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2007年1月7日 - 2007年1月13日

2007年1月13日 (土)

オフライン完了

昨日は13時からうちうちのセミオールラッシュをアビッドで。大永氏は前日も編集室に泊り込んだようで、モジュレーションの台詞や音がきちんと整理されている。画の繋ぎに関しては完璧。もうこれ以上直し様がない。直したくなる所があるとすれば撮影の段階に戻ることになるしかない。大きな修正箇所は、初日に思い切ってラストシーンを切ったり、河原のシーンを2ページほど切ったり、ちずる(小阪由佳)の練習シーンの一部を削ったところだが、これは観る前からお正月休みの間にある程度はプランニングを立てて削る箇所を予測していたところだったので、「観てから悩んで削るかどうかを決める」と言うことはなかった。里美(黒川芽以)の成長物語。これがぶれないことをとにかく心がけた。

 ここ数年で一番悩まずに編集がうまくいったのは、自分の脚本に自信があったのと、金谷さんのカメラがよかったからに他ならない。迷いがなければ編集は早い。僕はもう安心しきって、こちらの演出意図を100パーセント認識してくれている大永氏に託して見守っていればいい。

 これは撮影中も僕が貫いた姿勢で、根本が間違っていない時は、スタッフ編成で選んだスタッフたちが方向を見誤りさえしなければ何も言うことはない。あとは時間や天候と言った制限も含めて常に「判断」だけしていけばいい。
 
 編集大永、撮影金谷、アクション監督安里も含めて今回選んだスタッフに間違いなかったことを改めて確認した。
 あとは音楽効果の遠藤浩二がなんとかしてくれるだろう。既に本編に挿入されている黒川芽以の歌や、松尾敏信、秋山奈々たちのHIPHOP挿入歌のクオリティの高さで僕は安心している。

 今回改めて感じたこと「娯楽映画は経験値が作品の出来を左右する」と言うこと。この作品がうまくいきつつあるのは、なんだかんだとこの3年間で30本近いドラマや映画をBsiを中心に撮れて来た事が大きいのではないかと。撮影の金谷氏もBsの仕事で知り合った技術者だし、主演の黒川芽以も、音楽の遠藤もそうだ。大永氏とは丁度10年目。
 ようやく自分も「リオブラボー」連作のジョン・ウエインのようにプロ集団の『仲間』を結成できる域に差し掛かりつつあるかなあと思いました。 今回の『学校の階段』も含めて、こうした作品を撮る機会を与えてくれたプロデューサーの方々には心から感謝します。

 さて、次の難関は恐らくアフレコでしょうな。助監督が離れているのできちんとした段取りが組めるかそこだけが不安です。

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2007年1月11日 (木)

妻仕事

http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/library/alldenka.html

 妻の滝本ゆにの仕事の紹介です。いまは、アリコジャパンのCMにも出ていますが、こちらは東海地方でのみ流れている中部電力のCM。川口浩探検隊のパロディCMに出演しています。丁度、銭形雷の「川口探検隊」ネタを書いた時に資料としてDVDを買っていたので、その世界観を予習して行ったのがいい結果を生んだのかもしれません。東京地方では観られないので観てください。

 また角川映画「学校の階段」にも、黒川芽以の叔母の役で、メインキャストとして階段部員の次に重要な役どころで出演していますのでよろしくお願いします。

 尚、「学校の階段」は他に松尾敏信、小阪由佳、通山愛里、秋山奈々、甲斐麻美、 栩原楽人 神楽坂恵、滝本ゆに、三輪ひとみ(3年ぶり佐々木組登場!) 並樹史朗、森本レオなどの出演で、初夏の頃にシネマアート六本木で公開予定となっております。 

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2007年1月10日 (水)

ようやく見えてきた「学校の階段」

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 今日も11時からアクティブシネクラブの編集室で、11時から編集ラッシュを観ながら「学校の階段」CG打ち合わせ。昨夜、僕が帰った後に大永氏がかなり治していたおかげで、随分とよくなっている。どうやら昨夜は徹夜ではないが、泊り込みで作業したらしい。ここから先は編集部の独壇場ですね。モジュレーションの音を整えなおしてくれたのが大きく、繋がりと言うのは画よりも音の繋がりの悪さの方が気になってしまうと言うのはやはり本当だ。CGの大木君もモチベーション上がってきているようで、監督としては心強い。
 昼ご飯はプロデューサーたちと神楽坂の老舗の鰻屋で、いくつか打ち合わせしながらもうな重を戴く。きも吸い付の鰻は美味しいですね。編集室へ戻ると既にビデオに落とし込んでいる最中。このビデオを持ち帰り、今日は初めて自分の部屋の大型ワイドテレビで観て面白いかどうかを確認するのだ。
 結果は問題なし。と言うか、狙い通りの傑作になりそう。やはり大永編集の力は凄い。1晩で見違えるように直っていた。特に黒川芽以の歌のシーンはやはりいいね。家のテレビで1人で観て面白いと思うのは、大丈夫な証拠。ただ細部で(ほんの細部で)気になるところがあるので、明日はそこを直していくことに。僕自身の編集作業はそろそろアップに近いかな。現在72分。僕にしては、爽やかな青春映画が出来そうです。 しかし、これから本編やCG、カラコレ(色調整)などでまた変わりますからね。

