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2008年2月

2008年2月29日 (金)

R18な話題

強奸監禁座敷牢(DVD) ◆22%OFF! 強奸監禁座敷牢(DVD) ◆22%OFF!
販売元:ぐるぐる王国 DVD館 ヤフー店
ぐるぐる王国 DVD館 ヤフー店で詳細を確認する
 僕が99年に撮った強奸監禁座敷牢 と言うオリジナルビデオ、いわゆるVシネが今回DVD化されることになりました。僕は「発狂する唇」を撮る直前の98年夏~99年春にかけて4本のこう言ったエロVシネを撮っていて、その中で出会った栗林知美(現松尾伴内夫人)を「発狂する唇」に抜擢したり、もともとセックスシーンさえ描けば、他の制約は一切なしでこちらの自由な物語を自由な表現で撮ることが出来たので、僕にとってはどれも思いで深い作品でした。で、このなんだかものすごいタイトルのVシネですが、これは実は完全なホラーなんです。ホラーと言っても実話心霊テイストではなく、鶴屋南北風の怪談をテーマにした和製ホラーです。現代と戦中の話が入り混じって描かれる「憲兵」ものだったりもします。自分では「発狂する唇」の前に習作として撮ったつもりだったのですが、中々うまくいったのではないかと思います。ちなみに、この作品を評価してくれた一瀬さんががそのまま清水君のビデオ版「呪怨」のスタッフにこの作品のクルーを雇ってくれたりしました。

 成人指定の作品ですので、観られる方は限られてしまいますが、和製ホラーに興味のある方には是非お勧めしたい作品です。

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2008年2月28日 (木)

マドレーヌを持つクイーン

080227_214401 今夜はBsiの銭形海の打ち上げを都内某所で。これで本当に銭形海とはお別れなのかと思うとちょっと寂しい気もしますね。大政絢ちゃんは、ここから羽ばたいていくことになります。

 写真は、マドレーヌを持つクイーン女優宝積有香。この間の舞台の初日夜の部で、突然得意なことを言うことになって急遽、マドレーヌのレシピを言おうとしたんだけど、うまく言えず悔しくて、今日は本当に美味しいマドレーヌが焼けることを証明するために数十個のマドレーヌを手作りで作って持参。打ち上げに参加したスタッフキャストに配っておりました。と言うことをファンにも知ってほしい!と言うわけで自ら焼いたマドレーヌを持った写真を僕のブログにもアップすることになったわけです。

 マドレーヌは家へ持って帰って奥さんと食べましたが、美味しいマドレーヌでした。多才ですねクイーンは。

 

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2008年2月27日 (水)

ケータイ刑事 銭形海 今夜再放送

 もう間に合わなくて寝ている人も多いかもしれませんが、僕が去年撮った「ケータイ刑事 銭形海 2話」が今夜の3時14分頃からTBSで放送されます。Bsiでは既に放映済みですが地上波は初ですね。この2話は、自分が撮った「ケータイ刑事シリーズ」の中でも個人的にはかなり気に入っている作品です。いつもより地味な演出ですが、推理劇と言うのを真面目に撮る時にはどういう演出が一番ベストなのかを考えて撮りました。先日はすっかり成長した大政絢ちゃんを観ましたが、これはまだ撮影2作目でもあり、初々しい銭形海を堪能していただけたらと思います。

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鈴木則文作品をブルーレイディスクで観る

 午前中いくつかの案件で電話連絡を受けたり待ったりして、午後ジムで汗を流して帰ったら米のサイトで購入した鈴木則文2本立てブルーレイが届いていた。勿論東映ビデオではブルーレイは制作していないので、アメリカ製の正式逆輸入盤。日本映画の海外ブルーレイと言うのは、アニメではあったけど、実写では初めてではないでしょうか?それが鈴木則文2本立てと言うのが凄い。と言っても実は「千葉真一2本立て」で、偶然にも「少林寺拳法」と「忍者武芸帖 百地三太夫」が組み合わさってしまっただけなんですけどね。で、早速高画質でこの2本を久々に観たわけですが・・・。
 正直、当時の東映シネスコをハイビジョン画質で観るってのは同時に撮影の粗探しみたいなことになってしまうなと言うのが正直なところ。アナモフィックレンズでさらにワイドになると画面が歪んでしまうだけじゃなくって、引き画ではフォーカスが来ていない部分が多くなって、それが忠実に再現されてしまうと言う皮肉な結果に・・・。それでも、殆ど初号のような美しい画面は素晴らしかった。
 映画の方は改めて語るまでもない。「百地三太夫」は特に傑作だ。80年に公開された東映最後の東映シネスコ。同時上映の中島貞夫「さらば友よ 実録大物死刑囚」ともどもこういった2本立てプログラムピクチュアとしても最後だったんじゃないだろうか?活劇映画のお手本と言うか東映映画のいいところが全て詰まったような傑作で、今観てもその面白さは遜色ない。アクション監督千葉真一と言うのも中々いいけど、その後の「激突 家光の乱心」と言うのがほぼ同じコンセプトで創られながらたいした映画になっていないことを考えると、やはり鈴木則文監督の演出が良かったんだろう。「少林寺拳法」もそうなんだけど、アクションとアクションを結ぶ緩急にメリハリがあって、この時代の東映映画と言うのは実はこの緩急を捉えた映画が少なくって、何年か前に高橋洋さんと「不良番長」をリメイクしようとして昔の時代の東映映画を観直してそのあまりの出来の悪さに辟易したことがあったけど、鈴木則文監督の評価と言うのはまさに加藤泰の一番弟子として、映画の王道を捉えた、スタンダードな娯楽映画を娯楽映画としてきちんと魅せる腕を持った監督であることを評価しなくてはいけないことを確信させる。

 そう言った意味で昨年シネマヴェーラで特集上映が組まれたことは特筆に値する出来事だったのだ。

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2008年2月26日 (火)

トリコン!!!

