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2008年1月6日 - 2008年1月12日

2008年1月11日 (金)

ゾディアックと蠱 / Bewitched

 今月中旬の企画打ち合わせに向けてひたすら映画を観たり、本を読む日々。今日はデビッド・フィンチャー「ゾディアック」を見逃していたので観る。2時間40分の長尺を一気に観終わる達成感。抑えた演出とカメラと役者の距離感がいい。キャスト全員が自己主張していなくて素晴らしい。名優ぞろいのキャスティングだが、どうだ俺の芝居を観てくれ!と言う人が一人もいないのがいい。あと素気ない殺人シーンも素晴らしい。去年見ておけば間違いなくベスト3の出来だ。まだ観ていない人は絶対に観るべし。

 夜は香港からどっさりDVDが届きいまやっている企画の参考に「蠱 / Bewitched 」を観る。これがまた「ゾディアック」とは正反対の露悪趣味満開の南洋呪術ホラー。香港からタイに遊び行った男が現地の女をナンパして遊ぶも帰国してからは放置プレー。怒った現地娘がタイの土俗的な黒魔術師に男を呪い殺して貰おうとすると言う「ウイークエンダー」的な男女ドロドロ話。やがて呪いに気が付いた香港の刑事が、タイのお坊さんに頼んで黒魔術対仏教の呪術合戦になると言うもの。こうした土俗宗教の対決ものと言うのは香港映画に限らず、湿り気の多い東南アジアの国のホラーではよく見かける内容だ。で、見せ場はこの呪術の説明部分が山田風太朗の忍法帖のように、いちいち「屍油降」だの「蠕虫降」と言った字幕と共に説明される場面で、これが何と言うかメチャクチャグロテスク。内蔵、ウジ虫大量出血サービスといった感じ。僕が昔撮った「籠女」と言うオリジナルビデオホラーがこれに近いかな。監督の桂治洪は70年代に「香港奇案シリーズ」と言う実話残酷犯罪映画を撮っていて、こちらも評判がいいので是非観たくなってしまった。いや、残酷場面もあれなんですが、なかなか演出力があって飽きさせないんですよ。

 改めて映画は「ゾディアック」から「蠱 / Bewitched 」の幅があっていいと思う。日本映画は今ものすごく幅が狭い中で映画を撮っていますね。市場がないからしょうがないかもしれないけど、映画はもっともっと振幅幅が広ければ広いほど面白いのだ。

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2008年1月 9日 (水)

アポカリプト

 今日は午前中に原稿依頼のFAXが来て、長い時間かけて書くよくなものでもなかったので2時間ほどで書きあげてしまい、新橋の「トリコン!!!」の試写室に行きがてら原稿を渡してくる。撮影の今泉さんや、主役の南君が来ていて最後までいたかったけど、帰って考えなくてはいけないことがあったのでとっとと東海道線に乗り込みました。

アポカリプト DVD アポカリプト

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2007/11/21
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 で、昨日観た映画です。僕は批評家じゃないからすべての映画を観る義務はないのだけど、去年見たくて観られなかった映画があまりに多いのにうんざりさせられると同時に、いまのような比較的時間のあるうちは観られるだけ観ておこうとDVD買ったり借りたりしまくっています。そんな今日はメル・ギブソンの「アポカリプト」。マヤ族の青年の一大疾走アクション映画です。正直、メチャクチャおもしろかった。アクション映画はかくあるべし。「マッドマックス」のDNAが本家を凌駕して突然襲ってきたような映画。これを観てから「学校の階段」を撮れば演出も変わったかなあ。石井聰亙監督に本来撮ってほしい映画ですね、これは。いや、こう言う金かけたエンタティメントを石井さんは撮るべきで、「逆噴射家族」撮った後で一緒に昼間っから飲んだ時に「オーソン・ウエルズがどうの」とか言ってアテネフランセに映画を観に行ったりしていたけど、そんなことする必要なかったのに・・・。20年後に撮った映画は全く進化していなかったけど、そりゃ違うって思いました。「エレクトリックドラゴン」なんか撮るよりは「アポカリプト」を撮るべきだったのだ。

