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2008年1月

2008年1月27日 (日)

トリコン!!!完成披露試写

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今日は昨年の秋に撮った「トリコン!!!」の完成披露試写。有料試写だと言うのに、400人入る会場が2回とも満席に。昨日はリラックスしていた僕だったが、さすがにあの人数でちょいと緊張。それでも、トークは慣れているので楽しい時間を過ごせた。最初に映画を上映してその後でトークと言う流れで、僕は最初の上映の際に最初からエンドロールの前まで、一番後ろに立って観ていたが、場内が心から笑ってくれているようで一安心。自分の映画の初お披露目でこんなに受けるのも初めてかも。映画はこんな風に喜んでみてくれるのが何より嬉しいですね。個人的には、もっともっとやれるのになあと反省することろも多々あるのですが、劇場前売りも渋谷QーAXの記録を更新しているようで、とりあえずは大ヒットしそうな勢いで何より。 やっぱり映画がヒットするのは嬉しい!

 その劇場公開は2月9日から。男性アイドル主人公の映画は初めてで、これも彼らのファンがとにかく喜んでくれる内容を目指して創ったので、ファンの人たちが心から喜んで映画を観たりしてくれるのは本当に嬉しかった。とりあえず、彼らのファンが求めるキャラクター造形は上手く行ったと言うことかな。

 一緒に舞台でトークしてくれた進藤君も南君も本当にナイスガイ!でした。

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2008年1月26日 (土)

自宅MA作業

 昨日の夜は美味しい広東料理を食べ楽しい会話、今朝は朝早くに遠藤氏から音楽効果が着いたショートフィルムのファイルが届く。この大容量のデーターファイルを添付できる「データー便」と言うサービスは実に便利だなあとつくづく。光通信だとあっと言う間にダウンロードできるしね。と言うわけで、朝から自宅MA作業開始。PCスピーカーもまずまずのスペックなサブウーハー付きのものなので、かなりいい音で再生出来る環境にあって、最終ダビングミックス前の段階まではここで追い込める。なので、いくつかの修正点のやりとりをあっという間に終える。

 この映画は、去年の夏に撮ったアプレと言う俳優事務所が行っているワークショップの中で選抜式に役者を選んでキャスティングして創られた20分の短編。俳優たちには設定だけ与えて3日間、1シチュエーションをエチュード的に積み重ねて貰って、僕がそれをもとに脚本を起こし、1本の作品に纏めると言うもの。今回は「学校といじめ」と言うことをテーマに創ってみたが、これが遠藤の整音が終わったものを観ると、なかなかスリリングでいい感じに仕上がっている。個人的には、かなり気に入っている映画だ。自分で撮影、照明、編集を1人でやってしまうのだが、いかに「光」と言うものを味方につけるかと言うことが画面作りには大事かと言うことを思い知らされる。勿論商業作品では僕は撮影監督までやることはないが、どう指示を出すと思い通りの結果を得ることができるのか技術を自分の手で学んでおくのは必要かなと思う。正直、このシリーズ3本目ですが「撮影照明」がこんなに楽しいとは思わなかった。

 この映画は、オムニバスの1本で、他にも安藤尋、篠原哲雄、利重剛、緒方明などが一緒にこのプロジェクトに参加していて、この夏には渋谷のユーロスペース他全国で公開される予定です。いずれ詳細を発表出来る段階になったらぜひとも観に来てください。

 そんな作業を昼近くまでやって、午後からは三茶でライターと企画打ち合わせを夕方まで。明日は「トリコン!!!」の有料試写ですね。チケット売り切れ状態とかで、大変嬉しい限りですが、明日こそ僕のことなんか誰も見ないんだろうなあ。だからと言うわけではないが、非常にリラックスしております。

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2008年1月24日 (木)

鰻 とか 吉田喜重とか

 火曜は西麻布で会食しながら打ち合わせ。「いちのや」の鰻はとても美味しかった。会食後事務所に移動して観た短編が中々刺激的で、いまはまだ未発表事項なので書けませんが、なにかこう、フィクションとノンフィクションの鬩ぎ合いから見事にこうフィクションの世界へ一歩踏み出していると言う、10本近くを観たのだけどどれも傑作であった。毎日いろいろ刺激があるなあ。ライターとその後広尾で日が暮れるまで打ち合わせ。

 帰ったらアマゾンから吉田喜重BOXが届いていたので、早速「女のみずうみ」を観る。これも川端康成原作です。うーんこれも傑作だ。冒頭の6分近い長まわしはカメラの意図をどこに置くかについて考えさせられ、最近の映画に多い長回しの殆どが退屈な表現がであるだろうことを改めて認識せざるを得なくなる。ただ、どのカットも全てが作家の意図的なものを見せてしまうのはどうだろうかと、先日の「映像は監督の意思が見えなくてはいけない」と書いたこととは矛盾するかもしれないのだが、吉田喜重のこの映画は傑作だとは思うが、表現がどこか作家の故意を感じさせそこが成瀬やマキノより禁欲的ではないと思ってしまった。吉田喜重の映画を観ているんだからそれは当たり前なんだけど、いや、それでもいいものはいいのですよ。岡田茉莉子の冷たいエロティックさ、芦田伸介の深みあるそれでいて耳に心地よく響く台詞回し、ロケーションの選択、どれをとっても一流の仕事なのだが・・・映画は難しい。でも、昔の映画は1本1本が考えさせられますね。それだけでも観る価値はある。

