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2009年11月

2009年11月30日 (月)

ラジオ

書き忘れていましたが、今日はこれから川崎FMで「岡村洋一のシネマストリート」生ラジオ出演です。14時から生出演ですが、22時から再放送もあります。

http://www.kawasakifm.co.jp/index.html

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昔の川崎を楽しみながらブラームスを聴く

 脚本の上がりが遅れていて、他にもいくつか僕の手から放れて「上がり」待ちになっている案件がいくつかあって、いくつか観たい映画もあるけど中々落ち着いて観賞する気分にはならないので、チケットを戴いていた「川崎市民交響楽団」のコンサートを妻と共に川崎の教育文化会館まで聴きに行く。題目はブラームスの「ハンガリー舞曲」と「バイオリン協奏曲」それに「交響曲第3番」だった。ブラームスは演者によって重苦しくもなるし、メロディアスにもなる作曲家で聞くぶんには楽しいけど、演奏するにはこれほど難しい作曲家はいないそうだ。昨日の演奏は基本的には市民交響楽団なので、物凄い演奏を期待していたわけでもなく、素人の僕の耳にも多少の音のずれなども感じたりするものではあったけど、生のフルオーケストラのアナログな音は素晴らしかったと思う。最近は耳にする音の9割はデジタル化されたものばかりで、やはりホールの中の空気を振動させて伝わる楽器の厚みある演奏はデジタルでは得られない豊かさを感じた。

  ところで、昨日は時間より早く開場に着いてしまったので、川崎教育文化会館大ホールの隣にある「川崎球場」の跡地に数年ぶりに訪れたが、あの川崎球場の照明灯はいまだに立ったまま。スタンドは取り外されてグラウンドだけは残っていたが、昔大洋ホエールズの本拠地だったころの名残は充分に残っていた。この照明塔は小津の「秋刀魚の味」にも出てきますので見たことがある人も結構いるんじゃないでしょうか?ついでに、そのそばにある川崎の競輪場内もちょっと歩いてみたけど、こちらも古くてスタンドは鳩やカラスの糞だらけで、この日はなんかイベント会場になっていたけど、極めて昔の川崎を感じさせる場所だった。

 終わってから鎌倉の友人たちと駅近くにある川崎の大衆酒場で語り合って帰宅(今日の演奏会のメンバーが鎌倉のメンバーの一人だったのだ)。この大衆酒場は川崎らしく、朝8時半から営業している飲み屋件定食屋のようなところで、しょっちゅう旅番組やグルメ雑誌にも取り上げられている店だが、やはり美味しかった。こういう店で呑むとチェーン店で呑む気には益々なれなくなる。

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2009年11月27日 (金)

演劇企画集団THE ガジラ 公演 「大人の時間」

 昨日は風間杜夫さんのお誘いで 演劇企画集団THE ガジラ公演「大人の時間」を吉祥寺シアターで妻と観賞してきました。映画と違って、相変わらず演劇観賞眼は僕は素人だと思うのですが、昨日の芝居は2時間緊張感を保って、演劇らしい臨場感溢れるダイナミズムに満ちた、社会派サスペンス劇で非常に面白かったです。特に風間さんと、有薗芳記さんが素晴らしかった。風間さんのお芝居はコミカルなものを最近見ていたので、昨日のような重たいシリアスなものだと、余計に巧さが光りますね。そして確かに重たいのですが、その中にちょっとほっとする瞬間もあって、芝居の奥深さを知ることが出来ました。でもやはり演劇はこれくらいに斬新で、確りと作り込んで欲しいですね。映画やドラマで出来ることを演劇で見せられるのが一番つまらないし、僕が一時期演劇から足が遠のいてしまったのは、メジャーな映画で本当はやりたいんだけど予算がないから舞台でやってみました。みたいな演劇を何回も見せられた経験があったからなんですよね。それに比べて昨日の「THE ガジラ」はまさに演劇的な空間と俳優の芝居と台本、それに音響効果で、今の現代の闇の部分を社会派的なテーマと共に描いていて、演出も本当に素晴らしかった。

