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2008年10月12日 - 2008年10月18日

2008年10月16日 (木)

ジョージ・A・ロメロ ダイアリー・オブ・ザ・デッド

 お昼から京橋でロメロの新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の試写。忙しかったせいで映画を観るのは久しぶりだ。で、このロメロの新作は「ブレアウイッチプロジェクト」のようなフェイクドキュメントホラーであることを宣伝にしているけど、あくまでフェイクドキュメント風であって、映画は極めてオーソドックスな直球のロメロゾンビ映画であった。ドキュメント風と言うのは、カメラが1人称なだけで、冒頭からいきなりゾンビが人を食うところをどーーんと見せてしかも警官がガンガン拳銃撃ってゾンビを次々と倒していくから、もうこれはロメロ映画以外の何物でもない始まり方をする。で、なぜか、古典的な怪奇映画らしき自主映画を撮影している大学生のグループの場面になって、これがなぜかミイラ男が白くて長い下着姿の女を森の中で襲う場面を撮影していて、しきりに監督役の男が「怪物は走って襲っちゃいけないんだ!怪物はゆっくり動け!それがセオリーだ!」と言う至極まっとうな怪物演出をやっていて、役者役たちがそれにリアリティがないと猛反発したりするんだけど、そこに何かこうロメロの怪奇映画の哲学を感じて嬉しくなってしまった。で、いきなりラジオで街が死体に襲われていると言うニュース速報が流れ、学生たちがカメラを持ってこの恐ろしい事実をドキュメンタリー映画にしようと恐怖の街へやってくる。と言う流れになる。

 冒頭からしばらくは、このフェイクドキュメント風の単調な演出のままで人物紹介とか長々とやるのでちょっと睡魔に襲われそうになるが、最初のゾンビが現れるところからは一気。そこから拳銃VSゾンビと言うロメロの真骨頂のアクションが展開していく。今回は、拳銃に加えて弓矢だとか電気治療器だとか様々な武器が登場して、いかにゾンビたちを撃ち殺しながら逃げていくかと言うサバイバルドラマになっていくんだけど、このドキュメントタッチの画面とこの一見そっけないガンアクションが見事に相乗効果を上げて素晴らしい。特に、背中にまとわりつく子供のゾンビをアーチェリーの弓で打ち抜くと1カットで子供ゾンビが昆虫標本のように縫い付けられてしまうアクションは素晴らしい。映画自体は出口がない状況を重くさすらって歩くのだが、アクションの切れがいいのでどこか爽快感すら残る。

 ところで、この試写になぜか初老の修道女(シスター)が一人で観に来ていたのだが、あの人はどう言う興味を持って、ロメロのゾンビ映画しかもフェイクドキュメンタリーで延々ゾンビを殺戮していく場面が続く映画を見に来ていたのだろう?何か終末観的なものを学びに来たのか、それとも若い時に「ゾンビ」だとか「死霊のえじき」だとかを観て、ジョージ・A・ロメロのファンになった人なんだろうか?地味な灰色のシスター服がリアルだったんだけど、これは実に謎であった。

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2008年10月15日 (水)

東京少女 MA

 昨日は、朝から「東京少女 岡本あずさ編」のMAでしたが、朝から風邪気味で頭が痛い。MAの方は粛々と終了させ夕方に帰宅後、病院へ。この病院一応かかりつけの町医者なんだけど、週2回だけ先代のお爺さん先生が出てくる。もう齢80になろうとする先生なんだけど、このお爺さん先生に当たった日はちょっと心配だ。昨日も喉を見られて「ああ、扁桃腺が腫れていますねえ」と言ったが、僕は中学生の頃に扁桃腺除去手術していて扁桃腺はないはずなのだ。「扁桃腺はとってしまって、ないんですけど」と言うと、「え!?」と言う顔で目を白黒させている。まあ、風邪だから別にいいけど、困ったもんです。院長である息子はいいお医者さんなので、この病院に来たりするけど、父親に引退させられないもんなのだろうか・・・。妻の父親の友人もこのお爺さん先生の見立てが遅くて癌の早期発見に至らなかったとあるし。あと、このお爺さん先生にかかると、やたらに検査が増える。普段はやらない溶連菌の検査なんかもやったりするんだけど、これって医療費の無駄遣いですよね。こういうやらなくていい検査が多いから医療費、医療保険料が莫大なものになって、国家財政の負担を強いて、それが結果的に年金や健康保険料の値上げに繋がっているんだとしたら問題ではないかなと思えた。適切な検査をやって、病気を未然に防ぐことも大事だが無駄なことは出来るだけ省かないとね。僕に出来ることは、あんまり医者には行かないようにするために普段から身体を大事にするってことくらいしか出来ないんだけど・・・。