 大入り満員なので興行延長が決まりました。劇場へ足を運んで頂いた皆さんに感謝いたします。

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団塊ボーイズ

「団塊ボーイズ」を、待ち合わせの時間つぶしに川崎の109シネマズで観る。071211_dankaiboys_main http://www.movies.co.jp/dankaiboys/

 しかし、これ酷い邦題だよなあ。これで観に行きたくなる人って少ないと思うんだけど・・・。映画の方は至ってスタンダードなアメリカ映画。前半コメディで後半は西部劇フォーマットと言う70年代以降アメリカ映画の常套手段。でも、映画の感触が悪くない。もっと、暴力的な笑いにいける気もするが、後味を考えればこれで良かったんだろう。バイオレンスとスピードを期待するとちょっと期待外れかもしれないが、アクションコメディとしてはアメリカ映画のスタンダードをきちんと守っていて楽しかった。後半カメオ出演で出てくるピーター・フォンダの格好よさ。最後にキャプテンアメリカってのはあまりにもベタなんだけど、そこがいい。物すごい傑作映画ではないが、映画は全ての映画が傑作映画である必要性はなく、こう言うベタでスタンダードな演出の映画が何百本もあって、その中から傑作映画がたまに生まれればいいんじゃないかと思う。逆にこう言うスタンダードな映画が少なくって来ているのも確かだ。

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2008年2月24日 (日)

ケータイ刑事 舞台&バーボン刑事呑み会

 昨日は沖縄から帰った翌朝にもう「トリコン!!!」の舞台挨拶。もう沖縄との気温差が10度もあるので渋谷の街を歩くのも寒い寒い。舞台挨拶後は文化村で南君たちとお茶をして、その後東急でお祝いのシャンパンを買う。

 午後からはグローブ座で「ケータイ刑事 銭形海」の舞台観劇。後半ぐっとシリアスになる展開の中で林和義さんと宝積さんの演技が良かった。二人ともシリーズ中はコメディ演技が多かったので、この展開は良かった。宝積さんは自分のユニットの芝居でもシリアス演技が光っていたので、今後はこう言う路線も積極的に開拓できるといいんじゃないかなと思った。美人で悪女が出来る人は貴重かも。

 舞台の方はカーテンコールでの草刈さんと山下さんが登場し大政絢ちゃんに花束を渡すサプライズな演出があって驚いた。これは昨日鑑賞した人たちは随分お得だったのではないかと思ったが、楽屋で多聞さんが「まだまだサプライズは続くよ」と言うことだったので、今日の最終回とか何が起こるか楽しみですね。バーボン&スニーカーを超えるサプライズって、これは相当に凄いサプライズですよ。きっと。舞台未見の人は、本日のグローブ座に駆け付けて大政絢最後の銭形海を観に行くべきです。

 と言うわけで、楽屋でお礼とお祝いの言葉をみんなに伝えた後は、夕方から某所へ移動して草刈さん、諏訪太朗氏、僕とうちの奥さんと言うメンバーで呑み会。草刈さんの若いころからの行きつけのこの店は中々に酒もつまみも美味くって5時間ほど映画や演劇などについて語り合い実に濃厚な時間を過ごす。この間の峰岸さんもそうだったけど、かつての映画界の話を酒を呑みながら聞くのは楽しい。草刈さんとは助監督時代の出会いからもう20年の付き合いになるんだなあと。諏訪さんも含めてこの20年の積み重ねと今後の展望を語りあう。

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 沖縄でのキャンプ見学から1日経って全く違う感激が東京で待っていたのは本当に面白かった。人生はいろいろで楽しいですね。辛いことも多いけど、年を経ると本当にいろいろ語り合える友人がいてくれることが絶望を拭い去ってくれる。

 ふと振り返ると昨日は朝から晩まで世代は違うけど、イケメン漬けの1日だった。

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2008年2月23日 (土)

沖縄6日目

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080222_101502 沖縄滞在最終日は夏の気候。普通に歩いているともう暑くて汗が出る。この日も投内連携プレー、三本間での狭殺プレーが主なメニュー。昨日サブグラウンドで観た連携プレーの応用編をメイングラウンドでやっている感じ。昨日昇格の佐藤投手は1日で1軍選手の雰囲気が出てきているから不思議だ。終了後は佐藤投手のブルペンを65球まで投げ込むのを見る。体は小さいけど、モーションが豪快で身体が柔らかく、真っすぐに球威がある。隣では吉見投手、三浦投手も投げ込みを行っていたがこちらも球に力が出てきた。特に三浦の真っすぐは例年以上の仕上がりを見た。故障なのか外国人投手が別メニュー調整が2人もいるので、主力の三浦、寺原にはなんとか頑張ってほしい。

