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2009年3月22日 - 2009年3月28日

2009年3月27日 (金)

マカロニウエスタン フィギュア

 今日、フィギュアスケート世界選手権男子フリーを見ていたら、イタリアの選手が「夕陽のガンマン」でイーストウッドがポンチョを脱いだ時の、あの皮のベストに細いジーンズのようなパンツを履いてイーストウッド型ガンベルト(腰の銃を入れる部分が下がっていない型をこう呼ぶらしい)を着けて、尚且つ服に茶色や赤のペイントを吹き付けて、泥や血が着いた様な装飾を施して出てきた。そうイーストウッドの「名無しの男」のコスプレだった。そして、踊りだすとかかったのが「夕陽のガンマン」のメインテーマのサントラ、あの「ウオッツウオッツ」と言う熱い男性コーラスが白くて涼しい銀盤に似合わない似合わない。「夕陽のガンマン」がフルコーラス終わると、今度は「ウエスタン」の優美なメロディになって、そこで優雅滑り出し、やがて「ミスターノーボディ」だか「風来坊」の曲になって、おどけてシガー吸ったり、殴り合いをするような振り付けを取り入れ、最後はもう一度「夕陽のガンマン」で終わった。つまりエンニオ・モリコーネのマカロニウエスタンメドレーで演技を全うしたのだ。

 しかしイタリア野郎の考えることって・・・会場は明らかに冷めた反応だった。だってこの男が何をテーマに演技しているのかわかるのは、かなりのマカロニウエスタンマニアだけではないかと思われるのに、フィギュアスケートの観客層とマカロニウエスタンヲタクって合わないよなあ。でもこの構成考えた奴は相当満足したんじゃないだろうか?
 ところで日本は五輪枠三枠確保できてよかったね。

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2009年3月25日 (水)

女子大生会計士の事件簿 DVD

Dvd  昨日はWBC優勝をこの目で見届けてからTBSへ。イチローのタイムリーで勝ち越せたってのはメイクドラマとしては申し分ない内容だった。でも我がベイスターズの内川のレフトでファインプレーで韓国に試合の流れを渡さなかったのが大きかった。同時にベイスターズ的には村田が当面抜けたあとの4番候補長距離砲ジョンソンが1塁守備しか出来ないので、ペナント開幕したら内川をレフトで起用できる目処がついたのも大きかった。この点では内川を一塁、外野守れるユーティリティ扱いしてくれた原には感謝したい。もし内川が日本代表に選ばれていなかったら外野守備練習はしていなかったんじゃないかと思う。

 BSiに着くと「女子大生会計士の事件簿」の豪華なDVDボックスを頂く。昨年の熱かった日々、母親の葬儀と撮影に追われた日々を思い出す。これだけおまけがついていると楽しい。そういえば、昨日甲子園で投げていた慶応高校のイケメンエース白村(はくむら)君は原作者の山田先生に顔が似ていると思った。優勝候補の慶応高校は残念ながら初戦敗退でしたが、白村君は将来必ずダルビッシュや岩隈のような人気選手としてドラフトにかかるでしょうから、覚えておいてください。白村君が日本を背負って立つエースになったら是非「教えて山田センセー」で競演を果たしてもらいたいものです。

 打ち合わせ終了後も多聞さんや浩介さんらとWBCの祝杯と称してサカスの中華レストランへ。今日はTBSのいろいろな場所でも終日WBCの話題で持ちきりでしたね。出来ればWBCだけじゃなくて普段の野球も皆に見て欲しいんだけど。特にTBSは横浜ベイスターズと言う素晴らしいチームを持っているんですから!

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2009年3月23日 (月)

WBC雑感3

 日本代表がアメリカ代表を破った試合を見たけど、アダム・ダンをライトに入れざるを得ない段階でMLBチームのやる気のなさを感じた。デレク・ジーターは頑張っていたかと思うし、4番のメッツの至宝デビッド・ライトがいるってだけで感動するけど、3番にジミーロリンズがDHで入っていたり、まあジーター遊撃で使わないとしょうがないからDHなんだろうけど、ロリンズDHなんて勿体無い。9人のポジションをまともに埋められない面子だったんからしょうがないんだろうけど・・・。先発のオズワルドの万年Bクラスのエースで、こういう投手は味方の大量援護がないと接戦に弱い。我がベイスターズの三浦みたいにね。例えば三浦が世界大会の日本代表として準決勝で投げる場面を想定すればいい。今日のオズワルドもそんな投球だった。ダンはレッズ時代から三振とホームランと四球だけみたいな、打率は低いけど出塁率だけは高いという、まさにマネーボールを絵に描いたような選手で、結構面白い選手なので好きだが、DH起用ならともかく外野守備に就かせるなんて・・・まあ、この間は捕手が外野に入っていたしとにかく辞退選手が多すぎてまともなチーム編成が出来ていない状態でWBCアメリカ代表とは言えないようなチームで、それでも無理やり開催して無惨に負けていくのを見てMLBのコミッショナーはどう思ったのだろう?少なくても僕は、異常にテンションが高い実況アナウンサーが妙に空々しく感じられた。

 と言うわけで日本は明日も韓国と試合。決勝ですって。今大会、もう5試合目。何か世界大会やっているエンタティメント性ゼロですよね。今後も世界大会を開催するなら、アメリカは本当の最強の面子を揃えないと意味ないし、同じ国同士が5回も当たるようなことは組み合わせは絶対に考え直すべきだ。と言うか、野球に世界大会は必要かなあ。日米野球の顔見世興行よりしょぼい面子のアメリカ代表なんて意味なし。せめてクラブ選手権競って世界一を決めてくれ。

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勘定合って銭足らず

 脚本直しをしていくと、直していく過程で新たにシーンを加えたり削ったりしていくと最初のプロットと辻褄が合わなくなってきて、その辻褄合わせに終始するあまりアイディアが盛り込めずちっとも面白くないものになってしまうことがあるが、こういう状況を小津安二郎は「勘定合って銭足らず」と表現した。この言葉は高橋治著「絢爛たる影絵」に出てくる。

作家の高橋治さんが助監督時代に脚本を小津に読んでもらって意見を聞くという場面。



『その意味で、小津が読んだというのは確かな手応えで、 ”驚き”に通じた。 

「上手(うま)くないね。 君のは勘定合って銭足らずだ」
『東京物語』の撮影中、隠せ、隠せと出演者にいい続けた小津の姿が咄嗟に頭に蘇った。
「大事なのは勘定が合うことなのかい。 それとも銭が残ることなのかい」

 自分の体験を脚色したものだっただけに、そのシナリオは思いいれが過剰で、確かに説明的だった。 シチュエイションとストーリーはよくわかる。 が、それが人をゆり動かすものに高まっていない。 それを小津は勘定だけはあっているといったのだ。

「映画の人物というのは、懐に、なんか刃物のようなものをのんでなきゃ駄目なんだよ。 確かに刃物がある。 それがどんなものなのか。 いつ抜かれるか。 客はわくわくしながらそれを待ってくれるのさ。 あのシナリオはあけっぴろで、腰巻チラチラさせてる女みたいだな」

 まさに袈裟がけに一刀両断だった。
「怒らないのかい」
小津はからかうように私を見た。
「おっしゃる通りだと思いますから」
 からかいの表情が小津の顔から消えた。
「・・・・・・だから、嫌だよ。 酒のまない奴は、すぐに理に落ちる」
絢爛たる影絵(p141-142)』

 今丁度、「勘定合って銭足らず」に陥ってしまったかもしれないと猛省し、次の稿でのリベンジを誓う。資料集めに帰ってから通販で大量にDVD購入。

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