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2008年4月20日 - 2008年4月26日

2008年4月24日 (木)

社会派拷問映画の傑作 「連合赤軍 あさま山荘への道」

昼はテアトル新宿で「連合赤軍 あさま山荘への途」を観る。前半45分は連合赤軍の成り立ちを、60年安保にまで遡って、実録タッチで描き出していく。原田芳雄のナレーションはちょっと声が籠っていて、こう言う時のナレーションは佐藤慶か小松方正が絶品なんだけど、そのナレーションとストップモーションと実写とスチールを多用する演出は、まるで「仁義なき戦い」を観ているかのように軽快であっという間に、連合赤軍の成り立ちを学習できる。次の約1時間30分は、榛名山のベースにおける「私刑」リンチ、いわゆる「総括」による拷問殺人を、若松監督のピンク映画「日本の拷問」の時のような密室劇のバイオレンス劇として描き始める。1人、また1人とかなり理不尽な禅問答のような「総括」の儀式に答えられない人間は全員が殺されいく様は、芝居の迫力もあって素晴らしい。ラストの40分は、「あさま山荘」における籠城劇をこれまた室内からのみ描き出して、それでも尚且つスペクタクルな映像を創りあげているのが凄い。

 若松監督とは「恋する日曜日 文学の唄」の準備中にBsiでお会いした。僕は東京に出て来た時に若松プロで仕事がしたくって何度も直接お会いしにいって、その時はちょうど作品が入っていなくて、そうこうしているうちに黒沢清組と長崎俊一組の専属助監督みたいになってしまったけど、遊びに行くといつもパレスティナキャンプで足立正生さんに会った話だとかこっちがワクワクするような話を聞かされ、その度にお前らは駄目だ駄目だと言われ続けた記憶がある。一緒にいたのは福岡芳雄監督や小水ガイラ監督だったと思う。Bsiで久々に会った時はさすがに老けこんだ印象があったが、「連動赤軍」を観てそんな印象を抱いてしまった自分が恥ずかしくなった。それくらいにパワフルで凄まじい映画だった。久々に興奮度の高い映画であることは間違いない。

 夜は渋谷へ移動して「猫のひげ」のトーク。アイドルとのトークなら20分でも間が持たない時があるが、監督同士で映画の話で20分と言うトークは短すぎ。もっと話したかった。終了後は近くの居酒屋で打ち上げるも、僕だけ0時を回ったところで帰宅。みんな朝までコースで「ナースコール」の時の演出部が全員登場したのに非常に後ろ髪引かれる思いで帰宅。今日これから打ち合わせ二本立てなので、勉強しなくちゃいけんとです。

 ところで、昨夜はお車代をいただいたがお車代をお車代としてのみ使ったのは珍しい。

 

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2008年4月23日 (水)

頑張れ!横浜ベイスターズと オレ

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 開幕からベイスターズが躓いてしまっている。ここ10年間では02年、03年、06年に単独最下位をぶっちぎっていた頃並のペースで負けまくっている。02年は外国人補強の失敗と故障者続出と言う完全な戦力不足、03年は新人監督、若手選手積極起用策で未熟なチームが露呈、そして06年は無補強に近い球団フロントの執政の拙さが原因で監督にも逃げられ、と言う感じで黒星を重ねても理由がはっきりしていたので、納得しながらみていくことが多かったが、今季は敗因を探るのが難しい。抑えだったクルーンの放出と言うのが痛いところだが、それだけではない。不振の原因を具体的に検証してみよう。

・三浦、土肥と言ったベテラン先発投手のキャンプ~オープン戦における調整の失敗。意気込みが過ぎて投げ込み量が多く、開幕前に万全の状態で臨めなかった。三浦で開幕出来ず、若い寺原を開幕に投入せざるを得なかったことでメンタル面での調整がうまくいかず負け。これは、投手コーチに大いに責任があると言ってもいいかもしれない。ベテランだけに選手に任せる調整方法なので選手の責任も重いが、キャンプを含む調整失敗は投手を預かる首脳陣の責任は免れないだろう。

・加藤、川村と言った04年~07年までフル回転してきた中継ぎ投手陣が揃って故障、調整失敗で、頼りになる中継ぎ陣がいない。ベイスターズは先発投手不足に悩むチーム状況を抱えており、尚且つ現監督はブルペンをフル回転させる傾向にあるので、接戦で中継ぎが耐えている間に逆転或いは同点、または勝ち越しを狙うと言う構造が作れなくなってきてしまっている。故障でもなく、2軍でも失点を続ける川村は衰えによるものなのか、調整失敗によるものかはわからないが、これは首脳陣としても計算できない部分だったろう。そして、彼らが不振の時を織り込んで獲得した入来、小山田と言うベテラン補強が失敗し彼らも2軍にいるのはフロント並びにトレードスカウティングに責任があるかもしれない。

