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2007年11月4日 - 2007年11月10日

2007年11月 9日 (金)

プロ野球合同トライアウト見学

 先日、仕上げの合間を縫ってよみうりランドのジャイアンツ球場へプロ野球合同トライアウトを観にいってきました。トライアウトと言うのは、今シーズンでプロ野球界を自由契約、つまり戦力外として解雇された選手たちが、再雇用先を見つけるために最後に挑戦するテストみたいなものです。内容は、12球団のスカウトたちが見守る中、シート打撃を行います。投手は打者4人がアウトになるまで投げ続け、打者は4人1組になって最後の投手が投げ終わるまで打席に立ち続けます。

 僕は妻と2人でお弁当を持って暢気にみていましたが、選手にとっては死活問題。毎年TBSで彼らの模様を追ったドキュメントを.『バース・デイ』と言う番組内で放送していますが、本当にこのトライアウト一つにも悲喜交々のドラマがあります。全くの無名で消えていく選手もいれば、ほんの数日前まで日本シリーズで投げていた投手もいました。華やかであればあるほど、このトライアウトには悲哀のようなものを感じます。ただ、さすがに自由契約になった選手にはそれだけの理由があり、投手は140キロを超える選手がほんの1握り。そして打者もそんな130キロ代のヘロヘロ球を打てない。普通の野球と違って、やはり観ているのはつらいものがありました。

 楽天の野村監督曰く「トライアウトで使える選手を見つけるということは、砂漠の砂の中からダイヤモンドの粒を見つけ出すみたいなもの」と言う事ですが、その言葉がリアルに心に響きます。

 そんな中、僕の目を惹いたのは千葉ロッテマリーンズを解雇された藤井宏海と言うまだ20歳そこそこの選手でした。甲子園を沸かせた福井高校のエース。ロッテ入団後は野手に転向した選手です。甲子園で人気選手だったせいか、彼が解雇されたことはスポーツ紙でも報道されたし、この日も一際声援が大きかった。しかし、結果はやはり残酷。自由契約になった投手たちの球に三振の山を築く藤井選手。気負いもあったのでしょう。野手としてはスカウトの目に留まることは出来なかったように見えました。だが、最後の投手が投げ終わった時でした。予定にない投手がマウンドに立ちました。藤井選手でした。高校時代はエースだった選手です。しかし、マリーンズ入団後は1度も実戦では投げていないはず。野手として、結果を出せなかった藤井選手、最後のアピールにとマウンドに立ったのでしょう。そこで彼が投げた球は最速で142キロ出ました。意地で投げた真っ直ぐでした。殆どの投手が130キロ台を計測していた中、藤井選手の球は確かに生きていました。彼の投げた真っ直ぐでトライアウトの幕も閉じました。日が傾き夕焼けに染まりかけたグランウンドを何人ものプロ野球選手が、去っていきました。これがプロ野球界との決別になる選手もいるでしょう。

 ちなみに、この日トライアウトに出場した選手の中から元日ハムの萩原投手、元巨人の斉藤選手はヤクルトに、元巨人の小関、元ソフトバンクの斉藤選手はわがベイスターズへの入団が決まりました。

 

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2007年11月 6日 (火)

トリコン!!!編集

 朝から東映ラボテックの地下の編集室で「トリコン!!!」の編集作業。東映ラボテックは、かつて東映化学工業と言っていた時代はよく仕事があって行っていたんだけど、今日は久しぶりの訪問。助監督の走りの頃にはピンク映画の助監督として何度も訪れていたが、あの頃既にピンクの監督だった廣木隆一監督といまはBsiで一緒に顔を合わせているのも感慨深いものがある。東映ラボテック自体は名前は変われど、建物は古めかしいまま。廊下や階段などの床や壁の朽ち方が中々怖い。ここでホラー1,2本撮れそう。

 作業自体は既にWeb上でもやりとりしていたので、早く夕方前には終わる。明日のオールラッシュにはなんとか間に合った。

 帰ってきたら、妻の両親の51年目の結婚記念日と言うことで家族で寿司を取って食べる。丁度「トリコン!!!」のラッシュを観ながら峰岸徹さんの笑い方が「その後の仁義なき戦い」の故成田三樹夫そっくりで、根津甚八に「ほらおまえ寿司食え寿司うわはははは」と言う場面を思い出して、何故か寿司を食べたかったところだったので丁度良かった。

 寿司を食べて帰ってきたら、大塚編集室から一昨日クランクアップの「ケータイ刑事銭形海」の編集上がりがWEbで届いていたので、チェック。本当は15日までに編集プランを纏め上げればいいので、さすがに「トリコン!!!」の編集を終えてから観ようと思ったが、ついついダウンロードしてしまったら観たくなって、結局チェック。2分以上長いので切らないといけないが、今のままでも充分上がりが良くって、編集の大塚さん曰く無駄なカットが1カットもないので大変かなあと言うことだが、何故長くなってしまったか原因もわかったので、安心。

 理由は、映画を撮り終えたばかりなので、僕の間合いが映画の間合いになっていて、つまり芝居が始まる前、終わった後の間合いまで全て移動の間をつけたりしているのが原因だった。殆どのシーンがミニクレーンダウンや、ゆったりとした移動カットで空絵からカメラが動くと人物が入ってくるという間が1シーンに数秒はある。でも、カメラワークと人物の出し入れに成功してしまっているために切りにくいと大塚さんは言うのだと思う。

 で、これはやはりテレビドラマだから大胆にそういった間合いは切っていこうと思う。それでも充分今回は巧く行っていると思うので、どんなことでも対応できますです。

 と、風呂にでも入ろうと思っていたら、「トリコン!!!」の作曲家から劇伴が数曲クイックタイムに纏め上げられて届いたので、早速チェック。素晴らしい。未だデモ曲なんだけど、こちらの狙い通りのストライクゾーンに曲が出来つつあって、MAが楽しみになってきた。

 それにしても、画のチェックも音のチェックも全て自宅のパソコンでそのまま確認できるのは凄い時代になったものだと思う。ネット回線を光ファイバーに変えて、メモリーもPCパワーもスペックアップした為、ダウンロードもこれくらいの長さなら数秒で落とせる。ただ、今日のように矢継ぎ早に届くと、家にいても全く休めないこともあるので、要注意だ。

 さすがに疲労感が消えないもの。ここ数日は。

 

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