 

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2008年1月22日 (火)

編集&飲み会

 昨日は多村選手PVの本編。サクサクと順調に繋げて、そのまま武蔵小杉に移動して「岡村洋一のシネマストリート」のメンバーと合流して新年会に。この日ゲストだった或るプロデューサーの方と意気投合して、映画の話で大いに盛り上がる。力を持った人とまた新しく知り合えるのは嬉しい。ここから新しい映画が生まれれば「シネマストリート」で生まれる初めての映画になるんじゃないかと岡村さんも喜んでいた。僕も、大いにモチベーションが上がる。そして、話をしていくうちに驚いたのはこの人が多聞さんの大学時代の仲間だったと言うこと。「多聞は凄い、この時代に自分の好きな監督を集めて、しかも黒字を出して儲けているところが凄い」と言っておられました。世間は狭いなあ。と言うか、80年代に自主映画を経験していた人たちは僕も含めてかなりしぶとく業界に残っていると言うことだ。

 80年代ニューウエーブなんて言われて、自主映画がブームになりそこから黒沢清監督、長崎俊一監督と言った僕の師匠筋にあたる人たちが生まれてきたわけですが、あの時代になんらかの形で自主映画に関わり、そして、その後プロを目指して業界入りした人たちは生き残り率高いのではないかと思います。ただ、一方で自分の才能を過信してインディーズだけでなんとかなるとたかをくくっていた人はみんな消えていった。いや、自主映画だけで自分の世界を築いて今でも自主映画を撮り続けている人はそれは立派なことだと思うが、そうじゃなくて、仕事としての映画を選択したいけどかと言って業界入りはいやと言う人はいたのですよ。そう言う人は僕のように助監督をやったり、多聞さんのようにテレビ局に入社して下積むのを蔑んでいたように思うけど、そう言う人は逆に消えて行きましたね。まあ、やはり「兎と亀」のおとぎ話はまんざら嘘ではないと言うことではないでしょうか?

 僕らもこれからどれだけやれるかわからないけど、とりあえず、映画やテレビドラマを内側からその構造を確り知るためにも下積みは長くやるものではないが、やはり経験した方がいいと思います。僕は9年間も助監督やってしまいましたが、そんなに長くやる必要もなく、青山のように3,4年やって監督になるのが理想かもしれない。いずれにしても、あらゆる勉強に時間を惜しんではいけないと言うことだと思います。

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2008年1月21日 (月)

銭形海 サード3話

 銭型海サードシーズンの第3話を観ました。主人公が二役で撮影はなかなか大変だったと思うのですが、1カットでデビッド伊東を動かしながらカメラがデビッドにつけて動いている間に大政絢のお姫様とケータイ刑事が入れ替わると言うダイナミックな演出をやっていてとても面白かった。こう言う何気ないけどリハーサルに時間がかかるカットが1カットでもあると作品のクオリティと言うのは大きく変わると思うんですよね。つまり作家としての演出家の意思と言うか、もちろんそれが内容的に面白くなくては監督の独りよがりなってしまってはいけないんですけど、デビッドさんの芝居が面白かったからこれは十分に成立しているカットだったと思います。

 僕は、映画やドラマを観る時、1カットでも面白いカットがあれば結構楽しめてしまう方なんです。先日スカパーで「青い山脈」の75年版のリメイクを観ていたら、道を並んで歩く二人を移動撮影しているカットが、成瀬巳喜男が好んで使ったカット割り、つまり自転車を押して歩く村野武徳と中野良子を斜め前から移動でとらえながら、時折背後からの移動撮影が挿入され、また、2人を斜め前から捉える移動カットになって、一人がフレームアウトして、次にアウトした人物が振り返って喋るカットになって、また切り返して残された人物が歩き出すのにつけてカメラが動くと、最初にアウトした人物がカメラに入ってくると言う。会話をして道を歩くに二人の関係を微妙な心の動きをカメラと芝居で連動させたいときにはかなり有効な撮り方だと思うんです。一番効果的だったのが「乱れる」の寺の境内での加山雄三が高峰秀子に告白するカットなんですが、これを実際に僕も実践しようとして諦めたくらいに実は大変なカットだったんです。つまり、成瀬が撮っていたサイズで移動しようと思うと、レンズの都合上実際の道幅の3倍以上はカメラと人物を離さなくてはならず、無理やり捉えようとするとワイドレンズになって画面が歪んでしまう。単眼レンズで撮ると日本の道幅では不可能で、これが当時オープンセットだったから出来たことだと言うことがわかったんです。その手間がかかるカットをこの「青い山脈」でデビューした河崎義祐 監督はやっていたんですが、カメラマンが成瀬の映画も撮ったことがある鈴木博さんだったからそのDNAが息づいていたのかもしれませんが、映画にとってはとても大きな役割をこのカットは担っていたのではないかと思うのです。