 サブグラウンドでは水谷守備コーチのノックが続く。去年までの進藤コーチは、来るもの拒まず去る者追わずで、守備練習は志願者のみにノックをする。聞いてくるものには教えるが聞いてこない選手はそのまま放置。と言う方針だったが、水谷コーチはベテラン相手にも確り基礎からやり直して、例えばゲッツーシフトの確認、若手には捕球動作~投球動作まで、果てはキャッチボールの基礎まで教える内容。特に、若手には守備の巧い選手と下手な選手を組み合わせ、同時にノックして、いい選手の動作を学ばせようとしている。昨日は藤田選手と、1軍昇格したばかりの石川選手を同じショートの守備につかせ、イージーノックでセカンドへの送球の単純動作を繰り返しながら、「良かった時」「悪かった時」を選手に答えさせながら教えている。これはまるで、僕が若い女優さんの卵を鍛える時にやるやり方にそっくりだ。つまり、自分の頭で理解させるまで、自分の頭と身体が同時に納得できるまで考えさせると言うやり方。

 とにかく、このキャンプの特徴はいままでとは180度転換して守備練習が強化されたこと。コーチにプロフェッショナルな人たちが配置されて、無駄のないメニューが創られていることだった。同時に選手の自主性によるマシン打撃場は夜になると活発化。19時30分頃に室内練習場へ行くと、若手野手が5,6人は常に打撃練習を繰り返していた。

 と言うわけで、楽しかった6日間のキャンプ見学も終わり夜の便で帰京。東京に戻ると思った以上に温かく、自宅はやはりほっとする。でも、今年の沖縄キャンプ見学は楽しかったなあ。練習試合3試合観戦して3勝0敗。これは幸先いいではないか!せめて春だけは夢を見させてくれよベイスターズ!いや夢ではなく、秋には優勝争いして仕事が手につかなくなる展開を望みます!

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2008年2月21日 (木)

うるま市でLGツインズと練習試合

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080221_143201 今日の宜野湾は曇り。しかし、元気に2軍から上がって来た選手がいた。3年目の石川内野手とルーキーの佐藤投手だ。佐藤投手はまだ3月までは文星芸大付属高校の所属だから実はまだ高校生ですね。実に初々しい。しかも、ウオームアップ、キャッチボールと言う全体での身体慣らしのあとはすぐに難しい、投内連繋プレーの練習。投内連繋と言うのは、走者を塁に想定して、ピックオフ(牽制)やバント処理などサインプレーの練習。これが、1塁佐伯、2塁仁志、遊撃石井 と言う布陣だから1軍にあがってすぐの高校生にはちょっとプレッシャーが大きかった。一つ一つのプレーごとに小姑のように選手たちが新人投手にレクチュア。まるで新人の女優が現場に来たときに、カメラマンやら助監督やらが芝居が終わるごとに「こういうときはこうするように」と助言と言うか、注意を与える姿に似ている。まあ、野球の現場の方が体育会なので、映画やテレビ現場よりきっつい言葉が飛び交いますが・・・。そのプレッシャーから解き放たれたのか、その後のブルペンでの佐藤の投球は力感があって小柄ながら勢いのある球を投げ込んでいました。

 午後からは、沖縄本島の反対側に位置するうるま市へ移動して、韓国のLGツインズがキャンプを張る石川球場で行われる練習試合を観戦。石川と言う町は僕らが宿泊している宜野湾などに比べるとずっと古くて、世話っぽく、本土復帰前の沖縄の繁華街のイメージがまだ残る町でした。建物がエキゾチックで、商店街の看板には英語の文字が掠れて残っているところが多かった。見知らぬ町なのにどこか懐かしい。インド映画なんかを観るときに思う感慨と似ています。

 試合の方は、新人小林太志投手の初先発と言うのが注目の試合でしたが、残念ながらの投球内容。3回を投げて5安打、2四球1失点。変化球でカウントを取れる部分は評価できるのですが、真っ直ぐに力がないので、ストレートでカウントを取りにいった球を悉く痛打。もう少し球威球速がないと、長いイニングは厳しいののではないかと思わせる内容。2番手の木塚は、一番良かった頃の状態が低く沈むフォームに近い投げ方で簡単に3凡。続く土肥は足の上げ下げを微妙に変える反則投球ギリギリのフォームに戻して、調整中という感じ。1失点でした。4番手ヒューズはクルーンに変わる抑え候補の1人で注目して見ましたが、豪快な威圧感ある上手投げフォームでブルペンで見た以上にバッターに恐怖感を与えるもので、今後に期待を持たせました。真っ直ぐはクルーンほど早くないものの、威圧感ある真っ直ぐと同じフォームでツーシーム(と言うよりシュート?)や、チェンジアップで緩急をつけて三振を取るピッチングはさすがにレッドソックスの2軍でセーブ王だった数字を裏付けるものだけのものはあると思いました。ただ、フォームが大きすぎるのでボークの可能性もあり、相手が韓国野球の審判だったので日本のプロ野球チームや審判相手でどこまでこのフォームが通用するのか?これが課題かもしれません。

 野手のほうは新戦力のジェイジェイと小関が好結果。新戦力が結果を残しているのはベイスターズの層の厚さを感じさせて頼もしい限りです。

 写真は夜間室内練習場で打ち込む若手野手陣と、うるま市の石川球場。

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2008年2月20日 (水)

沖縄キャンプ中間報告

 今日は沖縄に来て四日目で、ベイスターズは練習休日。最初の三日間を必死に歩いてキャンプ視察したおかげで少し熱中症気味。沖縄は多少天気が不安定でも東京とは問題にならないくらいに紫外線が強くて、あっという間に日に焼けてしまうので油断しているとすぐに体調に関わってしまいます。