 そして何より音楽と効果が今回は大変そうなのでまだまだ気は抜けない。

 奥さんは『新細腕繁盛記』の撮影で深夜までのようだ。撮影に行ったら「銭形雷」のスタッフに挨拶されたと言うメールが来ていた。

 (写真は歌のシーンの撮影光景 大クレーンでダイナミックに黒川芽以を撮る)
 

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2007年1月 9日 (火)

「学校の階段」 編集初日

 大永君が繋いでくれた素材をチェックする初日。
 実は僕は編集作業が苦手である。最近はそうでもなくなったけど、昔、ビデオの編集が2分の1だった頃、まだ大永君と知り合っていなかった頃、素材選びから1人でやらなくてはいけなかった頃、本当に編集は苦行だった。とにかく、撮ったものが全部気に入らない。俺はなんて才能がないんだろう。と決まって自己嫌悪に落ち込んでしまうことが多かった。
 これは「ナチュラルウーマン」の時に、ノンリニア編集ソフトが日本に導入されて劇場用映画では2本目かそれくらいの頃だったので、周りの人間のいい玩具になって、しかも編集中に突然劇場が決まった為、時間切れとなり自分の満足いかないバージョンのまま公開されたことがトラウマとなっているからなのかもしれない。まあ、新人で自分に力がないから仕方なかったんだろうけど・・・(「ナチュラルウーマン」はテレビ放映時にもう一度脚本の構成通りに繋ぎなおしたものが僕が一番納得しているバージョンです) 

 いま、自分の殆どの編集を彼に頼むようになってからはそう言うこともなくなったが、それでも最初の繋ぎを観るのは緊張する。ただ今回は、自分で脚本を書いて、それなりに構成も確りしていると思っていたので、脚本の意図さえ間違えなければそう、失敗はしていないだろうと思っていたので、それほどの焦りもなく安里と共に編集室へ入った。
 で、最初のラッシュは80分。昨日から紙の上で切りたいところは既にあったので、それを踏まえて観たが、最初のラッシュとしては大永君が相当に繋ぎこんでいてくれたので、問題点も洗い出しが早く、予定が他にあって帰った安里のアクション直しの後半部分を残し、夕方には71分バージョンが出来上がる。今までのところは順調だ。脚本の持ち味を生かしつつ、なかなか面白くなりそうだ。大永君も『方向性が決まればあとは早い』と、早くも今回の勝利宣言が出る。あとはディティールを詰めていく作業。これで、また随分変わっていくからなあ。

 作業が早いのはやはり経験値と大永君とのコンビネーションでしょうね。大永君も繋ぎながら「ああ、結局いつもの佐々木組の繋ぎになっていくう」と言っていたが、まあ、1人の監督の方法論が数ヶ月でそう変わることもないし、捨てなくてはいけないものも早く見えてくる。
 とは言え、骨格が出来上がっただけなので、後はどんどんよくなる法華の太鼓で、肉付けができればうまく行くでしょう。

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2007年1月 7日 (日)

1月6日 アカデミー今年初授業

12時~TBSで次回作、次々回作の打ち合わせ。

 14時から30編のシナリオの講評。それなりに真面目に読んだ結果を素直に言うことに。
 その後で現役ラインPの増田さんの「プロデューサーの仕事とは?」と言う講義を僕も聞くが、制作部から叩き上げて修羅場をくぐり現在も井筒組や根岸組でラインPやっている増田さんの話は非常に為になった。こう言う人が現場仕切らないとなあ。その内容は
 予算オーバーしそうになった時、何をどうやって削り、しかもクオリティを落とさないで現場を守るのかシュミレーションし、それを、どう言うタイミングで監督に伝えるのか?伝えるだけではなくて代案をどう組み立てていくのか?など。それをきっちり言えないとプロデューサーにはなれない。などなど。
 
 そうしたら授業中に携帯が鳴って、本当は出てはいけないんだけど大永氏からの電話だったので慌てて廊下へ出て電話を取ると、カット数が膨大なので監督入りを1日遅らせて欲しいとの事。こちらも編集部が納得した形の繋ぎを観たいのでと言うことで月曜に編集室に入ることに決める。アクションだけじゃなくて音楽シーンもあるし、芝居もマスターショットの長いのを撮っていたので長回し多かったと思ったけど、きっちり寄りも全部拾っていたので結局カット数は増えていたのだな。
 夜はそのままBsi仕切りで、学生たちと新年会。僕は居酒屋で酔った勢いで話す議論に真理はないと思っているので、脚本に関しては授業の中で確り聞くか、個人的にメールをくれれば、必ず誠意を持って返しますから酒の勢いで質問はしないようにと、ちょっと厳しいかもしれないが突き放す。飲み屋でくだらない話は好きなんだけど映画論は意味なし。それでもみんな議論好きだなあ。もっとくだらない映画の話しようぜ。

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