 横道に逸れましたが、こう言う意思のあるカットを撮るとどうしても1日に撮れるカットは少なくて予算が少ない作品ではなかなか実践できないのですが、銭形海の3話にはこう言うカットが存在して、それで自分にも大いに刺激になったと言うわけです。 監督は高成さんと言うTBSの女流美人ディレクターですね。一昨年、斉藤由貴に夏目漱石が憑依してしまう面白いドラマを撮った監督です。邦画界は女性監督がブームですが、井口奈美「人のセックスを笑うな」みたいな意志のある映画をそのうち撮っていただきたいなと思いました。

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2008年1月19日 (土)

大失敗

朝から原作本を読んでプロット書き。本当はPVの編集だったんだけど、今日が堀北真希の「東京少年」の試写の最終日だったので、編集の方は月曜に段取りして貰って松竹へ向かう。が、なんと着いたら試写室は真っ暗。試写状をみると昨日が最終ではないか!!!ああ。もう。日にちを間違えたのではなく、完全に「金曜日が編集と試写が重なってしまった」と思いこんでスケジュール表に書き記す段階のミスだったのだ。うーん。他に映画を観る気力もなくスゴスゴと引き揚げることに。「東京少年」は新宿の封切観に行かなくては・・・。
 帰ってからは、また本を読んだり来週の打ち合わせの段取りをしたり、来月のベイスターズキャンプ帯同の段取りをしたり。帰ってから結構やることがあったので、これは段取りの日にせよ。と言うことだったんだなと自分に言い聞かせる。
 
 ところで今日は市川崑監督の2本の映画をスカパーで観ましたが、「あなたと私の合言葉 さようなら今日わ」と言うのは実に妙な映画でした。どんなに妙かと言うと、全編があの市川流マシンガントークの演出、編集で出来上がっていると言うか、それでいて内容は小津安二郎のパロディをやっていると言う変な映画。若尾文子、京マチコ、野添ひとみ、船越英二、川口浩、菅原謙治、佐分利信とオールスター映画でもありましたが、中身はなんにもなくて、小津口調で無理やり芝居させて、それでいて猛烈な早口と編集で、かなり実験的な映画だったと思います。夜に観た「私は二歳」がまたまったく違う手法で撮っていて、物語をある感情で引っ張っていくような映画ではなく、とことん技術の人だったんだなあと思いました。市川監督の「満員電車」とか相当に変な映画ですが、50年代の市川映画はかなり面白いと思いますよ。

 あと「あなたと私の合言葉 さようなら今日わ」には増村映画の常連が殆ど顔を出しているんですが、まるで無感情でアニメ映画のキャラのように動かされているこの映画と、増村映画の過剰な感情の芝居の差があまりに激しくてどうしても比較してしまうので、それはそれで楽しかった。

 ただ、増村の映画でもこの映画でもただ一人、まったく芝居が変わらなかった役者がいる。船越英二だ。この人は凄い。何と言うか、ある意味化け物みたいな役者ですね。大映映画のスターで「時間ですよ」の父さん、「熱中時代」の校長、いまは船越栄一郎さんのお父様だったしていたわけでありますが、もっと評価を高めてあげたい俳優ですね。日本の戦後の映画史に名を残している役者の1人だと思いますよ。

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2008年1月17日 (木)

サッドヴァケイション 映画芸術師1位選出

 昨日は終日原作本読みと茶道の勉強をまずはネットで資料だし。普段は助監督にはネット検索の調べ物だけじゃだめだ。とかいいながら裏千家にホームページがあったり、自分が欲しい情報を取り出せるのはやはり便利だ。とりあえず、安くて確り教えてくれる裏千家直系の先生を探しだした。ここは映画の舞台になる鎌倉でもあるのでそれも選んだ理由の一つ。できればこれは映画が終わってもきっちり続けたいなと思うくらいに、茶道に目覚めつつあります。

 帰ったら青山の「サッドヴァケイション」が映画芸術のベストワンに選ばれたようで、素直にこれは喜ばしい。やはり正当に出来がいいものは出来がいいと評価されるべきで、青山には返す刀ですぐに新作を撮ってほしいのだが・・・。

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2008年1月14日 (月)

