« 2007年10月7日 - 2007年10月13日 | トップページ | 2007年10月21日 - 2007年10月27日 »

2007年10月14日 - 2007年10月20日

2007年10月18日 (木)

クランクイン

Sn340132 朝、横浜の大桟橋のアクションシーンからクランクイン。インと言うと何がしかの緊張感があるが、今回の主人公たちは初主演映画ながら実にリラックスしているように見えるのは世代の差なのだろうか・・・。僕の方は、さすがに今年9本目のクランクインなので平常心。撮影の今泉さんが淡々とこちらの意図を汲んで現場を進めてくれるので嬉しい。

 午後は赤レンガ近くで車の走りと止め撮り。止め撮りと言うのは車を止めたまま走っているように見せて撮る方法で、助監督時代に黒沢清組で学んだが、僕はわざと背景の一部をぼやかして画に入れて撮影するのが好き。虚構と実像が成立するギリギリのラインを綱渡りしているようでドキドキする。

 その後、本当は病院のシーンのロケだったのだけど、明日は雨予報と言うことで急遽、スケジュールを入れ替えて、夕景のシーンを撮りに根岸公園へ行く。これが3ページもあったのだが、なんと4カット約40分で撮影完了。僕の中でも早撮り最短記録ではないかな?ロケハンでカメラポジションをほぼ決めていたと言うのもあるが、若い主人公たちが頑張ってくれた。

 このブログを読んでいる助監督さんは間違っても次回作でこう言うことを読んでスケジュールを組まないように。火事場の馬鹿力と言うか、予定変更で少ない時間を使って撮らなくてはいけないというモチベーションから生まれたことで、いつもできるわけではない。時間と金はやはりかけた分だけのものになりますからね。でもこう言うのは中々スリリングで楽しかった。

 

 

| | コメント (0)

2007年10月17日 (水)

野良猫ロックでお勉強

野良猫ロック コンプリートDVD-BOX DVD 野良猫ロック コンプリートDVD-BOX

販売元:日活
発売日:2006/12/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

と言う訳で今年の初めに撮り貯めていた「野良猫ロックシリーズ」を片っ端から観た。長谷部安春監督で「野良猫ロック」「野良猫ロック セックスハンター」「野良猫ロック マシンアニマル」藤田敏八監督で「野良猫ロック ワイルドジャンボ」と「野良猫ロック暴走集団71」長谷部監督の1作目はホリプロの日活の共同制作で和田アキコ主演のアイドル映画として企画されていた。2作目が「ワイルドジャンボ」で1作目の和田アキコの出演場面が流用されていたり、途中で売り出し中のホリプロのタレントが野村真樹、にしきのあきらが出てきたりするから、一応アイドル路線の流れは踏襲していたと見える。
 で、今見返すと改めていい意味で緩い。シネスコ画面を大胆に使った構図が両監督共に散見されるが、藤田作品の方が圧倒的に「変」である。前にも書いたがこの監督は「青春映画の旗手」なんかじゃなくって、ブニュエルの変態趣味映画にも似た畸形性を持った監督だったと思う。
 一方長谷部作品の方は横浜の街のロケーション撮影のシーンに迫力を感じるが、なんと言っても登場人物たちの極端なキャラクター設定が素晴らしい。特にどの作品通じても出てくる藤竜也と郷瑛次の衣裳、芝居が素晴らしい。70年代前半の時代への挫折と撮影所崩壊前夜の憤りとが合間ってなんとも言えないムードの映画群になっている。

 とりあえず今回は手持ちカメラの使い方を学びました。

| | コメント (0)

イン前日

 明日「トリコン!!!」のクランクインなので、昼はゆっくり過ごしながらカット割をやる。ドラマと違って割り本を創らなくてもいいので、基本的には芝居を観て長回しでいけるところまでは行こうかなあと。それと、彼らの魅力をできるだけ生かす為に、できるだけ彼らの日常に近い台詞回しや芝居に持って行きたいので、現場でエチュード的なこともやってみようかなと。思い立つ。時間がないから段取り通りに行かせないといけない面もあるが、それは脚本構成が確りしていないとできないので、今回のような緩い脚本内容だと逆にアドリブなんかを巧く生かしてハプニング的な面白さを狙ってみようかなと。いや、どんな仕事でも新しいことに挑戦していかないと仕事を続ける意味がありませんからね。

 と、イン前日にして思い切り開き直る。とにかく、中途半端なウエルメイドだけは今回はやめておこう。

 夕方はスタッフルームに顔を出して助監督に明日の一番手のシーンの段取りの指示を出し、そのままBsiで銭形海の脚本打ち合わせ。「トリコン!!!」クランクアップの日かその翌日に美術打ち合わせになりそうで、痺れるスケジュールだ。思い起こせば初めて4年前に『ケータイ刑事』シリーズを撮った時も、ハードな映画の撮影、徹夜明けに家に帰らずそのまま拉致されるようにロケハン車に乗せられてロケハンしたなあ。あの時と同じくらいハードです。ってそう言えばあのアクション短編の撮影と今回の初日は撮影場所が一緒じゃないか!

| | コメント (0)

2007年10月16日 (火)

準備の毎日

 Photo_2 ここ数日は「トリコン!!!」のロケハン~美術打ち合わせ~ロケハン、そしていよいよ今日が衣裳合わせ。今回は初顔合わせの俳優さんばかりで、一緒に仕事をしたことがある役者は少女役の遠藤真宙ちゃん1人(写真)。真宙ちゃんはスターダストの子で芝居も巧いし可愛いので将来が楽しみ。夏帆さんや、大政絢さんのようになって欲しいです。

 と言うわけで今日が顔合わせでもあったので、脚本読みも兼ねての衣裳合わせ。 いろいろ大変な準備であったが、主演の3人がナイスガイなので仕事はやりやすそう。彼らの特徴をこちらがいかに掴んで魅力的に撮るかが僕の課題。なにせ、この4年間殆どが女の子主演のものばかりでしたから、唯一の男性主人公は「恋する日曜日 文学の唄」の利重剛だけだものね。でも、今日の衣裳合わせでかなりビジュアル的には成功しそうだし、脚本読みでもキャラの特徴と彼ら自身の特徴を結構掴めたのでよかった。でも、初日からアクションシーンとは痺れます。

 帰ってきたら三宅君から銭形海の脚本が届いていて、読んでいたら多聞さんから電話が来て明日脚本打ち合わせに。明後日から「トリコン」クランクインでも容赦なし。でも、zenigataを撮れるのは嬉しいので苦労はない。大体イン前の前日って野球観にいったりリラックスするからいいんだよね。Bsiもある意味リラックスできるし・・・。

 と言うわけで明日から臨戦態勢ですが頑張ります。

| | コメント (1)

« 2007年10月7日 - 2007年10月13日 | トップページ | 2007年10月21日 - 2007年10月27日 »