東京少女 岡本杏理編クランクイン
根津のロケセットからクランクイン。午前中はスピードアップで約1時間ほど予定を早めて終了。午後からは荒川の土手~水門に移動して撮影。この荒川土手のシーンはこの作品のテーマそのものを撮る部分でもあり、昨日も書いたように「光」の力が必要になってくる部分でもあったので、午前中に巻いた(予定より早く進んだ)分、時間をかけてじっくりと粘らせて貰う。予算が潤沢であれ、そうではないものであれ、撮影そのものにもメリハリを持って撮っていくことが僕は重要だと思う。スタッフワークは人間の力と自然の力の両方が混ざり合って初めて力を発揮するものであり、そのスタッフの持つ力を最大限に引き出していくためには、集中力を一気に吐き出させるような工夫が必要となってくるからだ。全てのシーンがうまくいくことは中々難しい。でも、このシーンだけは絶対にうまくいかせたい。と言う部分を脚本から読み取ることは監督の仕事においては最初にやるべき仕事の一つだと思う。
と言うわけで、今日の午後の撮影はじっくり雲待ちをして、一度撮ってもさらにいい光が来たらそのカットはリテイクまですると言う念の入れようで、それぞれのスタッフが拘りを存分に満足させる仕事が出来て、僕自身も思い通りのカットを撮ることが出来た。荒川のキラメキのシーンはたぶん編集してもいいシーンとして残るだろう。主役の岡本杏理も見事にそれに答えてくれた。

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