映画を語る日々

 昨日は角川映画のIさんと渋谷でホットバタードラムを呑みながら映画界に起こっている様々な問題を語ったり、映画について語ったり、新しい企画を熱っぽく語ったりした。業界にもまだ味方がいることが嬉しい。今日は、その企画に関して調べてメモ。今現在は、ホラーサスペンスの企画を進行させているが、こっちもある意味心理劇のサスペンスになるかどうか・・・。とりあえず「茶道」はもっと勉強しなくてはならないだろう。

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 今日の午後はFM川崎の「岡村洋一のシネマストリート」の1000回記念に駆け付けつつ、スポンサーがワーナー系なので最近発売された「スタンリーキューブリック BOX」について語ったり、自分の新作の「トリコン!!!」について語ったり。しかし、この「キューブリック」について語ると言うのがなかなか厄介なことで、実際問題この監督の映画を的確に語るのは難しい。「フルメタルジャケット」公開の折に、ダゲレオ出版から発売されていた研究本のインタビューを読んでもその言説には物語を重視していると言ってみたり、いや、物語より映像なのだと言ってみたり、役者に興味がないと言いつつ、実は芝居が大事なのだと言ってみたり、本当は実は編集が一番好きだと言ってみたりと、一貫性がないし(実は監督の言説なんてそんなものかもしれないが)、出来上がっていく映画でも「シントメトリー」だの美術的な要素を語れても、映画総体としては、何か強烈な映画体験をさせてくれたことは実はない。高校生の時に「2001年宇宙の旅」を70ミリ上映でリバイバルした時に初めて観た時は映像と飛躍するイメージに圧倒されたが、「時計じかけのオレンジ」はそれほどの衝撃はなかった。僕は「時計じかけのオレンジ」のマルカム・マクダウエルを観ると「ダーティ・ハリー」のさそりことアンディ・ロビンソンをつい思い出してしまうのだが、暴力性と言うことではドン・シーゲルには及んでいないし、まあケン・ラッセル程度には面白いかなと言う。しかし、どれも20年近く再見していないので、また観たくなってしまったのは確かだ。映画が例えば、マキノ雅弘映画のように物語をより経済的なカット割りと芝居と編集で効率よく語りながら観客の感情を動かす装置だとして、その技術がより優れているのがいい映画だとするなら、キューブリックの映画は殆どそれには当てはまらない。「現金に体を張れ」と言う映画が一番これに近いかもしれないが、イギリスに渡って以降は上記の意味では決して優れた映画とは言えないかもしれない。ただ、映画の力や面白さは物語(この言葉もいろんな解釈があって難しいが)が円滑に進むことだけではない。キューブリックは前出の研究本で演劇を映画に一番近いと結びつけ、自分のオールタイムベストテンの2位にベルイマンを入れたりしているが、このあたりが僕には一番しっくりこないところなのかもしれない。ただ「2001年宇宙の旅」がブルーレイで発売されたら僕は真っ先に買うと思います。

 

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2008年1月13日 (日)

感染爆発~パンデミック・フルー

 NHKで昨夜やっていたドラマ。今日のドキュメンタリーも含めて2回構成になっている。しかし、脚本といいキャスティングといいクオリティが高い。このドラマが最近の日本映画より骨太で面白いのは映画人としては反省しなくてはいけないだろう。佐藤慶さんが80歳でご出演なさっていたがまだまだ声も芝居も確りしていて、こう言う人がキャストに1人いるだけでドラマは重さが違う。ちなみに佐藤慶さんは僕が撮ったある映画にキャスティングの可能性があった。僕の目の前で某プロデューサーが本人と直接電話交渉したけどいろいろ事情があって成立しなかったが、できれば是非一緒に仕事をしたい尊敬する俳優の一人だ。

 このドラマの脚本は林宏司さん。去年やはりNHKで放送された「ハゲタカ」も高い評価を受けた方だが、専門分野の情報を手を抜くことなく脚本に盛り込み、それでいてスピーディで場面展開が巧く、サスペンスフルな物語を紡いでいく力量はやはり凄い。いわゆポリティカルフィクションを書かせたら日本一なのではないだろうか?昨日のドラマは後半部分が強引にまとめていかざるを得ないことがあったので、ちょっと勿体ない気がしたが、前半の村でのパニックとそれに対応する中央の情報戦は臨場感があって本当に素晴らしかった。この人の脚本で長尺のポリティカルフィクションを「24」のようなスピーディな演出で描いてみると面白いドラマや映画ができるかもしれない。まあ、その場合にはかなりの予算は必要になるだろうが・・・・・。

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2008年1月11日 (金)

ゾディアックと蠱 / Bewitched

 今月中旬の企画打ち合わせに向けてひたすら映画を観たり、本を読む日々。今日はデビッド・フィンチャー「ゾディアック」を見逃していたので観る。2時間40分の長尺を一気に観終わる達成感。抑えた演出とカメラと役者の距離感がいい。キャスト全員が自己主張していなくて素晴らしい。名優ぞろいのキャスティングだが、どうだ俺の芝居を観てくれ!と言う人が一人もいないのがいい。あと素気ない殺人シーンも素晴らしい。去年見ておけば間違いなくベスト3の出来だ。まだ観ていない人は絶対に観るべし。