 まだ29日まで公演やっているので、お時間あれば是非観に行ってみてください。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/

 公演後は、風間さんや舞台関係者の人たちと近くの沖縄料理屋で呑みました。途中から渡辺えりさんや阿佐ヶ谷スパイダースの方たちも加わって、盛況な呑み会でした。妻は渡辺えりさんとは野田秀樹さんの舞台で共演して以来の再会を楽しんでいたようです。

 しかし・・・再会と打つと最下位と一発変換されてしまうのは悲しい。来年は頑張れよベイスターズ。

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2009年11月23日 (月)

目標

 1年間続けてきたレッスンが佳境を迎えようとしている。ここまでゼロから叩きあげてきて、じっくりじっくり基礎を固めてきた内容のものから、ある一つの目標に向かってのものに変わったのだ。人生には何度かの山場があって、当然谷もあるわけですが、まず彼女が最初の山を越えられるかどうか、我々はそこの目標に向かって挑むことになったわけです。とは言え、あまり肩の力は入れ過ぎず、まずは基本の中の基本からをこの間は確りとミーティング。それは役者さん自身がどうやってキャラクターを把握して、それを表現して行くのかと言うこと。演じる人自身がキャラクターを把握していないと、芝居の中の一挙手一投足が変わって来ますからね。芝居の巧い下手ってのは、パイロットの航続距離みたいなもので確りと基礎を固めておけばなんとかなっていくと思いますが、その次にいかに人の心を動かす芝居ができるかどうかと言うのは俳優のキャラクター把握が確りしていないと何も出来なくなるのだと思います。特に舞台の場合は、映像と違ってカット割りだとか編集で芝居を再構成していくことが出来ないですし、純粋に観客は俳優の芝居だけを見て感動したり笑ったりしますからね。キャラクターを把握するということは、一方で人間把握力でもあります。台本に書かれている役柄、人物像を生きた人間として肉体で表現させていくのか?その最初の一言からそれは全て表現されていくものだと思います。

 とにかく、野球の監督の言葉ではないが「やるのは選手」ですから、今回もやるのは彼女自身。最後まで悔いのないように闘って行くことを我々としては愛情を持って厳しくサポートして行くことしか出来ませんが、そこに関しては頑張ろうと思っています。

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2009年11月19日 (木)

大船散歩

  今週で閉店してしまう大船の「映画館」と言う飲み屋に妻と行って来ました。「映画館」は数年前までは鎌倉の駅のホームから見えるような場所にあったのですが、再開発の影響で大船に越してきていたんですが、それも今週で閉店することになってしまいました。映画館のマスターの荒井さんとは、春先に鎌倉でベイスターズファンが集う会で知り合って、店には今年からちょくちょく顔を出していたんですが、ちょっと寂しいですね。僕は、いま1本鎌倉を舞台にする映画の企画を進めていて、この店には地元の映画通の人や趣味人がたくさん集まるので、いろいろ有意義な情報を貰っていたので仕事の面でもちょっと残念です。荒井さんは、何より鎌倉なので小津を愛していて、昨日も僕らが行くと「秋刀魚の味」のサントラかけながらサントリーでハイボールを飲ませてくれたりしました。鎌倉の伊藤さんも中原昌也の「スコモリモフスキ」との対談コピーを持ってきてくれたり、ここの人たちは60過ぎているのにガチで映画の話が出来るので楽しかった。なくなってしまうのは本当に勿体無いですね。僕ら夫婦は外に呑みに出かけることは殆どないので、ここがなくなくなると全く外呑みはなくなってしまんじゃないかと思います。