 と、石井聰亙監督の話ばかりしてもしょうがないけど、ちょうど「MADMAX2」が公開されて唖然としていた時期に「爆裂都市」が呼応するように公開されていたし何か縁があるのかなと。とにかく脳内爆裂大出血アドレナリン全開映画の傑作です「アポカリプト」は。ただ、残酷シーンが目白押しなので子供と若い女性にはお薦めできないかもしれません。まあ、子供のころから僕は残酷なもの観て育ちましたが・・・。

 

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2008年1月 8日 (火)

打ち合わせ

 音楽の遠藤氏と短編映画の仕上げ打ち合わせしたら、激瘠せしていて驚いた。聞けば正月休みなく作曲→演奏→ミックスダウンを繰り返しているのだそうだ。地上波の連ドラの劇伴は大変そうだなあと労いながらも、こっちの方も25日を目処にと容赦ない打ち合わせ。僕みたいに計画的に運動で痩せたんじゃなくて、食事をきちんととらずに瘠せてしまうのは40過ぎてからは体に絶対によくないから気をつけてほしいなあと。遠藤氏は僕にとっては欠くことのできないスタッフの1人ですからね。

 遠藤氏とは打ち合わせ後も、昨年11月の「ケータイ刑事文化祭」の音楽や歌についてなど突っ込んだ感想を求められたので、ぼくも忌憚なく素直に意見を述べ歓談。なかなか楽しい時間だった。帰りに見逃していた「アポカリプト」を借りて帰るも観る時間がなかった。

 遠藤さん、身体が財産ですよ!くれぐれも身体を大事に。

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2008年1月 6日 (日)

初仕事は横浜高校グラウンドで多村選手PV撮影

 朝早くから起きて、横浜高校の長浜グラウンドへソフトバンクホークス多村仁選手のPV撮影。去年の秋以降はドラマと映画のコンボが激しくって、約半年ぶりのPV撮り。

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今日から多村選手が新年自主トレ開始と言うことで、背番号6にちなんで毎年1月6日に母校の横浜高校のグラウンドで自主トレを開始する姿を撮りに行ったのです。横浜高校は妻が最も愛する高校野球のチームと言うことで、今日の撮影には特別に妻も同伴。多村選手の事務所の社長さんに、横浜高校の小倉部長なんかも紹介してもらったりしました。それにしても、高校野球の強豪チームの練習と言うのも初めて観たのですが、これが凄まじかった。多村選手に言わせれば「高校野球はまずは『根性』精神論ですから」と言っていたが、正月からあれだけ体を苛め倒すのはなかなか凄かった。プロとはまた違う迫力を感じました。多村選手の自主トレ風景は、なかなかいいカメラ位置を場所取り出来たので、普段チームの練習風景では見られないスイング時の表情とか、自主トレだからこそ入れるカメラアングルで撮ってきましたので、お楽しみに。

 ちなみに今日から配信されている多村選手のHP上のポッドキャスト映像も僕の仕事です。今日の撮影分はおそらく2月6日に配信されると思いますので宜しくお願いします。

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 自主トレは昼過ぎで終わり。午後からは神宮前で音楽の遠藤氏と去年撮ったショートフィルムの音楽効果打ち合わせの予定でしたが、遠藤から携帯に電話があって明日に伸ばしてほしいとのこと。時間ができたので、僕らは横浜高校近辺の能見台と言う海が見えたり、野口英世記念館があったりする公園を散歩して帰りました。

 帰宅後はアマゾンから届いた「地球最後の男」のDVDを観て「アイアムレジェンド」の予習。映画自体がなんか、物凄く悲しくて恐ろしくて寂しい気持ちになる映画。これが現代にどう蘇っているのだろう?

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