 夜は香港からどっさりDVDが届きいまやっている企画の参考に「蠱 / Bewitched 」を観る。これがまた「ゾディアック」とは正反対の露悪趣味満開の南洋呪術ホラー。香港からタイに遊び行った男が現地の女をナンパして遊ぶも帰国してからは放置プレー。怒った現地娘がタイの土俗的な黒魔術師に男を呪い殺して貰おうとすると言う「ウイークエンダー」的な男女ドロドロ話。やがて呪いに気が付いた香港の刑事が、タイのお坊さんに頼んで黒魔術対仏教の呪術合戦になると言うもの。こうした土俗宗教の対決ものと言うのは香港映画に限らず、湿り気の多い東南アジアの国のホラーではよく見かける内容だ。で、見せ場はこの呪術の説明部分が山田風太朗の忍法帖のように、いちいち「屍油降」だの「蠕虫降」と言った字幕と共に説明される場面で、これが何と言うかメチャクチャグロテスク。内蔵、ウジ虫大量出血サービスといった感じ。僕が昔撮った「籠女」と言うオリジナルビデオホラーがこれに近いかな。監督の桂治洪は70年代に「香港奇案シリーズ」と言う実話残酷犯罪映画を撮っていて、こちらも評判がいいので是非観たくなってしまった。いや、残酷場面もあれなんですが、なかなか演出力があって飽きさせないんですよ。

 改めて映画は「ゾディアック」から「蠱 / Bewitched 」の幅があっていいと思う。日本映画は今ものすごく幅が狭い中で映画を撮っていますね。市場がないからしょうがないかもしれないけど、映画はもっともっと振幅幅が広ければ広いほど面白いのだ。

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2008年1月 9日 (水)

アポカリプト

 今日は午前中に原稿依頼のFAXが来て、長い時間かけて書くよくなものでもなかったので2時間ほどで書きあげてしまい、新橋の「トリコン!!!」の試写室に行きがてら原稿を渡してくる。撮影の今泉さんや、主役の南君が来ていて最後までいたかったけど、帰って考えなくてはいけないことがあったのでとっとと東海道線に乗り込みました。

アポカリプト DVD アポカリプト

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2007/11/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 で、昨日観た映画です。僕は批評家じゃないからすべての映画を観る義務はないのだけど、去年見たくて観られなかった映画があまりに多いのにうんざりさせられると同時に、いまのような比較的時間のあるうちは観られるだけ観ておこうとDVD買ったり借りたりしまくっています。そんな今日はメル・ギブソンの「アポカリプト」。マヤ族の青年の一大疾走アクション映画です。正直、メチャクチャおもしろかった。アクション映画はかくあるべし。「マッドマックス」のDNAが本家を凌駕して突然襲ってきたような映画。これを観てから「学校の階段」を撮れば演出も変わったかなあ。石井聰亙監督に本来撮ってほしい映画ですね、これは。いや、こう言う金かけたエンタティメントを石井さんは撮るべきで、「逆噴射家族」撮った後で一緒に昼間っから飲んだ時に「オーソン・ウエルズがどうの」とか言ってアテネフランセに映画を観に行ったりしていたけど、そんなことする必要なかったのに・・・。20年後に撮った映画は全く進化していなかったけど、そりゃ違うって思いました。「エレクトリックドラゴン」なんか撮るよりは「アポカリプト」を撮るべきだったのだ。

 と、石井聰亙監督の話ばかりしてもしょうがないけど、ちょうど「MADMAX2」が公開されて唖然としていた時期に「爆裂都市」が呼応するように公開されていたし何か縁があるのかなと。とにかく脳内爆裂大出血アドレナリン全開映画の傑作です「アポカリプト」は。ただ、残酷シーンが目白押しなので子供と若い女性にはお薦めできないかもしれません。まあ、子供のころから僕は残酷なもの観て育ちましたが・・・。

 

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2008年1月 8日 (火)

打ち合わせ

 音楽の遠藤氏と短編映画の仕上げ打ち合わせしたら、激瘠せしていて驚いた。聞けば正月休みなく作曲→演奏→ミックスダウンを繰り返しているのだそうだ。地上波の連ドラの劇伴は大変そうだなあと労いながらも、こっちの方も25日を目処にと容赦ない打ち合わせ。僕みたいに計画的に運動で痩せたんじゃなくて、食事をきちんととらずに瘠せてしまうのは40過ぎてからは体に絶対によくないから気をつけてほしいなあと。遠藤氏は僕にとっては欠くことのできないスタッフの1人ですからね。

 遠藤氏とは打ち合わせ後も、昨年11月の「ケータイ刑事文化祭」の音楽や歌についてなど突っ込んだ感想を求められたので、ぼくも忌憚なく素直に意見を述べ歓談。なかなか楽しい時間だった。帰りに見逃していた「アポカリプト」を借りて帰るも観る時間がなかった。