 さて、この『映画館』に行く時に最近必ず立ち寄るのが、『鳥恵』と言う大船商店街の外れにある居酒屋です。隣が市場の鳥肉屋さんということもあって、焼き鳥が非常に美味しいのですが、湘南で獲れる魚もたくさんメニューにあってこれがまた非常に美味い。グルメサイトには殆ど名前が出てこない店ですが、開店前には必ず開店待ちの人が並ぶ、地元の大人気店で、神奈川県ではおそらく一番美味い鳥肉や魚を安い値段で食べられるところでしょう。お薦めは白魚をかき揚げにして、塩味で食べる白魚の天ぷら、鳥の出汁でとった暖かいスープの中に豆腐を入れてわさびとノリを薬味に食べる「鳥恵」豆腐が美味しかった。あと、腰越で獲れたての生しらすを生姜醤油で食べたのもお酒の肴には最高でした。中々予約もとれない店ですが、湘南方面に行った場合には是非お薦めのお店です。当然安いです。 

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2009年11月17日 (火)

母なる証明

 久々に映画へ行く時間が出来たので妻と川崎チネチッタでボン・ジュノの「母なる証明」を観る。「殺人の追憶」は結構楽しめたけど「グエムル」は人が言うほど僕は面白くなかった。今回の「母なる証明」もそうなのだが、描かなくてもいい部分を力を込めて描いているようなシーンが散見される気がする。カットに力はあるし、俳優の芝居も含めて描写力は優れているものの映画全体として観ると余計な部分があって逆に物語の印象が薄くなってしまっていると思った。「グエムル」も「母なる証明」もそういった意味では脚本力が弱いのではないだろうか。まあそれも映画としてはありなのだと思うけど、何か自分としては物足りなさを感じた。でも悪い映画はない。こういうエンターティメントと芸術映画の境目にあるような映画はもっと日本映画でも創られるべきだし、観たいと思うが、今一番成立しにくいものでもあろう。青山真治なんかはこの境界線を縦横に移動して量産すべきなのだと思うのだが市場が寡占化している現在なかなか難しいことだ。それにこういう映画こそ低予算じゃあんまり意味ないしね。低予算といっても、「発狂する唇」だとかあの時代の低予算とはいまの低予算は比べ物にならないものになっていまいますからね。

 チネチッタは午前中の回から総合チケット売り場には相当に人が並ぶけど、殆どが初老の~老人の人たちだ。僕が若い頃は平日の昼の客と言えば大学生か、仕事をサボる営業マンたちだった。しかし今は年配の女性が圧倒的に多い。映画館が『三越化』しているのだなあ。観客のターゲットをこの老人たちに絞る企画が増えてきているが、昼間のシネコンの番組は日本映画と韓国映画が多く、男性向けのアメリカアクション映画など1本もないが、ちょっと映画の行く末が心配になって来る。

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2009年11月15日 (日)

歯医者で苦しむ

 昼前に歯医者へ行く。今日は、ブリッジをあてがう歯を削って頃合の大きさにする予定だったが、歯を削っていくうちに隣の歯が軽く虫歯になっていることが判明し、まあこれくらいなら麻酔かけなくて大丈夫でしょうと、麻酔かけずにその歯も削り始めたらやはり痛くって、「マラソンマン」状態になり、途中で麻酔を打ってくれたのだけど、今日に限って麻酔の効きが悪く、削るたびに痛みが脳に響く。その度に麻酔注射を打つのだけど、結局麻酔が効くまで作業は中止になるので、結局全ての作業を終えたら2時間近くかかっての治療となってしまった。頭も麻酔の打ち過ぎでぼうっとしてしまい、映画などいくどころではない。本当は「アンナと過ごした四日間」を観に行こうと思っていたのだけど、やめてとぼとぼ家へ帰る。しかし、長年方って置いた結果がこんなことになるとはね。今年は歯医者地獄を味わっています。なんとか今月中には終わりそうなんだけど・・・。

 

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2009年11月14日 (土)