 と言うわけで、二日目。今回のキャンプに来て一番目立つのは、昨年までの選手の自主性を尊重するキャンプから、コーチ主導による強化メニューが圧倒的に増えたこと。ここ数年は、全体練習が午前中に終わると午後からは選手たちが個々に自分がやりたい練習をやっていくという事が多かった。だから、午後からは野手は殆ど室内にあるマシン打撃場に入って個人個人が打撃のスキルを磨くと言うのが常だったし、投手に至っては午前中で上がる選手も多かった。それが、今回はとにかく守備守備守備の練習メニューが夕方まで続く。特に若手は強制的に強化メニューで鍛えられる。野手だけではなく、投手も守備練習が厳しい。これはいままでにない光景だ。そして、一番目に付くのは捕手強化。シーレックスから今年1軍昇進した中村コーチの鬼指導で朝から夕暮れまで、鶴岡、新沼、斉藤俊、武山の4人はサブグラウンド~メイングラウンドを行き来しながら、打撃練習と投手のブルペン入り以外は全く休みなく、ノックとゴロ捕球の練習。これは主に「球際に強くなるため」の練習だと言う。

 大きく感じたのは自由な雰囲気のキャンプから、とにかく強化強化のキャンプへの様変わりだった。若手中心に、自由な空気ののびのびとしたキャンプから、地に足の着いたチーム作りへ。そういった意識改革が見えるキャンプだと思った。

 写真は今宿泊しているホテルの部屋から見たベイスターズキャンプ地。

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2008年2月17日 (日)

沖縄キャンプ初日

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217日、47歳の誕生日に那覇空港に到着。そのまま高速バスに乗って名護へ。本日は横浜ベイスターズと日本ハムファイターズの練習試合がファイターズキャンプ地であるのだ。沖縄は例年より肌寒いがそれでも東京の4月の季節。春を先取りです。

球場には一足先に沖縄入りしていたTさんが席を取ってくれていた。Tさんは数年前から鎌倉の集まりで知り合ったベイスターズフリークの一人です。丁度球場に着いたとき、1回の裏日ハムの攻撃。守はベイスターズの先発入来の登板。入来は、真っ直ぐを見せ球に様々な変化球を駆使して凡打の山を築いていった。入来は、ジャイアンツ時代は真っ直ぐとカーブ主体の投手だったから、これだけの癖球の持ち主ではなかったから印象が随分と違った。でも、落ちついた投球内容はこれからの期待を抱かせるのに充分だった。続く吉見は、相変わらず2アウトから4球出してヒットと苦しい。ソロとはいえこの日も本塁打を打たれ、まあいつのも吉見と言えば吉見なんだけど・・・。三番手の小山田は広島カープから来た新戦力。真っ直ぐが走ってこないから、決め球のスカイシンカー?も見極められてカウントも取れないし空振りも取れない苦しい投球。カウント悪くして、ストライク取りにいったところを田中賢介にツーランを浴び撃沈。次のイニングはようやく真っ直ぐが走ってきて安定したが、まだまだ調整不足。4番手の横山がこの日投げた投手では一番良かった。真っ直ぐが走りまくり、フォークが切れまくりで日ハム打線を手玉に取る。これだけの真っ直ぐとフォークが投げられれば抑え候補に入れられる出来だった。最後に投げた高宮は無失点も4球が多く不安定な内容で、今年も期待を裏切られそう。

打線は場外本塁打を打った吉村の成長が目を引いた。前の日に打撃練習を見たTさんも吉村の調子がかなりいいと言っていた。新戦力ラリー・ビグビーも勢いのある打球を放っていたが相手の好捕に阻まれ4打数1安打。しかし、打球の勢いと左投手の外の球を反対方向へ軽打でヒットを狙える技術も垣間見せ、期待通りの戦力であることをうかがわせた。

何はともあれ、今年初の試合で勝利試合を見られたのは縁起がいい。

試合終了後は、Tさんの友人の誘いで「ピザ喫茶 花人峰」へ。http://www.churashima.net/shima/special/cafe/okinawa/kajinbou/index.html

http://www.umibe-nature.com/kajinhou040805a.htm

ここは眺めも、味も素晴らしかった!

食事後Tさんに送って頂いて宜野湾のラグナガーデンホテルへようやくチェックイン。今年もやってきたベイスターズ沖縄キャンプ視察。

写真は名護球場と、「花人峰」からの眺め

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2008年2月16日 (土)

日本アカデミー賞

僕も結婚して川崎に来る前まではこの日本アカデミー賞の会員で1年に一回は投票していた。アカデミー会員になったのは、年会費22000円で都心の東宝、松竹の直営館が無料で観られるからだった。しかし、観られる劇場は新宿、渋谷、銀座と横浜の一部と限られており、段々、自分が観たい映画よりも無料でやっている劇場にしか足を運ばなくなると言う堕落現象が起こり、新宿や渋谷で落ち着いてトイレに行きたい時にこの会員証を使ってトイレに入り、ついでに映画を観ると言うに至って遂にやめることにした。
 このアカデミー会員、映画会社の重役クラスの推薦か、監督協会とかに入っていないと入れないのである特権を放棄した形になったが、川崎に来たらまず使わないだろうと思ったのでこの時の判断は間違っていなかったと思う。
 ところで、会員はこの22000円以外に年末年始には必ず日本アカデミー賞の投票をしなければいけなかった。年末は自由に書いて投票できるのだが、年始にはそれを集計してノミネート作品を書いた紙が送られて来て、それに○をつけるシステムだった。この個人投票~ノミネート投票の間がどうにも不透明で、どう考えてもノミネート対象になっている作品に疑問符がつくことが多く、自分が全く支持できない映画に無理やり投票しなくてはいけなかった。これ投票しないと権利が失われたんですよね。
 基本的には邦画各社の社員の人はほぼ強制的に投票になるので、団体票が大きかったと言うのはあるけど、いまでも同じシステムで投票が行われているのかな?
 

