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2007年9月9日 - 2007年9月15日

2007年9月14日 (金)

インド映画400本一気観

昨日は昼間は終日脚本書き。時々助監督から電話がかかってきて中断するので、ちょっとイライラ。夜はベイスターズが負けたので早めにHDDレコーダーを占拠して、約400近くのインド映画のミュージカルシーンの中から必要なものをピックアップしてHDに入れ込む。次の銭形で参考にしたかったのだ。実は3年くらい掛けて地味にやっていた作業だったのだが、今年の春頃にHDDレコーダーの調子がおかしくなって設定を初期化せざるを得なくてデーターが全て消えてしまったのだった。
 僕はインド映画を観る時には、海外DVDサイトでミュージカルシーンばかりを100曲分集めたアンソロジーを買って、その中から気に入ったシーンや女優が出ている作品を新たに買いなおすと言うことをしている。50年代のグル・ダッドの時代から最近の海外ロケメインの映画までいろいろ楽しめるが、やはり好きなのは90年代のインド映画だ。この時期のインド映画はそれまでの70年代までの純愛路線、80年代の残酷刺激路線、それらがジャンル横断されていて一番娯楽テンコ盛りとなっていて楽しい。だからミュージカルシーンを観て「ああ、なんて明るくて楽しいミュージカルシーンなんだろう」と思ってそのミュージカルシーンが入った映画を注文すると、実は両親を殺され妹を犯され、自ら両目を潰された男が復讐の為にギャングのボスを付け狙う。なんて言う残酷アクションドラマだったるする。しかも目が見えないのにバイクに乗ったりするのだ。

 話を昨夜の作業に戻すと、実は作業途中で挫折したので今夜続きをやらなくてはいけないのだった。

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2007年9月12日 (水)

忙しくなってきました

 昨日、今日と「ケータイ刑事 銭形海」のロケハン&脚本打ち合わせ。脚本の打ち合わせの方は、他の監督に提供する為の脚本です。このまま今月下旬まで1日も休めそうにありません。おかげで昨日の「発狂する唇」の渋谷での上映にも行けなかった・・・。脳内ハードディスクやメモリの容量はまだ大丈夫だが冷却装置の方が危ういかな・・・。
 それでも昨日、今日とベイスターズが2連勝しているので、大分気持ちは楽です。アドレナリンが出ているので仕事もはかどる・・・はず。
 という訳でブログの更新もしばらくはマメにできるかどうか・・・。

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2007年9月11日 (火)

「サッド ヴァケイション」の☆1に怒る

 週刊文春を病院の待合で読んでいたら、おすぎが☆1を付けていた。作品が送り出されればどう言う評価を得てもしょうがないとは思うが、3行批評で☆1とされるたぐいの映画ではない。そう言う種類の映画ではないということだ。映画批評と言うものが力をなくしてしまった現在、青山のこう言う映画を雑誌の3行批評コーナーで取り上げることにも疑問が残る。まあ、世間に少しでも認知されればいいんだろうけど。おすぎさんは、きっちりとこの映画を批判でも全然いいから文章で批評すべきだろう。そうじゃないと、単に貶しているだけになってしまう。貶すのは批評家の仕事じゃないからね。紙媒体であれ、Web上であれ好みの問題ではなく相対的に映画を語っている文章を僕はもう数年も読んでいない気がする。

 畢竟、自分の周りの人たちの意見の方が間違いないと思ってしまう次第。

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ケータイ刑事 ロケハン&美打ち

 朝10時から新宿出発で都内のスタジオロケハン。昼食を挟んで美術打ち合わせ。今回は内容そのものよりサプライズなシーンを撮るのが結構大変。まあ僕は得意な分野だから大丈夫だと思うけど後は準備次第ですね。美打ち後はキャスティングの相談。いろいろ案が出てその場で交渉してもらったりまだ決まらないことが多い。最近はこのペースに慣れたので、直前までいろいろ決まりごとが遅くても僕の方は全然大丈夫。飛行機のパイロットと同じで航続距離が長いほど経験値があがると言う事かな。ドリマックスは体制が確りした会社なのでディレクターと言う形で外部から入る僕にとってはかなりやり易い会社だ。だからこちらの演出意図がぶれずに、彼らを信用しておけばまず間違いない。と言う事はこちらに考える余裕ができるわけで、この枠に関する限り監督業に専念できるのが嬉しい。

 夕方には家に帰って来て予習復習したり、J・G・バラードの「殺す」がAMAZONから送られて来ていたので一気に読んだりとか。「殺す」の話はまた今度書きます。これは今年の春から企画している映画の為に参考に読んでいる不条理サスペンスミステリーですね。ああ、時間が3倍は欲しいですね。

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2007年9月10日 (月)

「発狂する唇」

 その高橋洋さんと組んだ「発狂する唇」が、渋谷のシネマヴェーラ渋谷で2日間上映されることになりました。最近の僕の仕事に親しんだ人たちにはちょっと驚かれるようなものですが、紛れもなく高橋さんと僕が組んだ3本の映画の中では一番面白いんじゃないかと思います。当時はJホラーなどという言葉もなく、「リング」の撮影中に高橋さんと脚本を創り始め、1年かかって書き上げ、一瀬さんが苦労してプロデュースしてくれた映画です。香港からアクション監督を呼んで撮影した最初の日本映画だったりもしますが、とにかく先入観なしで観るのがお勧めです。

 http://www.cinemavera.com/timetable.html

 10日は「結婚の夜」11日は「怪談せむし男」と2本立てですので、「ケータイ刑事」や「学校の階段」で初めて僕の作品に触れた人には是非共に観て欲しい映画です。出演は三輪ひとみ、阿部寛、大杉漣、鈴木一真、吉行由美、栗林知美、諏訪太朗、夏川ひじり。

 僕も「怪談せむし男」が観たいので火曜は劇場に足を運んで久々にスクリーンで観てみようかなと思っています。間違いなく三輪ひとみの代表作ですね。

 但し 

 これ観て僕を嫌いにならないでね!

