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2007年8月12日 - 2007年8月18日

2007年8月17日 (金)

悪趣味パニック映画 スネークフライト

スネーク・フライト DVD スネーク・フライト

販売元:東宝
発売日:2007/04/20
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打ち合わせの中で観ておいた方がいいかなとDVDで「スネークフライト」鑑賞。まあ、こう言う映画を観るときこそ5,1chのスピーカーシステムを無理して導入している意味があるかなと言う無駄な体感度100パーセントのパニック映画。監督は「デッドコースター」や「セルラー」のデビッド・エリス。
 タイトル通りに、ハワイからLAへ向かう旅客機に毒蛇がうじゃうじゃ出たら嫌だなあと言う恐怖を思う存分感じさせてくれる。物語は単純で、コリアンマフィアによる殺人現場を目撃した青年をアメリカ本国の裁判で証言台に立たせるため、FBIのサミュエル・L・ジャクソンが護送任務につくのだが、コリアンマフィアは護送の旅客機ごと落としてしまえと、わざわざ世界中の何十匹と言う毒蛇を荷物に隠して乗り込ませるというもの。この蛇君たちは何故か全員オスで、メスが発するフェロモンを客たちのレイに沁み込ませてあるものだから、もう興奮して興奮して襲いまくると言うものなのだ。
 CGと本物の蛇をうまく使い分けてはいるが、やはり数多の動物パニック映画そうであるように、うじゃうじゃと出てそれだけで充分蛇嫌いな人にはたまらないのだが、何故かこの蛇たちは飛行機のトイレでエッチしているカップルだとか、下品なマッチョ男たちをトイレで襲って、女性の胸や男の股間にかぶりつくのだ。そこが、なんとも笑える。
 しかし、この映画が面白いのはそうした悪趣味満開の中にあって、きっちりと航空パニック映画の定石を全て踏んでいて、爽快感満点の純正ハリウッド娯楽映画になっているところにある。
 例えば、犠牲者の中に定年を間近に控えたおばさんCAが乗っていて、それが最後のフライトで赤ん坊救う為に自らを犠牲にしたり、我侭な黒人歌手がパニックになって主人公の拳銃を奪って余計なサスペンスを招いたり、当然、パイロットは蛇に噛まれて操縦不能になるのでサミュエル・L・ジャクソンが操縦桿を握らねばならず、さらに蛇を殲滅させるにはこれしかないと、無茶にも飛行機の窓に銃弾を打ち込んで、「エアポート75」のように大きな穴を開けて気圧の力で蛇を吹き飛ばしたり、ジャンルとしてのハリウッド娯楽映画の実力を見せ付けるのだ。
 それでいて、主人公がチャールトン・ヘストンではなく、サミュエル・L・ジャクソンだったりするので、キレキレの演技で笑わせてくれたりするのが新しくもある。まあこれも彼の定番演技ではあるのだが、彼をキャスティングに期待する演技を決して裏切らない。

 娯楽の定番を確りと演出しつつ、エロも悪趣味もお笑いも放り込んで、僕には中々お勉強になりました。

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2007年8月16日 (木)

14,15は打ち合わせ

 14日、15日と二日続けて脚本打ち合わせ。1本は映画、1本はドラマ。映画のほうは少し長い道のりになるかもしれない。15日はBsiで多聞さん、作家の加藤君との打ち合わせ。相変わらずBSiは活気があって5本以上の作品が同時に動いていて、まあ僕らの連ドラも入れると同時に10本以上の脚本打ち合わせを多聞さんはこなしていることになる。
 傑作を創る為には多作であることは正しい。若手の起用機会も多い。だが、現状若手がその機会を生かしているかと言うとそうでもない様子だ。
 この1本に命を賭けながらこの1本をきちんとスケジュールも守って創り上げるのは大変なことだが、スケジュールを守るのは当たり前。と言う前提から、「これしかない!」と言う作品を生み出す努力をしていかなければ、「予算とスケジュールさえあれば俺にも傑作が撮れる」と言うのは幻想だろうし、この時代はそんなこと言っていたら平気で5年も10年も撮れないことだってある。それはどんな大きな予算になっても、スケジュールと言うものは存在し、予算にも枠が出てくる。規模が広がればオーケーラインのハードルも上がるから、低予算を克服できないと結局予算がある現場へ行っても、「もっとハリウッド並みに予算があれば俺には傑作が撮れるのに」と言う事になるだけなのだ。
 プロデューサーが確りしていれば、予算に見合った脚本だろうから、監督は限られた条件の中でいかに最適な表現を使って、より面白く見せていくのかを考え選択していくことが必要かを考えなくてはいけない。

 夜は下北へ流れるが、何時になっても暑いのは変わらない。帰りの電車の中で小中理論の話を小中監督と話をする。小中理論と言うのは小中監督のお兄さんで脚本家の小中千昭さんが創り上げた幽霊表現についての理論で、それを分かり易くまとめたのが新書本「小中理論」だ。今更と言う人もいるかもしれないが、基本について考えるのは悪いことではない。と言うような話をしたかな。
 

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