 遠藤さん、身体が財産ですよ!くれぐれも身体を大事に。

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2008年1月 6日 (日)

初仕事は横浜高校グラウンドで多村選手PV撮影

 朝早くから起きて、横浜高校の長浜グラウンドへソフトバンクホークス多村仁選手のPV撮影。去年の秋以降はドラマと映画のコンボが激しくって、約半年ぶりのPV撮り。

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今日から多村選手が新年自主トレ開始と言うことで、背番号6にちなんで毎年1月6日に母校の横浜高校のグラウンドで自主トレを開始する姿を撮りに行ったのです。横浜高校は妻が最も愛する高校野球のチームと言うことで、今日の撮影には特別に妻も同伴。多村選手の事務所の社長さんに、横浜高校の小倉部長なんかも紹介してもらったりしました。それにしても、高校野球の強豪チームの練習と言うのも初めて観たのですが、これが凄まじかった。多村選手に言わせれば「高校野球はまずは『根性』精神論ですから」と言っていたが、正月からあれだけ体を苛め倒すのはなかなか凄かった。プロとはまた違う迫力を感じました。多村選手の自主トレ風景は、なかなかいいカメラ位置を場所取り出来たので、普段チームの練習風景では見られないスイング時の表情とか、自主トレだからこそ入れるカメラアングルで撮ってきましたので、お楽しみに。

 ちなみに今日から配信されている多村選手のHP上のポッドキャスト映像も僕の仕事です。今日の撮影分はおそらく2月6日に配信されると思いますので宜しくお願いします。

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 自主トレは昼過ぎで終わり。午後からは神宮前で音楽の遠藤氏と去年撮ったショートフィルムの音楽効果打ち合わせの予定でしたが、遠藤から携帯に電話があって明日に伸ばしてほしいとのこと。時間ができたので、僕らは横浜高校近辺の能見台と言う海が見えたり、野口英世記念館があったりする公園を散歩して帰りました。

 帰宅後はアマゾンから届いた「地球最後の男」のDVDを観て「アイアムレジェンド」の予習。映画自体がなんか、物凄く悲しくて恐ろしくて寂しい気持ちになる映画。これが現代にどう蘇っているのだろう?

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2008年1月 5日 (土)

ボラット

明日から仕事はじめ。実は明日は実に緊張感ある人たちの取材なので、今から胸が高鳴っております。ドラマと違って、段取り通りに事は運ばないのでまあ、明日の更新をお楽しみに。

と言うわけでお正月DVD三昧の最後は「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」

フェイクドキュメンタリーと言う触れ込みだったが、むしろTVのリアルショーに近いお下品コメディだ。もっともっと生生しいドキュメンタルなものを期待していたが、以外に作為的な演出で、むしろ「ジャッカス」なんかに近いかもしれない。そう言った意味では結構笑ったりする場面もあるが、「ジャッカス」ほどに破壊的と言うわけでもなく、中盤以降は完全にストーリー重視の構成となっており、エンディングへ至るエピソードは70年代のアメリカンニューシネマ時代のロードムービーを彷彿とさせるジャンル映画の一定型を見せている。つまりこれは劇映画にかなり近い。いや、ドキュメンタリーだって作家の作為があって成立しているものだから作為的なものを感じるのは別にいけど、なぜかこの映画は感傷的な演出に陥っている部分があったと思う。それでも、ロケ先などほうぼうから訴えられたりしているように中身は「それなりに」過激な部分もあるのだが、なんとなく物語の優位性を観るにおいて「リアルショー THE MOVIE」的なものを感じてしまったのだ。

このDVDはAMZONで売りに出していますので、もしよればどうぞ。

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(完全ノーカット版)髭&MANKINI水着付なりきりBOX (Amazon.co.jp仕様) DVD ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(完全ノーカット版)髭&MANKINI水着付なりきりBOX (Amazon.co.jp仕様)

