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2009年9月27日 - 2009年10月3日

2009年10月 3日 (土)

ストロングスタイルのホラー映画 サム・ライミ「スペル」

 六本木のGAGA試写室でサム・ライミの新作「スペル」を観る。これが、正真正銘のストロングスタイルのホラー、しかも演出が「死霊のはらわたシリーズ」や「XYZマーダーズ」の頃への原点回帰と言うか、ちっともあの頃の演出が錆びていないところが凄い。理不尽で凶暴な悪霊に対して、最初は怖がっているのが堂々と闘いを挑み、時には悪霊よりも下品な笑顔を浮かべていたブルース・キャンベルがまるでヒロインのアリソン・ローマンに乗り移ったかのごとく、芝居が悉くブルース・キャンベルテイストなのが笑える。ネタバレになるからかけないがラスト、墓地で不適に笑って見せるその顔は「死霊のはらわた2」のブルース・キャンベルそのものだった。

 それでいて昔と違うのは脚本が丁寧になった点であろうか?かつて主人公はとことんバカキャラだったが、今回のアリソン・ローマンは現代のアメリカに社会で必死に生き抜く等身大のヒロイン設定が与えられている。あのまま銀行で働く女の子のオフィス映画としても充分成立するディティールが描かれている。でもそこにも鼻血ブー!だからなあ、いや本当に谷岡ヤスジの鼻血ブーがオフィスの上司に向かって放たれてしまうのだからなあ。ホラー表現もギャグ表現もとことん本気度、純度の高いアメリカンホラームービーだった。これだと、続編も簡単に出来そうですね。地獄界に落とされたヒロインが向こうの世界で失った片腕で悪霊軍団と戦うとかって?あ、いやでもそのまんまいけちゃう世界観なんですよ。

 そういえば、ユニバーサルのオープニングマークが70年代の「ジョーズ」の頃のままで、ロールタイトルが終わると出てくる「ユニバーサルスタジオへおいでよ」みたいな一枚絵の広告も70年代の頃のユニバーサルの映画には必ずくっついていたけど、それが再現されていました。ユニバーサル映画にサム・ライミは余程思い入れがあるのかな?

 11月6日から東宝洋画系で公開予定のようです。怖くて笑えて、観たあとは一緒に行った人と映画のネタで相当に盛り上がると思うので、是非恋人や友人と観に行った方がいい映画ですね。とにかく大勢で観た方がより楽しめると思います。

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2009年9月30日 (水)

ファイナルデッドサーキット 3D

 イマジカの第2試写室で「ファイナルデッドサーキット 3D」を観賞。

 「ファイナルデッドサーッキト」は言わずと知れた「ファイナルディスティネーションシリーズ」の4作目。監督は2作目の「ファイナルデッドコースター」を監督し「セルラー」とか、ここでもレビュー書いたこともある「スネークフライト」などと言う傑作サスペンスリラーも撮っているデヴィッド・R・ハリス。「セルラー」はともかく、結構悪趣味で魅せる壷を抑えている職人気質の監督だが、この4作目も充分に楽しめた。基本的に「ファイナルディスティネーションシリーズ」の楽しみと言うのは、いかにして不可抗力の力が人間を残酷に死に至らしめるかと言う作り手側の原初的な欲望を、いかにダイナミックに映像的な演出で見せるのか?と言うことで、ドラマ性を廃して、殺され方見本市の羅列が楽しい。3作目とか、この不可抗力の「死神」と闘おうというドラマ性を持ち込んできたりして、それが逆に映画の魅力を半減させることにもなっていたのだが、4作目は1作目への見事な原点回帰。しかも3Dで、肉片は画面からこっちへ飛んでくるは、鋭利な刃物もどんどん目の前に来るから「先端恐怖症」とかの人は観るのをやめておいたほうがいい。みもふたもないラストの小気味よさも含めて、84分と言う実に効率的なB級映画らしい物語の経済学を考えた映画だった。それを画質、音響ともに最強の「イマジカ第2試写室のデジタル3D上映」で観られたのは楽しかった。気分転換には最高の映画でしたね。「ファイナルディスティネーションシリーズ」そのものがイベント映画の要素が高いので、そこに3Dを持ち込んだプロデューサーの勝利といえるのかも知れない。基本的に3Dで観ることを前提にしたカットが多いので3Dで観ないとしらけてしまうこともあると思うので、もし劇場公開の折に両方選ぶということなら絶対に「3D」での観賞をお薦めします。

 映画終了後は、試写室で落ち合った某人と一緒に今日も目黒のラクシュミーでネパール料理を食べながらラッシー主体のカクテルを呑みながら映画の話や政治の話など。業界人同士が話し合うと暗い話も多いが、前向きな話や新しい企画についても話すことが出来たので楽しかった。世界的に経済が苦しいのは承知なので、その中でいかに自分たちの力が発揮できるが、幸いまだ我々には長年培ってきたスキルと行動力があるから遊んでいないで頑張らねば。

 

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2009年9月28日 (月)

あたふた

 先週からあっという間に1週間ですね。この1週間も成城へレッスンへ行ったり、打ち合わせあったりといろいろあったのですが、やはり待っていた脚本が上がってその脚本を読んで修正箇所をメールで送ったり、またこのうち返しが早いのでこの間他に何かすることも出来ず、何度もやりとりしているうちにどんどん日々が過ぎていく感じです。今日も1本試写を観に行こうと思ったらすぐに直しが送られて来て、見逃してしまったし、土曜日も結局映画観に行く予定がいけませんでした。こうして毎日家に篭って仕事しているとなんだか重たい気分になってしまいます。今日も集中力欠如で料理に失敗して自信をなくしてしまいました。明日は最終的な直しが上がってくると思うので、脚本提出して、「ファイナルデッドサーキット」の試写でも観て、夜は会食だから少しは気分転換になるかな?

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