« 2010年10月10日 - 2010年10月16日 | トップページ | 2011年1月2日 - 2011年1月8日 »

2010年10月17日 - 2010年10月23日

2010年10月21日 (木)

三人姉妹と言う戯曲

今日は成城で芝居レッスン。先月からテキストにチェーホフの「三人姉妹」を使っている。このテキストを持ってきたのは妻だ。チェーホフの「三人姉妹」は、それだけを活字で読むと長い台詞が延々と続いて頭に入ってこず退屈で中々先へ読み進むのが難しい戯曲である。しかし、そこに役者の口を使って芝居にしていくとあら不思議、こんなに面白い戯曲はないと思わせる。長い台詞の中の一行一行がめまぐるしく感情が変わりその感情表現をいかに気持ちを掴んで表現していくのか?しかもその方法は一つではない。役者の演じる個性によって変幻自在に変わることもある。しかし、ぼくはかつてとてつもなく退屈で長い芝居となってしまった「三人姉妹」を見たことがある。役者に表現能力がなく、凡庸な演出だとそれはたちまち苦痛に満ちた長い芝居と化す。動きも殆ど無いので、この台詞劇をいかに聞かせる芝居へと持ち込むか。役者の表情と台詞を聞いているだけでわくわくするような芝居。それが「三人姉妹」だ。一人の俳優を育ててあげていくとき、これほど残酷で腕が磨ける芝居もないと思う。今日のレッスンは見事にこれに答えてくれた形となった。

 今日は他にちょっと悔しい出来事があったが、芝居のことを考えていたら些事のように思えてきた。まだまだ頑張らなくては。絶対に面白い映画作る。

 

|

« 2010年10月10日 - 2010年10月16日 | トップページ | 2011年1月2日 - 2011年1月8日 »