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2008年2月14日 (木)

バレンタイン

080213_143901 今日はバレンタインデーでした。我が家では「Dent de Lion」の生チョコケーキを購入。

http://www.p-dentdelion.com/

ここのケーキは可愛いデザインでしかもとても美味しいです。このケーキもガッチリと生チョコがスポンジケーキ生地に練りこんであって、殆どチョコなんですけどね。最初に口に入れるとちょっと固いん感じなんですが、次の瞬間舌でチョコが溶けて濃厚なカカオ味が口中に広がります。

 バレンタインデーのおかげで生チョコも随分とポピュラーな食べ物になりましたよね。今や日本中の空港や駅の土産物屋には「ご当地生チョコ」がある気がしますが、あれはどうなんでしょうね?僕は札幌の出身なので「ロイス」の生チョコはたまにお土産に買ったりしますが、「ロイス」は僕が20歳頃に出来たからもう老舗でしょうが、他の地方で見かける生チョコはちょっと付け焼刃な感じがします。きっとそこそこ美味しいんでしょうが、地方の名物はもっと個性的で「名物にうまいものなし」でいんじゃないかと思います。

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エアコン故障始末

家のエアコンが突然故障してしまってうんともすんとも言わなくなる。げげえ、こんな糞寒いのにと、東芝に連絡するが最短で修理部隊が来るのは明後日に・・・と言われる。応急処置的にヒーターでも買いに行かないといかんかなと思っていると、突如運転開始。この間数時間、我が家はてんやわんやに・・・。
しかし、IC頼みの空調家電は、故障しても「基盤交換」が基本だから、妻が願うような「エアフィルターとかの点検も併せてやってほしい」と言うことになれば、これはまた別の業者が委託されて来るようなことになり、結果別料金なので全く不便だ。東芝に連絡しても修理担当は受付のみで、こちらが電気製品に対して行う応急処置の方法に関しては担当を盥回しの挙句に2時間以上も待たせてようやく連絡が来る始末。
 かといって、今や家電製品は近所の「困ったらなんでもしてくれた」電器屋さんでは最早対応できなくなっている。PCやテレビの故障も問題だが、この季節にエアコンの故障と言うのは下手をしたら命にもかかわることで、もう少し素早い対応はしてくれないものかと思ってしまった。

とりあえず今は無事に動き出したが、明後日修理が来るまではいつ止まるかもしれない不安と共に過ごさなくてはならない。

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2008年2月12日 (火)

小説 田中絹代

演出家としての新藤兼人の監督作品と言うのはあまり面白いと思って観た記憶はない。実際のところ隅々まで観ていないから傑作はあるかもしれないので今回は触れずにおきますが、脚本作品は傑作揃いだ。特に大映で増村保造監督に提供した数々の脚本は本当に素晴らしい。特に男女の異常な関係を描かせたらピカイチだった。新藤脚本に出てくる女はみな異形で醜悪でエロティックで、それを増村の演出と若尾文子が演じるからさらにさらに深くなっていく。逆にミステリなんかを書かせると途端につまらなかった記憶がある(「妻二人」とか「配達されない三通の手紙」とか)結局、脚本構成の論理の人ではなかったと言うことなのか・・・。

その新藤兼人が女優の田中絹代の人生を書きつづったのがこの「小説 田中絹代」だが、まさにここに出てくる田中絹代が、新藤脚本、増村演出に出てくるような強烈なキャラクターとして登場して来て面白い。実際、故人だらけだからいいんだろうけど、溝口健二と田中絹代の描き方なんか、「講釈師観てきたような嘘を言い」の如くに生生しく描く。例えばこんな感じ。

「絹代はあられもなく淫らになった。いつも仕事場で溝口のどんらんな目に晒され、着物の隅々まで見つめられた恥を、今度こそ恥ではなく、溝口の目で確かめさしてやろう、とした」

まあ、これなんかは優しいほどで、この本全体を読むと「田中絹代」と言う人が常に性欲が強く、相当に奇天烈な性格の人だったとばかりに描き出している。まああくまで「小説 田中絹代」なので、相当に新藤兼人による脚色部分もあるんだろうけど、依田義賢と溝口のやりとりなんかを読むだけでも相当に読みごたえはある。この本で溝口の映画の勉強になるとかそう言うものではなく、むしろ、増村の脚本を書いていた頃の「えげつない女性象」と言うものを楽しみたい時にはどうぞ、と言う種類のものだった。

ちなみに、この本をもとに新藤兼人が脚本を書き、市川昆が「映画女優」と言う映画を吉永小百合主演で映画化しているが、見事にその醜悪な田中絹代像は消えていてつまらない映画になっていた。

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峰岸徹さんとラジオ

080211_211201 昨日は午後からFM川崎の「岡村洋一のシネマストリート」で俳優の峰岸徹さんと「トリコン!!!」の宣伝トーク。番組内容より、終わってからの飲み会での話がおもしろすぎて悶絶。だって勝新太郎だとか萬屋錦之介だとか、若山富三郎だとか僕が尊敬する映画の黄金時代のスターの芸談って、一冊の本になるくらいのエピソードだもの。しかし、ちょっと本には出来ないエピソードが多いのが峰岸トークの面白さでもあるから、こう言う体験は個人的なものが楽しいんだろう。特に、亡くなった草野大吾や岸田森と言った個性的な新劇出身の役者の深さにかなう役者はいまは出てこないだろうと言う話とか・・・。東宝の黄金期にデビューして大映末期で主役を演じていた峰岸さんならではのものだった。