 帰って来て、メールで届いた企画メモに目を通したり連絡とったり。ものすごい勢いの忙しさだった日々も一段落で、ようやく次の映画の企画に落ち着いて取り組めそうだ。その為にも少し休んで万全な体調に戻さないと・・・。

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2008年10月13日 (月)

訃報 峰岸徹さん

080211_211201去年の秋、 「トリコン!!!」1作目と「ケータイ刑事 銭形海セカンドシリーズ最終回」と立て続けに出演いただいた峰岸徹さんの死を今朝のテレビのニュースで知りました。今年の2月にはFM川崎でも一緒に喋り、そのあと随分長い時間一緒に呑みましたが、まさかこんなに早くお亡くなりになるなんて・・・・・。お住まいが近かったこともあって、草刈さんと呑んだ時に「峰岸さんも呼ぼうよ!」と言うことになって、携帯に直接電話してお話したのが最後となってしまいました。

 峰岸さんはラジオでご一緒するときに、「試写で見ていなかったから、スクリーンで観ないで監督と話をするのは映画に失礼な話。」と、わざわざ「トリコン!!!」を渋谷の劇場にまで観にいってくれました。「トリコン!!!」のような低予算のアイドル映画でも、一緒に仕事をした人たちを大事にする人なのだなと感動した覚えがあります。

 峰岸さんのような、ベテランの俳優さんとお仕事をさせて貰い、プライベートでもお話をさせてもらいながら、昔の俳優さんのお話や映画界のお話を聞けたことができたことは僕にとって掛け替えのない財産になりました。明るくて、男気があって素敵な峰岸さんとたった2本ですがお仕事させて貰えたことを誇りに思います。

 折角、昨年出会ってこれからたくさん仕事をしたり、遊んだりしたりしたかったのにそれは叶わぬこととなってしまいました。とても寂しい気分です。

 ご冥福をお祈りいたします。

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2008年10月12日 (日)

MA&舞台挨拶

 昨日は朝から「女子大生会計士の事件簿 7話 角川をかける少女」の音楽と効果入れ&サウンドミックス。この7話は、かなりシュールな展開に転んだ久々に僕の個性が満載になった回だと思います。映像はもちろん、音楽効果もかなり凝りまして、「ケータイ刑事シリーズ」のファンの方たちにもちょっとしたプレゼントカットもあります。このちょっとしたプレゼントカットを作る為にプロディーサーほか多くの人の手を煩わせてしまいましたが、そのおかげもあって楽しい作品となりました。どういうプレゼントカットかは来月の放送をお楽しみに。ちなみに、昨日「しあわせのかおり」が公開を迎えた三原監督にも、僕の脚本作「川口浩探検隊」ネタで演じてもらった謎の男の役を再現してもらったりしています。と、言うわけで相当にクレイジーなノリで作ったのですが、僕としてはかなり満足のいく仕上がりとなりました。

 「女子大生会計士の事件簿」は、結局3本撮りましたが、3本ともにそれぞれ自分で決めた、メロドラマ風、経済サスペンス風、シュールコメディ風と、それぞれ全く別の演出で撮ることが出来て、いろいろ大変で途中倒れたりとかもありましたが、本当に楽しい仕事になったと思います。昨日のMAで「女子大生会計士の事件簿」の僕個人の作業はオールアップ。この仕事に呼んでもらえたことをアンドリウ氏に感謝しつつ、自分のわがままを聞いてもらった多くのスタッフの人たちにもお礼を申し上げます。原作者の山田さんはじめ、特にこの7話では、格別のお世話になった角川書店の方たちにも感謝します。

 このシリーズで、小出早織ちゃん竹財輝之助君たちがさらに飛躍できることを祈って、アディオース!

 と、「女子大生会計士の事件簿」完成の余韻に浸る暇もなく、MA終了と同時に音楽の遠藤と「東京少女 岡本あずさ編」の音楽効果打合せ。いったん帰宅して、夕食をとり、着替えて夜は「トリコン!!!リターンズ」の舞台挨拶。短い時間だったので、僕が彼らに話したかったことの半分も伝えられず残念。ちょうど、前作のクランクインから1年目だったので、いろいろ思うところもあったのだけど、また会う機会もあるでしょう。今回はDVD発売イベントとかもあるようなので、そちらで真面目な話も少しはしようかなと思っております。

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