今週は

 またまた更新滞ってしまいました。

 今週は脚本待ちが一件あって、プロット修正が1本あるだけなので比較的のんびりできるのかなあと思って、映画を見に行く計画などもたてて、月曜は妻の両親を連れて上野まで遊びに行って寿司を食べたり晩秋を満喫する予定だったのですが、突然連ドラ8本分のプロットを書かなくてはいけなくなり、昨日まで外には一歩も出ないで8話分の構成を書いていました。勿論、一人で全てを書くのは大変なので、プロデューサーに原作本の内容を時間軸に従って簡略化したものを作っていただき、そこから追いかけて僕がドラマ化していくと言う作業で、3日間で8話分のプロット書き終わりました。我ながら濃密な作業でした。しかも実話殺人ものなので、結構キリキリと心が痛くなる描写がたくさんあって、この天候でだいぶヘビイでしたね。内容が本当に重たかった。

 今日は雨が小止みになったら歯医者へ行って午後からは映画でも見てこようかなと思っています。今同時に何本か書いたり、脚本待ちだったりするのですが、正直、書き始めると全ての作品に思い入れが生まれてしまうので、どれもいい形で世の中に出て行くことを祈っています。

 おかげで全く映画は観ていません。あ、昨夜市川昆監督の「幸福」と言う水谷豊さん主演の映画を27年ぶりに観たのですが、凄く奇異な映画でした。何と言うかグロテスクな部分がハイビジョンで妙に強調されて、思っていた以上に陰鬱な映画だったのですが、この手の事件ものにありがちで人間ドラマとサスペンスと市川ユーモアが妙に乖離していて、1カット1カットのクオリティは高かったんですが、妙な感じでした。横溝正史ものだと、例えば芝居がぶち切れになる編集でも音楽的なテンポで楽しく見ていられる部分があっても、昨日観た映画はその編集が芝居をぶった切ってしまって、人間と人間が会話していないかのようなそんな違和感を感じました。だから市原悦子さんの芝居とか物凄く迫力あって、そこは楽しめるんですが物語の感動には至らないんですね。結構前半は観ていて辛いところがありました。多分これは明らかな失敗作だったと思いますが、予算をかけて素晴らしい撮影、照明で意欲的な作品だったのではないかと思われますが、市川さんは本当は人間ドラマが得意ではなかったのかなと、その意欲的な撮影技術ゆえに逃してしまっている部分が映画にはたくさんあった気がして、凄く自分にとっても勉強になりました。

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2009年11月 7日 (土)

今週

 ああまた更新が滞ってしまった。もうアカウントいちいち打ち込まないといけない設定になってからココログは足が遠のきます。アメブロにもアカウント作ったまんま放置しているから、そっちへ徐々に移動しようかな。ニフティIDとココログのIDがなんで違うんだよ。ってきっとココログのアカウント作るときに自分でそうしてしまったんだろうけど、今年の春先まではいちいちアカウント変えなくてもログイン出来たのに、出来ない設定になってしまったんだよなあニフティめ。

 と言うわけで、先週末は長浦にベイスターズキャンプを見に行ったり、今週は成城でレッスンを屋外でやって、やはりロケに近い形で芝居を見ると面白いなと思ったり、その夜は六本木の「炭火焼肉An」で一瀬さんと肉の刺身を食べながら脳みそをいじくる話をしたり、脚本の打ち合わせをしたり、翌日はドリマックスに行って田澤さんとドラマの企画の話をしたり、歯医者で根っこに根管充填と言うまた痛い治療をして終日苦しんだり、昨日は夕方から夜遅くまで脚本の打ち合わせを2本濃厚に話してぐったりとなって帰宅したりと、かなり忙しい毎日で映画とか全然観ていません。スカパーで昨日成瀬の「歌行燈」を見たくらいかな。これは傑作でした。成瀬の戦前の芸道ものって、梶原一輝のように異常性格なパラノイアが芸の道を求めて強引なハッピーエンドに持っていくことが多いんだけど、映画自体が演出も芝居も濃厚な具合で本当に面白いです。

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