 しかし、峰岸さんの話を聞いていて思ったのは、昔の映画人たちは本当にスケールが大きかったなあと言うこと。同時に役者はバラエティ番組に出始めると矮小化してしまって、伝説は消えてしまうのだなと言うこと。確かにバラエティに出ると御殿が建つくらいに金儲けは出来るけど、役者としての質は変わってしまうと言うこと。もともとバラエティ出身の人が映画やドラマに出てバラエティに戻る時はそんなに問題はないけど、長年強面で通していた人たちがバラエティに出始めて逆に映画やドラマに戻ってくると、役者としての怖さや深みが消えてしまうのは何なんだろうと思っていたけど、この日の話を聞いて、それは役者本人の芝居への取り組みが変わってしまうからだと峰岸さんは話していたけど、本当にその通りだと思う。そう言った意味で、昔のスターたちが映画だけで、御殿を建てられていた時代は本当に素敵な時代だったんだなあと実感。

 峰岸さんとは随分と仲良くさせてもらえそうだけど、お互いの共通の知人と言う中で最も素敵な人は「バーボン刑事!」と言う認識で一致。峰岸さんとマサオさんは長年の「家族ぐるみ」のお付き合いの仲だそうで。「マサオは日本でいちばん顔が美しい役者。それでいてあんなナイスガイな役者は他にいない」と言うことだそうです。「バーボン刑事」また一緒に仕事がしたいなあ。いつか、峰岸さんも草刈さんも一緒の現場で仕事が出来る日が来ることを祈りこの日は解散。

 ところで岡村さんはちょっと飲み過ぎではないかと心配。

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2008年2月11日 (月)

鎌倉の会

 小説家の保坂和志氏らと鎌倉の伊藤さんの家にあつまり、毎年恒例ベイスターズファンの集い。ここには、ベイスターズファンが集まってその年のキャンプ地情報なんかを交換しあったりしてきたものだったが、もうここ数年は単なる三浦半島の美味しいものをたらふく食べる会へと変貌している。

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 この日も、数年前まで湘南で魚屋を営んでいた筑摩さんが鮮魚を持ち込んでその場でさばいてくれると言うパフォーマンス入りの食事。写真は「サヨリ」をさばいているところと、絶品自家製「カラスミ」。刺身は全て三浦半島で獲れる近海もの。魚も美味しいけど、付け合わせに出してくれる「青のり」や「メカブ」などの海藻が実にうまい。あまりにうますぎて最後の「スズキ」にまで至らなかったのが残念。しかし、もう、どの料理も死ぬほど美味かった。このカラスミは本当に美味しかった。

 ところで、この日は「御成り通り」を歩いて、樽酒を瓶詰販売している酒屋で酒を買って持ち込んだんだけど、観光客が押し寄せる「小町通り」より、凝った古い店が軒を並べる「御成り通り」の方が鎌倉は絶対に楽しいです。鎌倉在住だった保坂氏に言わせるとこの「御成り通り」も随分と店が変わってしまったとのこと。それでも、通りの外れにある子供用の古い玩具を置いてある「紙屋」(ここで100枚入りの小さなビニール袋を320円で購入)や、こうした酒屋などが楽しい。

 と言うわけで、昼の2時から日本酒をたっぷり呑んだ僕は途中何度か居眠りしたりしながら夜の9時ころまで呑んだり食べたり。帰りの鎌倉の空は星が美しくって本当に奇麗だった。

 しかし、今朝起きた時は二日酔いしていないのは「スピルリナ」と言うサプリを大量に飲んで寝たからかな。

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2008年2月10日 (日)

初日

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 昨日は、「トリコン!!!」初日舞台挨拶。雪の中わざわざ来ていただいたお客様に感謝です。さすがに僕らも息があってきて、殆ど打ち合わせもせずに登壇し気楽にトーク。Q-AXシネマは去年シャブロルの「石の微笑」を観た劇場なので、同じスクリーンにこの映画かかることが嬉しいと同時に謙遜してしまう。「トリコン!!!」はファンの皆様に楽しんで頂く為に作られた、いわゆるプログラムピクチュアですが、鑑賞したみなさんがかなり楽しんでいただいたようなのは何よりも嬉しい。ジャンル映画の根性を発揮した甲斐がありました。

 終了後、キャストや配給宣伝スタッフと共に軽く打ち上げて帰宅。

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2008年2月 9日 (土)

トリコン!!!初日

 今日は星占いで、「毒舌」に気をつけましょうとのこと。はい。今日は控えめにいたしますのでイケメンファンの方々はご安心ください。尚、、来週以降も続々とイベントトークが目白押しのようです。僕なんか17日からベイスターズ沖縄キャンプ帯同なんですが、その前後もイベントだらけのようです。しかし、夜から東京地方は雪マークだけど神奈川からちゃんと行けるかな?行ったとして帰れるかな?僕が利用する横須賀線は雪が降ると速攻で止まるんだよなあ。

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2008年2月 6日 (水)

