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2008年1月24日 (木)

鰻 とか 吉田喜重とか

 火曜は西麻布で会食しながら打ち合わせ。「いちのや」の鰻はとても美味しかった。会食後事務所に移動して観た短編が中々刺激的で、いまはまだ未発表事項なので書けませんが、なにかこう、フィクションとノンフィクションの鬩ぎ合いから見事にこうフィクションの世界へ一歩踏み出していると言う、10本近くを観たのだけどどれも傑作であった。毎日いろいろ刺激があるなあ。ライターとその後広尾で日が暮れるまで打ち合わせ。

 帰ったらアマゾンから吉田喜重BOXが届いていたので、早速「女のみずうみ」を観る。これも川端康成原作です。うーんこれも傑作だ。冒頭の6分近い長まわしはカメラの意図をどこに置くかについて考えさせられ、最近の映画に多い長回しの殆どが退屈な表現がであるだろうことを改めて認識せざるを得なくなる。ただ、どのカットも全てが作家の意図的なものを見せてしまうのはどうだろうかと、先日の「映像は監督の意思が見えなくてはいけない」と書いたこととは矛盾するかもしれないのだが、吉田喜重のこの映画は傑作だとは思うが、表現がどこか作家の故意を感じさせそこが成瀬やマキノより禁欲的ではないと思ってしまった。吉田喜重の映画を観ているんだからそれは当たり前なんだけど、いや、それでもいいものはいいのですよ。岡田茉莉子の冷たいエロティックさ、芦田伸介の深みあるそれでいて耳に心地よく響く台詞回し、ロケーションの選択、どれをとっても一流の仕事なのだが・・・映画は難しい。でも、昔の映画は1本1本が考えさせられますね。それだけでも観る価値はある。

 

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