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2008年11月14日 (金)

箱根

 20081113111818  

昨日は妻と箱根へ行ってきました。ちょっと奮発して露天風呂付客室を選んだのだけど、好きな時間にすぐに露天風呂に入れるのとか、部屋だしの食事とかやはりいいですね。箱根は仲間と呑みに行くところみたいな感じでのんびり風呂に入りに行ったことはなかったけど、選ぶ宿次第では中々いい保養になると思いました。夏の撮影ラッシュと母の死で心身共にボロボロになっていたので丁度いいリニューアルになったかもしれません。
 帰ってきて「女子大生会計士の事件簿6話」を見ましたが、そもそもの脚本のページ数を大幅に上回る内容を撮影直前に三宅君に切ってもらって、それでも尚且つ尺オーバーしてしまい、強引に編集した前半部分がちょっと物語を進めていく上で急ぎすぎでストーリーが走りすぎている感がありました。現場では基本1シーン1カットで長回しだったので、カット構成による尺調整が出来ずに、「仁義なき戦い」風の結構強引な編集をやってしまいました。[「声だけ残るけど絵はストップして人物紹介のテロップ、次は急に動いている場面から始まる」と言う例のあれです。実録風で、演出に躍動感を出すためにはいいんだけど、前半の説明部分で結構この方法を駆使してしまったので、なんか落ち着かない印象になってしまったと反省していますが、主役の小出さんはじめ俳優部の熱演でなんとか体面を保てたかなと言う回になりました。
 テーマ的にも社会性にちょっと拘ったものにしたいとライターの三宅君と打ち合わせを進めてやった回だったのですが、実際30分番組に詰め込むにはちょっとVOLがありすぎたかもしれません。現場にタイムキーパーさんがいないから尺がわからなかったとかは理由にならないので深く反省しています。これだけ多く撮らせてもらっていて、こう言う初期段階での判断ミスは職人としてはいただけません。

 『30分には30分の物語の経済学あり、90分には90分の物語の経済学がある。だから2時間以上の「ジョーズ」とTVMで90分の「激突」では違う経済学が働いているんだ』これは助監督時代「危ない話」と言う中篇を撮る時に黒沢清監督がから直接聞いた言葉です。ここで言う物語の経済学と言うのは予算的な経済ではなく、時間と物語の昇華具合の経済学と言う言葉ですね。時間の制約がある場合にどういうテーマを決めて脚本、演出に臨んで行くか。30分の作品には30分の作品に相応しい経済を駆使しないといけないと言うことだと思います。

 さて、来週はいよいよハチャメチャな7話ですが、こっちは久々にナンセンスコメディをやれたので、「血を吸う宇宙」や「刑事まつり」のナンセンスな部分を好きな人にはお勧めな回です。尺も撮影の日が飛んでいたせいで途中で編集されたものを一回見てからラストシーンの撮影などを出来たので問題ないかと思われます。現場の楽しさが内容にも反映したものになっているはずです。「刑事まつり」の中原昌也を彷彿させる三原監督の名演には感謝です。 「しあわせのかおり」に感動したお客さんにも是非見ていただきたいと。いやそれはやめておいたほうがいいかな・・・。

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コメント

お疲れのようでしたが、箱根はリフレッシュ出来ましたか。

ご夫婦仲睦ましくて、ほほえましい限りです。

頑張って下さい。

投稿: bikkuri | 2008年11月14日 (金) 21時01分

刑事まつりが観たい

投稿: 敏峰順次郎 | 2008年11月14日 (金) 22時43分

こんにちは!
箱根の温泉、いいですね~

10/13日放送の『岡村洋一のシネマストリート』 (第1078回)でおっしゃってた、峰岸さんとの撮影に明らかにひどい二日酔いで来た若い役者って、もしかして「トリコン!!!」の南さんのことですよね?

投稿: あおい | 2008年11月16日 (日) 15時09分

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