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2007年9月23日 - 2007年9月29日

2007年9月29日 (土)

多忙

 今朝は早くから脚本直し&脚本の勉強&先日撮ったばかりの銭形海の編集。風邪がまだ完璧ではないのに、かなりハードなデスクワークをこなす。ちょっといっぱいいっぱいかなあ。まだまだ頑張らなくてはね。上がってきた銭形海の編集は中々うまくいっているのではないかと思うが編集はまだまだ修正したい箇所が多い。特に音楽シーンは時間かけてもやりこみたいかも。

 とにかく仕事して稼がなくてはね。本当は1本の映画をじっくり煮詰めたい気もするが、やはり現場が重なった方が自分のモチベーションはあがるから中々難しい。ただ今日などはちょっと精神的にきつかった。脚本、準備、編集全部違う作品と言うのははじめてかもしれない。

 夜はインド映画のミュージカルシーンを観て少しは癒されようと思うが、銭形海のバーボンお別れ編も見なくてはならずこちらもお仕事モード。高村最終回はいつも僕が撮っていて、大概はスケールが妙に大きくなることもあったが、加藤くんの高村側のドラマに則した内容の最終回も良かった。僕が撮るとベタな泣きのシーンに行ってしまう所を、篠崎演出は爽やかな方向にラストを纏めていてこれも良かったと思った。今僕が撮っている4話も加藤君のものだけど、こうした小さな推理劇は中々うまい。

 さて明日からも休みはなさそうで、体力的にも精神的にもどこで抜くか考えないといけない時期にきているかも。

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風邪引き帰郷

親の見舞いと親戚への挨拶を兼ねて北海道へ妻と2泊3日の旅行。
 しかし、銭形海撮影中にひいてしまった風邪が悪化して最悪のコンディション。まあ撮影中に悪化するよりはましだけど札幌は昼間でも16~18度とすっかり寒くて、中々調子も戻らないまま東京へ帰ることに。札幌で食したちょっと早めの白子がうまかったのが救いか・・・。この時期は夏の終わりの雲丹や秋、冬の味覚のはしりを食すことができるので案外食にはいいかも。後は、いい店をちゃんと案内してくれる人を知っているかどうかは大きい。値段もそれなりに頑張れないときついかも。いや、他の食べ物はともかく寿司屋は高い拙いは勿論多いが、安い美味いは中々ないと思う。職人のかなりの意地と繊細な心配りがどうしても必要になってくるからで、その職人の腕に払う金はやはりけちっては美味いものは食べられないのではないかと思う。

 基本的に病院とホテルに引きこもり、夜は2晩とも寿司屋という3日間であった。

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2007年9月25日 (火)

マサラなシーン

 久しぶりにギンギラの照明とフィルターでダンスシーンの撮影。「学校の階段」ではプロデューサーからやめてくれと言われて泣く泣く切らざるを得なかった踊り子ダンサーを従えて、90年代のインド映画のような明るくて能天気なそれでいてどこか郷愁とB級感覚そのもののダンスシーンを撮影。今日は殆どこのシーンの撮影に頭を費やす。これはインド映画のパクリではなく、インド映画の本質そのものに迫ってみようという試み。実は、2000年台に入ってからのインド映画のミュージカルシーンのMTV化にはかなり怒りを覚えていて、ドメスティックなヒンドウー映画独特のコテコテさが希薄となり、アジアの独特の屋台風味の味全てがマクドナルドのハンバーガーになってしまうかのような画一化されたアメリカのMTVみたいなものばかりなのがつまらないと思っていたので、インド映画が作らないなら自分で創ってしまおうと言う試みでもあった。しかし、こう言う冒険をやらせてくれるBsiと言うのは凄いと思う。年間もう50本近く撮っている強みと言うか、これがプログラムピクチュアの良さですね。他ではここまで過激なことはさせてもらえません。しかも1流のダンサー、振り付け師付きと言うのが素晴らしい。

加えて、こういう演出のシーンに大政絢の顔が映える!映える!顔つきが派手な美人顔なので、彼女のPVとしても大成功でしょう(編集で僕が妥協しなければ)

 という訳で、実は昨日からまた風邪気味だったのだけど、撮影が個人的には大いに盛り上がったので吹き飛びます。しかし、今年は風邪が流行ってますね。僕の周りも風邪引きばかりです。

 明日からは、ちょっと気の重い帰省で北海道へ。金曜には帰りますが、病気の母の見舞いは辛いですなあ。もう認知症ぽくてこちらのことがわかるかどうかもわからないし・・・。

 帰ったらすぐに別の監督のための脚本2稿を書かなくては・・・。一応パソコンも持っていくので、時間があったら書くかな。

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2007年9月23日 (日)

ケータイ刑事 銭形海 撮影

 ここ数日は銭形海の撮影を都内某所で。今回は殆どが室内のシーンの為にいかに演出が平板にならないか考え、室内での人物の出し入れと言う事ではやはり増村保造が一番だろうと、イン前には増村の「女体」なんかを参考に観た。この映画はマンション、大学の会議室、学長室などのシーンが殆どで、増村の映画では珍しいことではないオープンのシーンによる叙情性を全く排した演出が行われているので充分参考になったのだ。しかし、これがいざ現場に入ってみると実に難しく、狭い室内で行われていたと思われた、シネスコ画面の巧妙な人物の出し入れは実は相当に大きなセットを狭く撮ることで成立していたのだということが判明し、初日で敢え無く挫折。それでも「女体」に出てきたいくつかのカットの方法論は試せたのでよかったとするか・・・。2日目以降は、定点カメラによる2シーンワンカット長回しだとか、同じ室内のシーンをいかにダイナミックに撮れるかを考えた。

 ちなみに今回の相棒は五代さん。映画版以来役2年ぶりの登場となったわけですが、僕も山下真司さんの五代は何本も撮っているので、こちらからいわゆる「五代節」をどんどん仕掛けていくのが楽しかった。「あーーたね(あなたね)」とか、いきなり意味なく飛び出す山形弁だとか、ベタナ駄洒落とか、高村バーボンとはまた違った熱くて濃いギャグの連発こそが五代の持ち味なので、台本にはないアドリブをどんどんお願いすると、最初は忘れていたようだったが、本人も段々五代になって行って、いつの間にかモニターを見ていると、相手の女の子は変わっても、五代はなんにも変わっていない!と言ういい意味での「踏襲」の演出ができた。「男はつらいよシリーズ」などでは顕著ですが、やはりレギュラーキャラクターはある程度成立する年齢までは変えないほうが10年経っても同じギャグやっているという、そう言う円熟のエンターティメントが今の日本の映画にもテレビにも足りないので、やれることは全てやってみたいなと思いました。いやあ、いいですよ。山下五代完全復活です!

 加えてゲストは、「発狂する唇」の三輪ひとみ。「学校の階段」ではカメオ出演的な扱いだったのが、今回は完全に狂った女優役を怪演してもらいました。これは大成功。ラストの海を睨みつける顔は明らかにその瞬間が凍りつくホラーな表情になっています。

 夜、帰ってきたら、インドから国際郵便でミュージカル映画のDVDが届いていて、早速25日に撮るダンスシーンの勉強。堀北真希のダンスシーン以来のミュージカル仕立ての演出なので、ここには思い切り力を入れて撮ろうと思っています。あまり大きな音でDVDを観ていたら奥さんから怒られてしまった!

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