ドラゴンVS7人の吸血鬼

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輸入DVD鑑賞。画質はまずまず。英語字幕がないのが残念だが、主演のピーター・カッシングが聞き取り英語の見本みたいな英語台詞なので(マカロニウエスタンや香港映画の吹き替え英語ではない)観やすかった。
 この映画実に33年ぶりの再見。中学生の時に観たときもかなり興奮して観たが30年以上を経て観てもその興奮は全く変わらず。何が素晴らしいかと言うのは怪奇映画の本家ハマ―フィルムと当時まだ勢いに乗るショウブラザースがまさにガチンコで手抜きなし、しっかりとした世界観を創ることに成功している点にある。基本はハマーなんですけどね。監督のロイ・ウオード・ベイカーは「火星人大襲来」「ドラキュラ血の味」なんかの本家本元の怪奇映画監督の大御所。音楽はジェームス・バーナードで嬉しいことに、ハマードラキュラ1作目の「吸血鬼ドラキュラ」のスコアが多数流用されている。そして、主演はピーター・カッシング。役名は勿論、ヴァン・ヘルシング教授。このハマー軍団が、ショウブラザースの絢爛たるセットに乗り込み、迎え撃つ香港側は協力監督にショウ・ブラザースの大御所張徹。アクション監督がラウ・カーリョン、トン・ガイ。俳優陣にショウブラの大スターデビット・チャン(姜大衛)一時期ショウブラザースで女剣劇アクションの主役を多数務めた施思。と、どちらも最高の布陣を整えた上で、まさに奇跡的にイギリス怪奇映画と香港カンフー映画が融合しています。おそらく、合作映画で成功した稀有な例なのではないでしょうか?これで面白くならないわけがない!

 物語は「7人の侍」の流用です。トランシルバニアから中国にやってきた吸血鬼ドラキュラ率いる黄金の仮面を被った7人の吸血鬼に恐怖のどん底に襲われた村を救うために、デビッド・チャンがヴァン・ヘルシング教授に吸血鬼退治を依頼。デビッド・チャンの7人のカンフー使いの兄弟たちと共に人里離れた村に乗り込む。と言うものです。
 で、あとは、ハマーホラーのお約束とカンフー映画のお約束をテンコ盛りしてブレンドしてあります。例えば、ヴァン・ヘルシングの教え子のエロイ白人娘とデビッド・チャンは恋仲になってしまうけど、エロ白人女は当然のごとくに吸血鬼の毒牙にかかり、急に色気づいて胸を強調したドレス着て襲ってきたりします。で、当然のごとくにヴァン・ヘルシングは髪を振り乱して「早く心臓を狙え!その女はもう、魔に魅入られてしまったんだあ!」と叫び、デビッド・チャンは目を逸らしながら金髪女の心臓を杭で一突き!とか。カンフー軍団たちは吸血鬼の心臓を「正拳」で突くのが必殺技で、このあたりはラウ・カーリョンの武術指導が光ったりします。
 クライマックスはとにかく、吸血鬼軍団とカンフー軍団の迫力ある殺陣で楽しませてくれますが、ラストはドラキュラとヴァン・ヘルシングの一騎打ちが用意されていて、これも徹底したお約束で幕を閉じます。

 僕が本当に一番撮りたい映画は「ドラゴンVS7人の吸血鬼」のような完全娯楽映画なのですが、これはハマーフィルムとショウブラザースと言う2大スタジオの歴史と積み重ねの上に初めて成立した奇跡のような娯楽活劇なので、僕たちは僕たちの時代の「ドラゴン対7人の吸血鬼」を創っていかなくてはいけないんでしょうね。

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2008年2月 4日 (月)

節分とか成瀬巳喜男「秋立ちぬ」とか

昨日は大雪だったので、午前中はプロット書いたり午後はHDDに撮り貯めていた成瀬の「秋立ちぬ」を鑑賞。夜は、大家族で寿司屋へ行って微妙な空気な中で食事。「恵方巻き」と言うのはすっかり定着しましたね。初めて食べたのは99年ころではないかしら。1本を割って貰って、寿司屋の小上がりで無理やり南南東を観ながら食べる。うーん、流石に寿司屋で巻いてもらった贅沢な「太巻き」は頗る美味。しかし、家はいま微妙な問題を抱えていて、何かこう、重い空気が残る。こう言う時にはまあ、部外者の僕としては何もできないけど早くいろいろ問題解決して年寄りを安心させてやりたいと切に願う。この微妙な空気の中でせめてもの明るい話題にと「昨日、佐々木さんも出ていた銭形海観ましたよ」と話を義父に話を振られ、なるべく明るく振舞う。まあ、厳しい時にあの番組が少しでも明るくなってくれる材料になるならそれもよし。せめて春になるまでに解決してくれ!
 
