わって、ようやくデスクに迎える時間が出来てから毎日物語り創りの日々です。オープン戦も横浜スタジアムで始まっていますが、中々行けません。まあ、3月に入って寒いってのもあるんですが・・・。昨日も一昨日も、朝8時から日暮れ時まで終日プロット書き。3歩進んで2歩下がる。と言った具合に丁寧に書き込んでいくのでこれでいいのかな?と言う段階じゃなく、これしかないだろうと言うという確信で書いていくのは大変です。

 夕べは「恋する日曜日」の完成品が届いて妻と鑑賞。今更ながらに、中学3年の女の子の視点を最後まで崩していないところがよかったかなと。脚本で1,2シーン彼女の視点を離れてしまう箇所があったのですが、編集でそこを省いても説明不足になることはなかったので、最後まで1人称に近い形で描けたのがうまく行った要因かなと。手法が優先されるのではなくて、物語を観た観客の感情をどう動かしていくかを優先させることを今回も考えて撮ったのだだけど、それはテレビも映画も一緒なことだと思います。現場では役者さんが気持ちで演じられるか演じられないかと言う話が時折でますが、本来重要なのは観客の感情であって、役者の感情ではないのですね。その方が演じやすいのであれば、役者への感情の説明もしますが、昔清水宏監督(崇じゃないよ)だったかな、あまりしつこく役者が「ここの気持ちは・・・」と聞いてくるので「気持ちなし!」と言ったエピソードを聞いたことがあります。さすがに僕は、そこまでは言えなくて、役者が迷ったらわかり易く説明したりもしますが、できれば淡々と粛々と現場を進めて行きたいですね。

 昔、僕が尊敬する藤山寛美のドキュメンタリーを観ていたら、寛美が新喜劇の役者を凄く怒っていて「おまいら、お客さんに「どうだ」見せたろか、言う気持ちで演じてへんか?「どうか」わたしらの芝居を見てください言う気持ちが大事なんやろが!」と言う言葉に感動した覚えがありますが、まさにそうですね。芝居なんてお客さんが楽しんでなんぼのもんなんですわ。

 話が横道にそれましたが、「恋日」を見終わって、昨夜たった一人の観客の妻が「中学生の女の子の気持ちがわかる」と、涙してくれたのが嬉しかったです。妻はいつも一番最初の観客であり、ありがたい観客なのです。

| | コメント (7)

« 2007年3月4日 - 2007年3月10日 | トップページ | 2007年3月18日 - 2007年3月24日 »