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2008年12月21日 - 2008年12月27日

2008年12月27日 (土)

映画論講義

映画論講義 Book 映画論講義

著者:蓮實 重彦
販売元:東京大学出版会
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去年、映画と批評についてちょっと考えてみたことがあったけど青山と蓮實 重彦の対談の中にひとつの方向が書かれている。これからの世代は批評なしに映画を撮り続けていかなくてはいけない。これは大変な冬の時代が始まるぞ。と、これは3年位前の対談だけど、残念ながら青山の予想は当たってしまったことになる。

 客の目線で語る批評なんてのは必要なんだろうか?それは単なる取り捨て可能な情報のひとつに過ぎない。僕は大学時代、蓮實 重彦の「炎のごとく」(加藤泰)と「野菊の墓」(沢井信一郎)の批評を読んで自分の映画の観方が間違っていなかったことを初めて知らされた。それは本当に目から鱗が落ちた瞬間だった。映画を見つけることの素晴らしさ。自分で映画を発見することの喜び。同時に、批評が作家へ影響していく瞬間。少なくても80年代の自主制作映画やピンク映画には批評と作家が呼応しあうような刺激的な作品が数多く生まれた。そこには批評を読むことで新しい発見を常にしないといけないある種の緊張感があった。僕は黒沢清組の助監督を10年ほどやっていたが、この組では映画的知識と同時に一定以上の知的想像力がないとスタッフは監督から「次からは連れて来ないで」と言われてしまう緊張感があった。批評も一緒だ。ある一定程度の知識や文章能力、さらに映画体験なしに映画を批評するのは本当にやめていただきたいなあと思う。

 かつて「映画秘宝」がムック本だった時代に、「映画評論家一般知的能力テスト実施」という企画があったが、是非これを実現化させて欲しいものだ。

 何はともあれ、ハスミ入門本としても新しい映画について随分語られているのでこの本はお勧めです。

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忘年会

 昨日は午後から広尾で打ち合わせ。夜は渋谷で鈴木浩介忘年会。鈴木浩介忘年会はもう何年も前から参加していますが、もともと大型人数で業界の人たちが結構集まる忘年会だったので、最近はいろんな俳優事務所やBsi関係者の忘年会も兼ねることが多くなって来ているみたいです。なので、懐かしい人々と久々に会ってお話と言うことより業務連絡みたいなことも多く、僕も会場で脚本家のKJを探して話をしたり、「東京少女」のスタッフから印刷台本や正月明けのスケジュールを貰ったりと慌しい感じでした。僕自身は最初は「女子大生会計士の事件簿チーム」の席みたいなところにいて、そのうちうちの奥さん、水木薫さん、吉行由実さんといった美熟女チームの席に行って三原監督をいじって遊んだりしていました。忘年会自体は22時には解散で皆はアンドリウ氏の本拠地下北沢に移動して二次会となったようですが、僕らは一次会で引き揚げました。本当はしばらく二次会と言うものにも最近は出席していないので行ってみたかったけど、今年はこれで仕事が終わるわけではなく、28日に衣装合わせ、30.31も打ち合わせなので体力を考え帰宅することに。今年はまだまだ暮れません。

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2008年12月26日 (金)

瞼が

 昨日から下の瞼がひくひくして痙攣しっぱなし。疲労ですかね。夏~秋の超多忙のツケかなあ。今日はプロットを待ちながら、「東京少女」のスタッフと電話で何回もやり取りして、開いた時間に少しでもストレスを取り除こうとジムへ行って汗流したりプールでトレーニングしたけど結果は変わらず。いまもヒクヒクしております。瞼が痙攣していると集中力がなくなって映画とかは観る気になりません。早く治らないかなあ。今日の夕食は鮭と三つ葉のちらし寿司とさつま揚げと水菜のサラダとヘルシーにまとめました。

 そう言えば黒川芽以ちゃんが大杉漣さんの「ZACCO」に1月から移籍するそうですね。偶然と言うか、大杉さんとは20年以上のお付き合いがあって、僕の本当のデビューは大杉さんが主演の関西テレビのドラマなんですよねえ。大杉さんとは「発狂する唇」以降はご一緒していませんが、そういえば銭形泪の時に大杉さんにやって欲しい役があって、もう少しでキャスティング出来そうだったんだけどスケジュールが合わなくって実現できなかったことがありました。あれが実現していればなあ。僕の中での大杉さんは完全に「いっちゃった」芝居してくれる時の大杉さんが原点で、かつての黒沢清組や僕の作品での大杉さんの狂った芝居は中々テレビでは見られなくなりましたが、興味ある方は黒沢清監督の「地獄の警備員」と言う映画を是非ご覧ください。僅かに毛の生えた諏訪太朗さんとかも拝めます。「ZACCO」のチーフマネージャーの渡辺裕子さんは、昔「現代製作舎」という事務所にうちの奥さんが所属していた時に随分お世話になった人でもありますから不思議な縁を感じます。益々頑張って欲しいですね。