・内野手が仁志、石井、佐伯と30代後半の選手で、代打の切り札の鈴木尚も衰えが激しく、他球団では炎上している増渕、内海らノーコン速球派投手の力ある球に打ち負けする場面が多いので、潜在能力で甘いコースの球をヒットには出来ても、どうしても「力負け」から単打が多くヒットの数は多くても得点に結び付かない。

・加えて、長打があって本来走者を返す役割の村田、吉村と言う若手~中堅スラッガーたちの不振。去年のキャンプで若松元ヤクルト監督が記者に呟いているのを直接耳にした。「ベイスターズの若手打者はボールの見極めが悪いだけじゃくて、1人の打者に1球は投げてしまう投手の失投を打ち損ねてファールにしてしまう傾向にある」と言っていたが、今年もそれは変わっていない。これが技術的なものなのか、メンタル的なものなのかわからないけど、今年も甘い球を打ち返せていない。ベテラン選手が塁に出ても、彼らが打ち損ねて残塁の山を築いている。若松さんの言葉は彼らのこれからの打撃に何か参考になるものがある気はする。仁志が打点トップでは困るのだ。

 今年は補強の失敗と、現有戦力たちの調整失敗とベテランの衰えとそれを覆すことが出来る若手選手の未熟と、02年、03年を合わせたような複合型の不振で、こればかりは選手やベンチの奮起を期待するしかない。長い間不在だった左の強打者ビグビーは今のところ期待できそうだが、左投手には弱そうだ。

 提言。選手の競争意識を見出すためにも、固定化されたスタメンにメスを入れるべき。起用法が定かではない石川を2軍に落とし、2軍で5割の打率を大西1軍に上げ、吉村、内川、ビグビー、大西、小関をその時の対戦投手の傾向で起用。特に大西は左腕投手にはめっぽう強いので、ヤクルトの石川やジャイアンツの内海と言った左腕投手の時には起用すべき。吉村もライト固定はせずに内川と併用させるべき。また、内川を外野手として固定させてしまわずに、中日の森野のようにスタメンで出たければどこででも守れるように準備させ、村田やベテラン二遊間と併用していく。

・抑えはマットホワイトに決めて、セットアッパーを若手の桑原と2軍で好投している牛田を併用。頼れる左腕中継ぎがいないなら、無理して使わない。この間にフロントはクルーンに代わる抑えをもう1度探す。ヒューズ、小山田と言った抑え候補が2軍にいる現状はフロントの補強失敗であるから、6月までに抑え投手の補強は並行して行ってもらう。

 と言う感じかなあ。

 写真は昨日届いた「東京少女」の脚本。カバーには優勝のステッカーが貼ってあるが、これは現場での僕のお守みたいなもので、「発狂する唇」以降はずっとこれを貼って現場へ行きます。と言うわけで「東京少女」の準備も始まるし、映画の準備もこれから始まるので野球はあまり見られなくなってしまいますが頑張れ!横浜ベイスターズとオレ!てな感じです。

 さて、今日は渋谷のシアターイメージフォーラームでトークなので皆さん観に来てくださいね!

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2008年4月21日 (月)

猫のひげ トーク

http://www.imageforum.co.jp/theatre/index.html

映画「猫のひげ」公開に際し、渋谷のシアターイメージフォーラムでトークショーをやります。

公式ページでは上映前となっていますが、上映後の間違いです。

<トークショー>
4月23日(水)上映後
ゲスト:長崎俊一監督、佐々木浩久監督、矢城潤一監督
4月25日(金)上映後
ゲスト:佐々木浩久監督、多胡由章監督、矢城潤一監督

「猫のひげ」の矢城潤一監督は、長崎俊一監督の「ナースコール」と言う映画で一緒に助監督をやった時からの友人です。25日の多湖監督も一緒にやっていた1人です。多湖はあの頃はフォースだったなあ。まあ、いろいろありますが皆生き残っている方ではないでしょうか?多胡が脚本書いた「妄想少女オタク系」と言う映画は結構評判がよかったようにも思えます。

 「猫のひげ」は2年前にぴあフィルムフェスティバルの招待作として公開された折に観たのですが、男女の日常の機微を繊細に描いた傑作です。是非この機会にご覧下さい。僕も喋らない長崎監督相手に面白トーク炸裂させるつもりですが、長崎監督は中々の強敵なのでいまから緊張しております。少しは真面目な映画の話をするかな。イメージフォーラムだし・・・。

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