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2008年11月30日 - 2008年12月6日

2008年12月 6日 (土)

「殺しのはらわた」 活劇の魅力 準備

 Pc060196 本日から吉祥寺のバウスシアターで始まった篠崎誠監督の「殺しのはらわた」上映期間中に「活劇の魅力」と言うお題で、篠崎監督、塩田明彦監督と三人でトークをやるこちになったんだけど、その時に上映する映画の段取りで桜新町のコムテッグと言う篠崎君の事務所へ行く。この事務所は、「スパイ道」の準備の頃に良く通っていて、世田谷のはずれなんだけど中々趣のある小路などがあって、当時から散歩するのが楽しかったので、早速買ったカメラを片手に歩く。

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Pc060204 一歩出ると喧騒の246が待っているのだけど、路地を一歩はいると写真のような稲荷神社があって楽しい。

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 ただ、事務所へ着いての作業は色々問題あってその場では出来ないので、篠崎君とざっと打ち合わせをして家へ帰って作業を進める。この日のトークはかなり面白くなりそうなので是非お越し頂きたいと思います。

 以下、イベントの詳細です。

『殺しのはらわた』上映スケジュール

http://www.boid-s.com/information/408.php

■「恐怖と活劇」「活劇の魅力」トークショー

『殺しのはらわた』『留守番ビデオ』の上映とともに、その2作によって探究されている“活劇”“恐怖”を語りつくすトークショーを、計7回(13日オールナイト上映時も含む)開催。各回ごとに豪華ゲストが招かれ、「恐怖と活劇」あるいは「活劇の魅力」というテーマで、参考上映をふまえながら篠崎とゲストが毎回たっぷり1時間トーク。映画におけるジャンルに囚われない“活劇”と“恐怖”のあり方が浮かび上がるものになるはずです。

ゲスト陣:黒沢清、柳下毅一郎、高橋ヨシキ、塩田明彦、佐々木浩久、万田邦敏、西山洋市、青山真治、藤井仁子、高橋洋、鶴田法男、山根貞男(日程順)
※その他、公開初日には俳優の唐橋充(『殺しのはらわた』)、川野直輝(『留守番ビデオ』)と篠崎誠監督による舞台挨拶&トークあり。

■レイトショー・スケジュール 連日21:00スタート 
※『殺しのはらわた』『留守番ビデオ』は全日上映 
※トークは上映終了後からになります

6日(土)+舞台挨拶&トーク【ゲスト:唐橋充、川野直輝】
7日(日)+『霊感のない刑事(長尺版)』上映
8日(月)+トーク「恐怖と活劇」①【ゲスト:黒沢清】
9日(火)+トーク「恐怖と活劇」②【ゲスト:柳下毅一郎、高橋ヨシキ】
10日(水)+トーク「活劇の魅力」①【ゲスト:塩田明彦、佐々木浩久】
11日(木)+トーク「活劇の魅力」②【ゲスト:万田邦敏、西山洋市】
12日(金)+トーク「活劇の魅力」③【ゲスト:青山真治、藤井仁子】
13日(土)+『忘れられぬ刑事たち』上映
  ※レイト後、23:00よりオールナイト上映あり(ゲスト:高橋洋、鶴田法男)
14日(日)+『霊感のない刑事(長尺版)』上映
15日(月)+『ハメルンの笛吹き』上映
16日(火)+『刑事のいけにえ』『やくざハンター』上映
17日(水)+【篠崎誠短編作品集】(4作)上映
18日(木)+『霊感のない刑事(長尺版)』 
19日(金)+トーク「活劇の魅力」④【ゲスト:山根貞男】

■料金
一般・学生:¥1,500  バウスシアター会員:¥1,000(当日券のみ)
3回券:¥3,000(オールナイトには使用不可)
※3回券は上映終了までバウスシアター窓口で販売します。(限定50セット)
3回券は11月8日(土)より発売開始!

 

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E300

 メインPCの状態がようやくわかって、修理屋さんから連絡が来たんだけど、やはりOSが起動しなくなった原因の一つは大量にDLしているソフト同士の干渉が原因らしいんだけど、結局それもメモリーが不良なので起こったと言う。4Gのメモリー全てを取り替えなくては同じ現象がまた起こるでしょうということだった。メモリーを換装すればすぐに治るのだけど、購入して1ヶ月あまり、一応このメモリーには永久保障がついているので購入したところで新しいものと換装して貰ったほうがいいと言うことになる。それでもデーター救出費として結構な値段をとられることになってしまった。データー救出の後メモリーはそのままで一旦送り返してもらい、新たに元へ送ることに。ちょっと予想外の出費だったが、購入元に相談したときはOS初期化すれば直るということだったのだけど、それでは元のPCから引き継いだ大量のデータが消失してしまうことになるので、データサルベージは必要な作業であった。企業の事務用PCのデータサルベージ料金が10万近くとる会社もあるから、まあそれに比べればかなり良心的かな。

 と言うわけで、まだ数日は遅い遅いサブマシーンを使わなくてはいけない。遅いと言っても数年前はこのスペックでやっていたわけだから慣れればいいんだけど、もともとせっかちな僕にとってはイライラすることが多い。後数日の我慢だなあ。

 ところで最近オリンパスE 300と言う既に発売中止になったデジタル一眼レフカメラを中古で購入以来写真にはまっています。僕は映画と野球しか趣味がないし、映画は趣味と言う範疇では中々見られなくなっているので写真撮りは中々楽しい。フィルター、交換レンズなども激安でオークション購入し、PCで現像と同じ処理を行って勉強していますが、35ミリのフィルムで撮る時の様なレンズワークの勉強にもなっています。やはり映画からは離れられないようで・・・。