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2007年9月 9日 (日)

高橋洋監督「狂気の海」鑑賞

 昼はジムで汗を流し、夕方まで広島ー横浜戦を見て、クルーンが打たれたところで外出。19時30分からの高橋洋監督「狂気の海」を観る為だ。
 会場はインディーズ映画に携わる人々が大勢来ていて、清水崇と片隅で映画の始まるのを待つ。清水は煙草を吸うから体中煙草の煙臭くなってしまった。
 映画は高橋ワールドフルスロットル!中原翔子オンステージ!と言う感じで「ソドムの市」をさらに深く濃厚にしたような特撮ポリティカルフィクションだった。高橋さんの映画では「ハーケンクロイツの男」などに一番近いかもしれない。室内での人物の動かし、特に中原翔子を最初にクローズアップで捉えて振り返りと同時に引き画でアクション繋ぎをすると言うカットは「ハーケンクロイツの男」にも全く同じカットが出てきて、『血を吸う宇宙』公開の時にテアトル新宿で「ハーケンクロイツの男」を特別上映した際に高橋さんがそのカットを実に僕は演出が巧い!と自画自賛していたカットだったのだが、その話を映画終了してからロビーで高橋さんに伝えると、全くそのことは忘れてしまってるようだった。でも、本人が数年前に自画自賛したようにこの人物の動かしは巧いといまでも思った。
 ところでこの映画には僕の撮った「ケータイ刑事銭形零1st最終回」で謎の爆弾犯の占星術師を演じ、今年撮った「恋する日曜日 卒業」で水沢エレナの母親役を演じた長宗我部陽子さんがFBIの捜査官で登場するが、彼女の美しさと芝居の巧さに驚いた。この映画は丁度「恋する日曜日」と全く同じ時期に撮影されており、僕の『恋日』で優しい母親役を演じた翌日には「狂気の海」で外国人の役を演じているのだから面白いものだ。どこか劇団で修行をしたようなことはないそうだが、あれだけの声量とメリハリの利いた芝居、虚構を確り演じてくれる女優は中々いないのでこれからも大事にしていかなくてはいけない一人だろう。

 しかし、高橋さんはどんどんこっちに針が振れた世界へ行ってしまうのかなあ。帰り際にそんな話をすると。「大丈夫ちゃんと真面目に仕事もやりますから」と言っていたけど、できれば次は予算の大きな映画で高橋さんと一緒に仕事をしたいものである。と、個人的には思った。

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銭形海準備中に 乙女ごころ三人姉妹 成瀬巳喜男

 明日からロケハンが始まるので、朝から脚本のお勉強。今回の加藤淳也の脚本も結構面白いのだが、その殆どが室内でのシーンで、前回が海辺での殺人目撃など起こっている事象それだけで映画的な撮り方を導入できたものが、今回は全てが室内。普通に撮れば常に壁をバックにした会話劇で、物語やトリックの面白さはあっても単調な演出になり兼ねない。
 そんな悩みを抱えながら、テレビをつけると成瀬巳喜男の「乙女ごころ三姉妹」を放送しているではないか。「成瀬巳喜男の世界へ」で山根貞男氏が細かに言及していた成瀬トーキー第1作の映画だ。確かにトーキー一作目らしい、音の演出が物語の進行に果たしている役割は大きかった。しかし、僕が驚かされるのはこれが75分の映画だということだ。しかも主人公は三人の姉妹でそれぞれのドラマが全て語られている。それで90分を超えないのはやはり、演出がサイレント映画を名残を残しているからなのではないか?と、思っていたら山根氏がやはりそこに言及していた。この夏に清水宏のサイレント映画を観た時に思ったことだが、サイレント映画と言うのは説明シーンと言うものが殆ど簡略化されて大胆にぽんと置かれてしまう。尚且つ時間の飛ばし方が実に大胆で、あっと言う間に人物の関係性が進んでいってしまうので、観ている方はのんびり観ているというよりより積極的に映画にのめりこんでいかないとおいてぼりを食わされてしまう。
 昨夜「天国と地獄」のドラマリメイクを観たが、これとは真逆の現象が起きていた。実に無駄な会話とカットが多いのである。いつまでも事件は進まず会話シーンがダラダラと続く。黒沢明の映画との比較はともかく、事件が起こるまでの人物説明が長くて僕なんかは途中で何度も退席してネットゲームの進行を確かめにいったくらいであった。
 それはともかくとして、「乙女ごころ三人姉妹」を観て、昔の映画はこんなに簡略に端的にそして大胆な演出がなされていたことへ驚く。そして、こう言う映画を観ると映画の神様に怒られないように我々も頑張らなくてはいけないなあと実感させられる。と同時にクランクインを控えて準備中の「銭形海」へのモチベーションが上がって行く。
 そういえばこの間の「銭形海」2話も成瀬の「女の中にいる他人」を観ながら撮ったことを思い出した。

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