 「秋立ちぬ」は見逃していたが、かなりの傑作。少年と少女の切ない心の交流を繊細に、そして絶妙な芝居と空間演出で魅せる。特に、少年と少女が2回目に出会って、少年が野菜を届けに行く家と少女の家がたまたま一緒で、2人が微妙な距離を撮りながら、道~道~へと歩く姿を「引き画」~「引き画」を繋いで進行させていくシーン、それぞれの母親に絶望して、2人で「海へ行こう」と東京湾の埋め立て地へ遠出する場面で、線路の上を左右に別れて歩きながら背後からトラックしていく場面の2人の芝居と距離。クローズアップのカットはなくても思わず涙が零れてしまうシーンだ。
 成瀬巳喜男はこのように、道を歩きながら2人の関係が微妙に離れたりくっついたりする場面を、微妙な移動撮影で描くのが絶妙に巧い。それは単なる技術的表現を超越して、とにかく絶妙なのだ。「浮雲」の冒頭で、森雅之を呼び出して戦後の街中を2人で歩く場面。「山の音」で、帰ってきた山村聡と商店街で遭遇した原節子が並んで帰宅する場面。「乱れる」で加山雄三が高峰秀子に寺の境内で告白する場面。普段は高峰秀子や森雅之の芝居に見とれてつい見逃してしまいがちだが、「秋立ちぬ」のように芝居がまだあまりつたない被写体でも、同じ感情を引き起こす場面に遭遇するとその演出がより際立って見える。
 ただ、その表現を今再現しようと思ってもなかなかできる技ではない。盗んで出来るには、相応の積み重ねと同時に道での撮影を全てコントロール出来る条件が必要であることに気がつかされる。現代の日本の街中でのオープン撮影の限界だろう。だが、かつてあった素晴らしい技術を引き継がなくては映画の歴史に中に関わっている意味があるのだろうか?昔の映画を観ると、現代の映画では中々得ることに出来ない充足感を感じるとともに、1カットでも工夫をしてこうした技術を引き継いでいかなくてはいけないと痛感する。
 それには、我我製作スタッフがより意識的に意志のあるカットをどこまで撮れるか、自分でよく出来たと思ったカットが単に物語が「わかる」と言う説明のカットやショットを撮っているだけに過ぎないのではないかと毎作品ごとに戒めていく必要がある。

 そしてこの大傑作の「秋立ちぬ」が封切時には黒沢明監督の「悪い奴ほどよく眠る」の2本立て封切の、81分の添え物であったことに驚愕せざるを得ない。

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2008年2月 2日 (土)

ケータイ刑事 銭形海 サードシーズン 5話

 本日の「ケータイ刑事」は僕の脚本を、浜弘大君が撮ったものです。今回浜君が犠牲者になっていますが脚本を書き始めた段階ではまだ監督は決まっていなくて、自分で自分が殺されるのを撮ることになったのは、決して彼が自己顕示欲が強くて自分を出したいから、と言うものではなく、助監督時代の彼をいつも見ていた僕が書いてみたくて、当初は犯人役にしようかなと思ったのですが、「それでは前回と一緒になるから逆転させよう」。と言う多聞さんのアイディアで今の形になりました。

 それと・・・・僕の出番ですが、これは誤解ないように僕が出たくて書きこんだわけじゃなくって、まあいろいろ事情があって僕が出ることになってしまったのですが・・・ひとりで出るのは心細いので「奥さん込み」でとお願いして今の形になりました。まあ、これは言いわけです。だって、脚本を書く人間が自分を出して自分で演じるなんて・・・ちょっとあれですよね。渡辺千穂さんみたいに美人脚本家なら別ですが・・・。

 浜君は真面目な人なので、僕の書いた脚本を非常に真面目に撮っていました。こうやって、自分が書いたものを人が撮るのは勉強になりますが、やはり僕は現場の人間なので、現場に出たいなあと、そう思ってしまいました。

 

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2008年2月 1日 (金)

今週 マキノとか

 「マキノ」を観たり「スウイーニートッド」を観たり企画打ち合わせしたりの毎日でしたが身内的にもちょっとしたゴタゴタが続いていてなんとなく落ち着かない日々を送っています。しかし、フィルムセンターでこんなにマキノ特集やっていてしかも1本500円で観られるんだから、もっと若い映画関係者は勉強しに行くべきじゃないでしょうか?劇場は、半分くらいが老人たちの堪り場と化していて、それ自体はむしろ良いことでもあると思うのですが、シネマテークとしては学生たちの比率が少ないですねえ。これはマキノだけじゃないですが・・・。宣伝が足りないなんてことはないと思うんです。だって、映画を志す人間はフィルムセンターの情報くらいは常に探っていたりはしているんじゃないかと思うんですが・・・。昔の映画はいくら観ても観つくせないくらいに発見があります。いまはDVDやスカパーで簡単に映画を観られるようになったけど今回のようにソフト化されていない多くの作品を低価格で観られる機会は絶対に逃してはいけないと思います。

 さて、そのマキノですが戦前の作品は特にお勧めです。ミュージカルの傑作「鴛鴦歌合戦」、以前にここでも紹介したバック・トウ・ザ・フューチャー森の石松「清水港代参夢道中(続清水港)」それ以外にも「ハナコさん」「弥次喜多道中記」だとか、実に自由な作風で今観ても全然古くない、どころか新しい表現が多数。特に戦前のものは6日間で70分くらいの映画が普通に撮られているので、低予算映画で喘ぐ日本映画の監督は絶対に観ておいて損はないと思います。

東京国立近代美術館フィルムセンター

 http://www.momat.go.jp/fc.html

 余談になりますが、よく日本の映画関係者は映画を観ない。なんて言われていましたが、口では「人の映画なんか知らねえよ」と嘯いていても試写室にいくといつもいたのは相米慎二監督や鈴木清順監督だったりして、その昔、パルコ劇場で「サミュエル・フラー特集」があった時にたまたま居合わせた面子で呑みに行ったことがあるのですが、その時は相米慎二、黒沢清、長崎俊一、榎戸耕司、万田邦敏各監督に、稲川方人さんと当時助監督だった僕と青山真治なんかがいたわけで、映画なんか見る暇ないとか言いながら結構みんな映画観ていました。本当に暇だったのかもしれんですが・・・。

 そう言えばあの頃は映画は2,3年撮らなくても皆平気だったような感じでした。平気じゃなかったかもしれないし、細かい仕事はやっていたけど、寡作でしたね。あの頃は。

 「スウイーニートッド 悪魔の理髪師」 の方はかなりの傑作だったのですが、こちらはまた別な機会に書こうと思います。

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