 Pc050189 これは勉強中の写真。人形をアイドルを撮る様に望遠レンズを使って撮ってみました。なんでオリンパスE300と言うカメラに惹かれたかというと、このもう発売していないE300と言う機種が、コダックのカラーを一番再現できる、ナチュラルな色ではなく色が強調される機種であると言う記事を読んだからです。デジタル一眼レフの現行の多くの機種はリアリズム再現のためにナチュラルカラー重視になってきているらしいんですけど、このE300と言うカメラは色の表現が独特らしいんですね。これを使って、もっといろいろ写真を撮ってみたいと思うし、それが仕事にも生きてくればいいなと。いや、別に自分でカメラをやりたいと言うより被写体を如何に魅力的に撮るか趣味を兼ねながらの勉強と言うわけです。

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2008年12月 3日 (水)

明日、踊ろうぜ

 昼から3時間弱オズで一瀬さんとライターとを交えてホラー企画のブレスト。二転三転しながらローリングストーン、誰もが見たことのないような映画を造ろうぜと言うモチベーションはあがる。

 打ち合わせ後、脱兎の如く駆けて池袋文芸座へ向かい、マキノ雅弘特集の「阿波の踊子」を観る。前半は、脳内が打ち合わせモードから中々切り替わらず映画に入り込めなかったけど段々引き込まれ「明日、踊ろうぜ」の連鎖的なメッセージシーンと、その後に来る怒涛の阿波踊りアクションシーンで完全に理性を持っていかれた。それくらい素晴らしいモブシーンだった。今村昌平の「ええじゃないか」も同じような踊りアクションが展開するが、到底「阿波の踊子」には適うまい。これこそ観るもののエモーショナルを掻き立てる素晴らしい映画表現だ。同時に、主人公も含めたメインの登場人物たちの浮遊感が素晴らしい。どこからか来て、どこかへ去っていく。彼らは本当に生きていたのか、存在していたのか?まるで「荒野のストレンジャー」や「ペイルライダー」のガンマンたちのような浪人たちの存在のような浮遊感、それと怒涛の踊りのアンサンブルが感動を呼ぶ。

「明日、踊ろうぜ」これはしばらく脳内から離れない素敵な合言葉になりそうだ。

 まあ、それにしてもマキノ特集だからと言うことではないが、「次郎長三国志」のリメイク版の予告が流れていたが、もうこれは本当に現代に時代劇が出来る役者はいないのではないかと言う絶望的な気持ちになってしまうからやめておいたほうがいい。登場人物紹介カットの誰一人として魅力的でないのは、予告編で選んだカットが酷いものばかりだったと信じたい。本編を観ていないので映画そのものの出来はいいのかもしれないけど、少なくてもマキノ特集の間に観てしまうと絶望感だけが残ってしまうこととなったのは確かだった。昼間の打ち合わせ中に「砂の器」の話をちょっとした時に「もうああ言う俳優がいない(加藤嘉さんの話だったと思う)」と言う話題になったが、俳優の質以前に現代の日本人の顔に何か決定的な魅力がなくなったと言うことなのか?とも、思うがニュースなど見ているとまだまだ政治家や犯罪者の中には素晴らしいキャスティングになりそうなの人もいるので、これは我々も大いに考えなくてはいけないところだと思う。

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2008年11月30日 (日)

マジ当てはいかんでしょう

「映画秘宝」の谷垣健治君のエッセイを読んでいたら最近日本の現場で「マジ当て」をやっている現場があって、スタントマンの鼓膜が破れたり骨折して病院へ運ばれていることに随分と憤慨していたが、これは怒ってあたりまえだろう。谷垣君はドニー・イエンやサモハンのもとでアクションコーディネイトを長くやっていたから「ここぞと言う時の一撃」が本当に当たってしまうのは仕方がないし、それを怪我をしないように避けるのもスタントマンの技術であると書いていたが、僕が「発狂する唇」や「血を吸う宇宙」で組んだ熊欣欣(ホンヤンヤン)もシュッチュンワイも、決して「マジ当て」はしなかった。むしろ、どうやって本物のように当てているかと言う「ウソ」を上手につくのがプロフェッショナルの仕事であって、これは谷垣君も書いていたが「本当に当たっていても撮り損ねたら何にもならないからちゃんと撮れよ」と言うのは正しい。

 僕の次回作も「いかに本物であるかの嘘をつくか」がテーマであるが、だからと言って人間の口の中に本当に刃物を差し込んで脳天から突き出せたりだの、身体の中で蛆虫を培養させてみるだのと言うことを本当にしようとかは全く思わない。

 映画には本当にそこにあったかのように見える嘘や、鈴木則文の映画のように嘘を嘘で固めていく方法も両方あって、本当にいろいろな映画があると思うんだけど、人の命をわざわざ危険にさらしながら撮っても誰も幸せにはならないと思う。

 昔、O林さんという大先輩の監督が「僕の映画関わってしまった全ての人が幸せにならないと僕は嫌なんです。僕の映画に関わった人が一人でも不幸になってはいけないんです」と言っていた。それは本当にその通りだと思う(これはある映画でロケハン中の食事に入った蕎麦屋で突然ロケをしたいとこの監督が言い出し、スタッフが交渉したところ断られた時に言った一言。で、なんとかロケ交渉に成功したところ、営業時間始まる前に撮影終わると言う約束が大幅に破って結局朝まで徹夜ロケをやって、この蕎麦屋を不幸のどん底に叩き落しのではあるが)

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