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2007年12月9日 - 2007年12月15日

2007年12月15日 (土)

ジムにて余計なことを考える

 起きてからバラードの「殺す」を参考に読んで脚本打ち合わせの為のメモ書き。新人脚本家と組んでの仕事ながらちょっと時間かかり過ぎだな。そんな思いをもあって、頭がモヤモヤしていたのでスポーツクラブでひたすらマシンで汗を流し、プールで1時間ほど泳ぐ。酸素が頭を活性化させるのか、途端に元気になる。最近は酒よりか運動の方が美味しい気がします。おかげでまた1キロ減量。泳いでいたら子供たちが大勢入ってきて幼年クラスの教室が始まるが、ふと、こう言う状況に昨夜は乱射男が入ってきたんだなと思う。スポーツクラブではみんな薄着か水着だから無防備で簡単に外へ逃げ出すといほどは広くはないので、こんな場所にショットガン男が乱入してきたらひとたまりもない。しかし、この事件、津山事件をどうしても思い起こさせてしまいますね。

 田舎に戻ってきた男が、なんらかの抑圧に耐えかねて銃を乱射して大量殺人へ至る。今回は顔見知りの犯行で無差別殺人ではなかったようですが、人が人を殺すまでに抑圧を受けるのは都会よりも田舎の方が大きいのだろうか?秋田の児童殺人事件にしてもそうだけど、都市から離れた場所でこう言う抑圧から起こる事件は頻発している。僕も母が病気で倒れたばかりの頃札幌に帰ってばかりいたが、東京と違って他人と無理やりにでも接し合わなくてはいけない時間が多かったのが苦痛だった。東京では何事もなく過ぎていく、あるいは煩雑すぎてかまっていられないことが田舎では大きくクローズアップされ、些細なことに抑圧を感じるようになる。特に、本当の自分はこんなものではない。と思いながら生きている人にとっては辛いことが多いと思う。

 インターネットなどの普及で情報は簡単に手に入れやすくはなったが、己の欲望と現実の乖離具合は田舎では激しいと思う。特に経済的に発展がない地方は今後もこう言う事件は増えるのではないか?と思う。

 今僕が挑んでいる脚本もそういった田舎と都市をテーマにしたものだが、つくづく日本は広いのか狭いのかわけのわからない国になってしまった。

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【懐メロ 名曲アルバム 1】中山恵美子「長いつきあい」


僕が子供のころに聞いていたTBSラジオと北海道のHBCだけで放送されていたエミコの「長い付き合い」と言うラジオ番組の主題歌です。

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2007年12月11日 (火)

試写とか編集とかね

 昼は「トリコン!!!」試写に顔を出し、夕方から別件の編集をやって、そのままタイ料理屋で飲み会。映画界の話をすると腐ったような話題を多く聞くようになったのは正直辛いがそういう時代と思って割り切っていくしかないのだろうか?日本映画は確実に病んでいる。2極化はますます進み、肥大する映画は中身に関係なくヒットし、ヒットすることだけが目的の商品が作られ続け、作家性をもった人間はどんどんインディーズに流れて棲み分けがなされてしまった。 批評と言うものが死んだのも大きいのかもしれない。夜に若い役者も混じって少し勇気づけられるが、彼らをきちんと活かす仕事を考えなくてはいけない。決してインディーズではない、金儲けが出来て映画的作家性も発揮できる現場を確保しなくてはいけないのだ。
 諦めてはいけない。ただ悲しいのは楽しそうに映画を撮っている人が周りから少なくなってきたように思うことだ。僕はいまでもどんな仕事でも引き受けて楽しくやれりゃいいやくらいの気持ちでやってきたが、気がつけば周りから人が消えていく気がする。
 今年の邦画は「サッドヴァケイション」と「怪談」と「叫び」と「学校の階段」があればいいかなと思いつつ、「サッドヴァケイション」と言う傑作を撮った青山真治が楽しそうに見えないのは大きな問題だ。相対的な素人の映画ブログが幅を利かせ、映画批評と言うものが機能しなくなってしまったのも大きいだろう。

 そろそろ暴れなくちゃいけないかなあ。映画で。と、モチベーションは上がるのだが・・・。

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