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「放浪記」とかポン寄りとか 文學の唄とか

 昨日書いた「恋する日曜日文學の唄」はDVD化されていましたね。僕は結構この「文學の唄」の「彼女の告白」が気に入っているんですよ。
 と言うわけで観ていなかったDVD第3弾は成瀬巳喜男「放浪記」。20年前に三百人劇場で観て以来です。
 この林芙美子の原作は、成瀬の映画と言うより、最近は森光子さんの「でんぐり返し」の舞台で有名ですね。
 これも成瀬の後期の作品群の中ではあまり評価が高くなかった映画。でも再見するとそのとんでもない演出力とクオリティにやはり舌を巻いてしまう。映画全体の陰鬱ぶりは、原作がそうであるからなのだろうけれど、それだけではなく、白黒映画の黒の部分が濃い画面作りにおいても顕著で、昨日観た「飢える魂」がやはり白黒で、これと比べても白黒の濃淡の深さは単に東宝と日活のDVDオーサリングのせいだけではないだろう。室内におけるこの黒の表現がこの映画の独特の「暗さ」を引き立たせる。例えば、田中絹代と高峰秀子が貧しさを憂うシーンで、徐々に照明が落ちて、画面の中に黒い部分が増えていく演出、後半久々に訪ねて来た加藤大介が暗闇に半分だけ身を置いた陰鬱な宝田明を見るカットは素晴らしい。
ところで、この「放浪記」においても、川島雄三の「飢える魂」においても、実に効果的に引き画から同方向への寄りと引き、つまり「ポン寄り」「ポン引き」を効果的に使っているが、この撮影時における「ポン寄り」を技術者は嫌う傾向がある。「画の繋がりが悪い」ので常に逆方向へのカット割を要求されることが多いが、これはなぜなのか、いつの頃から「ポン寄り」=「つながり悪い」と言うセオリーになったのか、詳しい議論をしても「繋がりが悪いから」と言う答えしか返ってこない。僕が一緒に組んでいるカメラマンでポン寄りを否定するカメラマンはいないが、かつてはマキノ雅弘やもっと古くは山中貞雄なんかも実にこのポン寄りの使い方がうまくって決して繋がり悪い表現とは言えないが、初心者向けのカメラ撮影の本を読むと子の確かに「ポン寄り」は映画技術者が嫌う手法とか書いてあったりするが、映画学校とかではそう教えているのかな?それが名作映画では普通に使われているのはなぜなのだろう?カット割りには、セオリーとか勿論あるけど、一番大事なのは観ている人の気持ちを切らない繋ぎであって、絵そのものの繋ぎなんかは二の次でいいのではないかと思う次第です。そういった、カット割りをまさにカット割りと感じさせない完全映画と言うべき表現が内包されているのが成瀬の映画で、「放浪記」自身も物語はそんなには面白いお話ではないが、芝居と画作りの妙で最後まで画面に釘付けになってしまう傑作だ。
 「文學の唄シリーズ」での林芙美子原作は古厩君が成瀬も映像化した「晩菊」をリメイクしています。

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2008年1月 4日 (金)

川島雄三監督 丹羽文雄原作「飢える魂 完全版」

飢える魂 完全版 DVD 飢える魂 完全版

販売元:日活
発売日:2006/05/12
Amazon.co.jpで詳細を確認する

香港映画の「空飛ぶギロチン2」に続いて観たのが川島雄三「飢える魂」「続 飢える魂」の連作。プログラムピクチュア連作していた日活時代のこの映画を購入したのは、一つには2年前に丹羽多聞アンドリウ氏のお爺さまである丹羽文雄氏の原作で「小説 舟橋聖一」の一編を「恋する日曜日 文学の唄 彼女の告白」として映像化した時に、丹羽文学に興味を抱いたからであった。大衆文学と純文学の間で読ませてくれる微妙な日本独特の文芸表現は、そのまま50年代の日本映画の大衆娯楽映画と文芸映画が「娯楽」と「芸術」といった具合に背反せずに存在していた作品群に共通するものであり、今日本映画に最も欠けているこうした「中間」の表現を考えるにいい機会だと思ったからだ。もうひとつの理由は、この映画が当時の新聞に相当に酷評され、尚且つ、撮影前の段階でも助監督で川島シンパの今村昌平、浦山桐郎らに脚本を前にして「どうしてこんなものを撮るのだと」糾弾された作品だったからだ。当然のごとくに川島雄三は「セイカツのタメデス」とさらりと流して撮ったらしい。しかも、準備期間と撮影期間がきわめて短く、「ロケハンもせずに」撮った。と聞いては見ておかずにはいられなくなったのだった。

で、その本編の方であるが、これが中々面白い。勿論大傑作と言う映画ではないが、メロドラマと呼ぶには余りに異形で個性的な登場人物の(芝居)によるキャラ付けが魅力的なのだ。例えば、主人公の1人である轟夕紀子の肉感性。冒頭のシーンで、小林旭演じる息子(なんとデビュー作!)がふと見ると、母親轟夕紀子の着替え姿が目に入るのであるが、この見た目のワンカットに映る太った母親のシミーズ姿がその後に起こる展開を全て予感させてしまう演出とか、その母親が結ばれるなんとも矮小な初老の大坂志郎との京都の宿での「腕だけ」で見せるベッドシーンとか、太った中年女の欲望と言うか、「女」そのものの表現が生々しくリアルで素晴らしい。メロドラマを単に恋愛を美化して描くのではなく、欲望と言うものの発露を「映像による立体的な芝居を通して」丁寧に描いて見せるのだ。勿論、会社の要求で撮ったと思える日本全国の名所の観光映画的なシーンのワンカット足りとて手抜きなく素晴らしい。