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2008年12月25日 (木)

クリスマスイブにロケハン

 朝からメインスタッフと共にロケハン。クリスマスイブだったので都内ロケハンは車両が混雑するかなあと思ったけど以外にスムーズに回れた。夕べ夜中に脚本の直しも届いたので、直接持ち込んでそのままコピーしてもらいロケハンは決定稿を持ってやれてよかった。今回は脚本の狙いがはっきりしているので指示を出しやすかったから、どんどんやりたいことを伝えロケ場所では芝居の動きまで大体まで把握。予定より早くロケハンは終わり、午後から赤坂へ戻って美術打ち合わせ。こちらもスムーズに終わる。美術や衣装はもう何本も一緒にやっているからチームワークがいい感じ。やはりこちらが具体的な指示を出せている時はスムーズです。職人スタッフはこちらが曖昧な対応しているとどんどん突っ込んでくるから、これをうまくやりとりして処理していかなくては行かない。映画の場合はもう少し時間があるから、お互いに悩みながら案を出していくと言うことも出来るのだけど、テレビドラマの場合は美術打ち合わせで殆ど全ての演出プランを具体的に披露しなくてはいけないから大変でもある。溝口健二のように「それはあなたが考えてください」と言うようには行かない。

 帰り際にドリマックスの小板さんからベイスターズカレンダーを頂く。今年はファン感謝祭へいけなかったからこれは感謝。買えば1200円はしますし、我が家は毎年買っていましたから。

 美打ち終了後は家へ帰って妻と2人でクリスマスイブのホームパーティ。今年も無事にイブを迎えられたことを神と今年も僕を支えてくれた全ての人々に感謝する。

 

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2008年12月23日 (火)

暖→寒へ一気に

 昨日は朝から暗くなるまで終日ロケハンだったのですが、とにかく午前中の暖かさと午後からの急速な気温低下にすっかりやられてしまいました。ロケハンは東京の東から西を1往復半ほどしながら公園を見て歩いていたんですが、最後の新木場公園に着いたときはもう冷凍庫の中にいるような寒さ。朝出かける時は、かなりな薄着だったので心底冷えました。「東京少女」のロケハンと言うのは中々難しくって、「東京」と言うものをどう捉えていくかを考えながらロケハンしなくてはいけない。単に東京の名所が写っていればいいやってものではなく、日常の中の「東京の風景」をどう切り取っていくのかってのもテーマになってきます。

 これは「東京少女」ではないですPc210228 が、「川崎」の僕の住んでいる近所の風景です。

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2008年12月22日 (月)

北国の帝王

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「ドカベン」+「北国の帝王」が「学校の階段」を最初に企画した時に目指した映画でした。長年待ち望んでいたけど遂にソフト化!

さて今日はロケハン行って来ます。

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2008年12月21日 (日)

週末

金曜は成城でレッスンやってから打ち合わせを経て、中華街へ。「東林」と言う、丁度横浜スタジアムの1塁側入場口に近い路地からまっすぐ言ったところにひっそりとある店へ。大体僕は中華街へ行く時は、関帝廟通りにある「大新園」と言う店へ行き「焼きワンタン」や「つけワンタン」で老酒と言うパターンが多いんだけど、今日はまた特別な日だったので「東林」へ。ここの売りはなんと言っても「化学調味料ゼロ」で、日本人にも優しい味、値段も優しいけど中々美味しいというところでしょうか?最初に出てきた、濃厚なふかひれスープの上にメレンゲがびっしりと浮かんだ「ふかひれスープの淡雪仕立て」がメチャクチャ美味かった。口に入れると解けてしまうメレンゲと濃厚なスープとかなりな量が入っているふかひれの食感がたまりません。次いで「渡り蟹の卵いため」も注文しましたが、これがまたふわふわの卵と共にすすり上げる白くて甘い蟹の身が老酒に合います。しかし、年齢のせいなのかもうそんなに食べられませんね。この前に前菜の盛り合わせ、この後に青菜炒めを食べたんだけど、もう炭水化物は受け付けず、炒飯も焼きそばも注文しないで帰ってきてしまいました。若い時はこんな量ではすまなかったけど、年齢相応に食べる量も調節されているのかな?最近は多少高額でも美味しいものをちょっぴり食べられればいいやと言うのがモットーです。財布との調整がうまくいっているわい。

帰ったら、プロットと脚本の直しが同時に届いていて、まず土曜に打ち合わせのあるプロットから読み始め、その日は深夜までいろいろ考えました。

土曜はそのプロットについて打ち合わせ。そろそろこの企画も正念場。帰ってから「東京少女」の脚本を読んで、月曜の監督ロケハンについて製作部と打ち合わせ。今年は仕事納めって奴がないまま暮れて行きそうです。

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