ライナーノーツによれば、鬼のような今村昌平チーフ助監督のスケジュールはその作品以上に凄まじく、前述の観光シーンを全て撮り切るために、26日と言う車中泊で乗り切った。ロケ隊はこの間俳優陣も含めて旅館に泊まることなくロケし通しだったらしい。

こう言うエピソードを読むと、まだまだ甘いですね我々は。僕は長崎俊一監督の「夜のストレンジャー」と言う東映Ⅴシネマの助監督時代に無泊3日と言うロケ出発して一度も帰らず3日間撮影しまくって、しかもカーアクションばかり撮ったと言うのが鬼畜撮影体験の最大のものでありました。

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2008年1月 2日 (水)

空飛ぶギロチン2

 別にこの映画を最初に観ようと思ったわけではないが、年末の棚の整理で未見だったDVDを片っ端からこのお正月は観ようと思い立ち、「清宮大刺殺」と言うこのショウブラザース映画を観る。数年前にファンタスティック映画祭でちょっとだけ話題になった「片腕カンフーVS空飛ぶギロチン」。そのタイトルにもなった、空飛ぶギロチンは「血滴子」と言う武器で、鎖の先に鋭利な刃物が内側に付いた帽子のようなものを飛ばして相手の頭に投げつけ、かぶせて、刃が首の根に食い込んだ瞬間鎖を引くと、文字通りのクビチョンパになると言う恐ろしい武器です。この「血滴子」が誕生するまでを描いたのが「血滴子」と言う映画で、「清宮大刺殺」はその2作目にあたります。

 映画の方は、この「血滴子」部隊を組織した清朝皇帝「雍正帝」とそれを破る武器を持った、レジスタンスたちの戦いを描いたものなのですが、この「雍正帝」と言う皇帝は実在した、本当に残忍な人で、「血滴子」と言うのはギロチン武器の名前ではなく、抵抗勢力を暗殺するために作られた殺人スパイ組織の名前だったようですが、ショウブラのこの映画以降「血滴子」と言えば空飛ぶギロチンになってしまったようです。さて、いつものように物語はこの両者の対決と言う以外はなんの工夫もない話なんですが、面白いのは山田風太郎のように、お互いの必殺技をいかに破り倒すかと言うことが実に論理的?に展開していく点です。相手の最も得意とする技を発揮知るときこそ弱点が見える。そこをいかにつくか?と言う武芸ものの楽しみですね。他にも、体内に入ると黒色化する毒薬を巻物に隠して暗殺を企てようとする場面とか、小道具や武器の使い方が大変凝っていておもしろかった。

 久々にショウブラザースの古装片を観たんですが、ショウブラの映画ってセットがやたらに立派で絢爛豪華、照明もかなりの大きなライトでドカーンとあてていて、なんとなく昔の東映京都の時代劇を彷彿とさせます。ジャッキー・チェンの初期の映画や、ゴールデンハーベストの映画に比べるとロケが少なくって、特にジミーさんの台湾映画と比べるとその予算の違いを感じますね。流石はこの時代もっとも香港でメジャーだった会社と言う感じです。ロケが中心の独立プロの映画も、日本では絶対に見られない風景の中で撮っていたりして魅力的なんですが、このショウブラの絢爛豪華なセットの中で、残酷なアクションが繰り広げられると言うものもなかなか素晴らしいです。

 でもこの映画を90分持たせていたのはアクション以外に、全編にわたって流れている伊福部昭の「大魔神」の曲のせいでしょう。この時代の香港、台湾映画は日本映画やマカロニウエスタンのテーマ曲がやたらに流用されていましたが、これはいまばれると相当にまずいんじゃないかと思います。でも、実にこの映画でも効果的に「大魔神」の曲を使っていましたね。暴虐な皇帝と圧政の中で抵抗する弱者と言う構図は共通しているから、劇伴として絶妙だったのでしょう。

付いた帽子状のものを相

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2008年1月 1日 (火)

謹賀新年 川崎七福神めぐり

 あけましておめでとうございます。

 今日は例年通りの川崎七福神巡りで等々力競技場を中心に点在する七福神をそれぞれ祀ったお寺を一軒一軒廻って歩く。とは言っても妻が運転なので彼女の方が大変。もともと僕は神社仏閣巡りが大好きなので、結婚前に妻が「うちの近くにこんなのがあるんだけど」と、地方版の新聞を持って来てくれたのが始まり。最初は妻の家から遠くないところを三元ほど回っていたのであるが、結婚以来は七か所全部まわってみようと言う僕の我儘に妻を付き合わせてしまっている。

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 代表的な場所の写真を載せましたが、どうかこれを見ていい初夢を見てください。僕らは大黒様の西明寺で二人ともにおみくじで「大吉」をひいて今年の縁起の良さを喜びました。二人ともに「大吉」だったのは初めてです。「縁起がいい」は「演技がいい」に繋がりますからね!

 さあ、今年は僕にも僕の周りの人すべてにもいいことありますように!

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